エンジェル・ハート13
人情物には、ちょっと弱いわたし。
ある意味、計算された物だとはわかっているのですが、でも、好きなのです。
人情物には、ちょっと弱いわたし。
ある意味、計算された物だとはわかっているのですが、でも、好きなのです。
うーん、ドナーの家族とあってどうするというのか……というところが、自分的には理解できないのですが、そこを否定すると、物語自体がなりたたなくなってしまいますね。
しかも、感情までドナーの気持ちにひっぱられているのだとしたら……。
こういうところが、わたしはドライなのだと思います。
作家には、たとえフィクションの中の登場人物といえども、1度歩んだ人生は変えられないと思っている人と、状況に応じてテクニカルに過去を変えていける人がいます。
どっちがいいとはいえないけれど、コンスタントに完成度が高いのは、職人的な後者だと思います。
この人は、あきらかに、後者ですね。
暴走がないと、安定している分、頂上が決まってしまう感じも強いのですが。
北条 司は、上手だなぁと思いながらも、「何か」が足りないとも思う。
話がまとまりすぎて、発展していかない感じがするのかな。
今回も、そんな感じです。
だから、長期連載には向くのか。