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デルトラ・クエスト3 ネズミの街

これを読んで読書好きになったという子どもは、わからないでもないです。
ちょっと、浅い感じはしますけど、次から次へのストーリー展開は、やっぱり、悪くないと思います。

ただ、ここから、このシリーズ以外の次の読書に続いていくかどうかというと……。
いやきっと、続いていく子どもも、いると思いたいです。

映画化されるらしい「マーリン」の1巻よりは、こっちの方がおもしろく感じます。
「マーリン」は、好きな世界なので、2巻以降の展開に期待しているんですけどね。

どっちの物語にも共通するのは、ちょっと、キャラが薄っぺらで、ゲームっぽいことです。
で、薄っぺらいところで、ストーリー展開としては、「デルトラ・クエスト」の方が、いろいろなことがまとまって起こっておもしろいという感じです。

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デルトラ・クエスト2 嘆きの湖

1巻目読んでいた時に気になっていた「軽さ」が、2巻目ではそれほど気にならずに、それなりに楽しんで読めました。

それは、最近読んでいるのが、ミステリーとかあんまり相性があわない本が多いせいかもしれない。

まあでも、けっこう修羅場なときでも、気軽に読めるこういう本は、けっこう貴重かもと思ってしまっている今のわたし。

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山ばあばと影オオカミ

山ばあばと影オオカミ
えーと、子どもへの本の読み聞かせクラブみたいなところで、子どもに読み聞かせながら自分も読んだ本です。

もっと説明すると、多分わたしの子どもの頃からあった気がする京都新聞社主催の「お話を絵にするコンクール」の本年度の小学校中学年の課題図書に選ばれた本です。
毎年、わりとこ「お話を絵にするコンクール」のラインナップをみているのですが、けっこう絵にならないというか、絵にしにくい本が選ばれているような気がするのは、気のせいでしょうか?
まあ、子どものお絵かきクラブみたいなところで、毎年、このコンクールの絵を描かせているので、特にそんな風に思ってしまうのかも。
まぁ、最近は、けっこう描きやすい(描かせやすい)のも、2、3点あります。これも、わたしの教え方のパターンがある程度決まってきたからかもしれません。

で、いろいろある課題図書の中から、絵になりそうなのをさがして、子どもに紹介して、絵に描かせるわけです。

うーん。おもしろくて、アクションがあるのがいいなぁ。
高学年の課題図書には、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの「魔空の森ヘックスウッド」とか、エミリー・ロッダの「ふしぎの国のレイチェル」、タモラ・ビアスの「冒険のはじまりしとき」など、おもしろそうなの1が並んでいます。

でも、今年のわたしの担当は、中学年……。
なぜか、中学年は、海外の作品が1つもない。どういうセレクションなんだろう(笑)

で、しぶしぶという感じで選んだのが、この小川 英子の「山ばあばと影オオカミ」でした。

で、子どもたちに絵を描かすために、本の紹介をするわけですが……。
えーと、低学年の子どもたちのための課題図書は、ほとんどが絵本です。この場合は、すぐにその場で読んであげることが出来ます。
ちなみに去年は低学年の担当で、エミリー・ホーンの「しつれいですが、魔女さんですか」なんてのを読み聞かせした思い出があります。

高学年になると、読み聞かせるのは、はっきりいって無理です。あらすじだけを言って、絵になりそうなシーンを紹介します。
今年の課題図書だと、もったいなさそうですが……というか、ダイアナ・ウィン・ジョーンの本のあらすじを正確に子どもに伝えられる人なんているんでしょうか……ブルブル。

で、中学年の本は、すごい微妙です。絵本じゃないので、まともに読むと2、3時間ぐらいはかかります。
うーーん。でも、2、3時間。一気には無理ですが、読めない時間じゃないんですよねぇ。

ということで、子どもより先に、ちょっと拾い読み。
と思ったら、これが、けっこうおもしろい。ばあば登場から、なーんか、いいのです。

それで、急遽、子どもへの本の読み聞かせクラブみたいなのをひらいて、1日、1時間弱ぐらいの時間を3日つかって、子どもたちに読み聞かせをしたわけです。

子どもにも、ウケてました。

「続きは、明日」

とかいうと、

「えーー」

という声が出ていました。
それぐらい、ドキドキするお話です。

なにがよかったかというと、もちろん優しいだけではないおばあちゃんと太との関係もよかったのですが、わたしにとっては、デパートのシーンですねぇ。
影オオカミをやっつけるアイテムをそろえるために、デパートに買い物に行くわけです。
それで、

「影オオカミ撃退用ののりをください」

なんて、店の人に言うわけです。その店の人は、実習生で、ばあばがなにを言っているかさっぱりわからないのですが、デパート創業当時からいるという定員さんがでてくると、すーーっと、話が通じたりしちゃうんです。

その世界の作り方が、なんともいえず素晴らしい。

それから、影オオカミのかかれかたも、結構好きでした。なんか、悪いヤツなのですが、どこか、孤独で滑稽な影があって、不気味で、憎めないのです。

ばあばも、影オオカミをやっつけるすごい人なんですが、この年になると、相手を憎むよりも、スポーツを楽しむように命がけの戦い(笑)を楽しんでいるみたいなところがあります。

というわけで、子どもたちは、影オオカミたちが、月光をあびて自分たちの仲間を増やしいていくという「双影まつり」のシーンを絵に描きました。

冒頭の絵が子どもが描いた作品の1つです。

  1. 実際に読んだわけではないけど、自分でも読んでみようかなぁという好みな作品です。 []

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デルトラ・クエスト1 沈黙の森

子どもたちにも大人気の「デルトラ・クエスト」に手を出しました。

評価は、微妙。うーん、最近読んでいた児童文学が、けっこうレベル高いのが多かっただけになぁ。

お話自体は、スルスルと流れていきます。ストーリーも、すごく説明しやすい。
だから、もしかすると、このままずっと読み続けられちゃうかもしれません。

ただ、すごく薄味です。ストーリーも薄味なら、キャラクターも薄味。

テレビゲームしている子は、この本を読むかもしれないけれど、今読んでるおもしろい本をやめてまで、この本は読まないだろうなぁという感じです。
まあ、イラストの力が大きいか。

ファンタジー好きな子どもが、想像力を駆使して書いたよくできた物語。よくできているんだけど、あくまで、子どもが書いたみたいな感じです。

さて、これから、1巻につき、1つずつ宝石が見つかっていくようです。
いつまで、読めるかな??