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エンジェル・ハート13

人情物には、ちょっと弱いわたし。
ある意味、計算された物だとはわかっているのですが、でも、好きなのです。

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エンジェル・ハート12

うーん、ドナーの家族とあってどうするというのか……というところが、自分的には理解できないのですが、そこを否定すると、物語自体がなりたたなくなってしまいますね。

しかも、感情までドナーの気持ちにひっぱられているのだとしたら……。

こういうところが、わたしはドライなのだと思います。

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エンジェル・ハート11

この物語の雰囲気は、どこか知っているなぁと思っていたのですが、松田 優作の「探偵物語」1に似ているなぁと思いあたりました。

ハードな過去。そして、今は、ドブみたいな街を、その中で生きている人を愛している。
そんな雰囲気。

  1. テレビドラマの方ですね。 []

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エンジェル・ハート10

作家には、たとえフィクションの中の登場人物といえども、1度歩んだ人生は変えられないと思っている人と、状況に応じてテクニカルに過去を変えていける人がいます。
どっちがいいとはいえないけれど、コンスタントに完成度が高いのは、職人的な後者だと思います。

この人は、あきらかに、後者ですね。

暴走がないと、安定している分、頂上が決まってしまう感じも強いのですが。

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エンジェル・ハート9

北条 司は、上手だなぁと思いながらも、「何か」が足りないとも思う。
話がまとまりすぎて、発展していかない感じがするのかな。

今回も、そんな感じです。

だから、長期連載には向くのか。