悪人志願 江戸川乱歩全集24
ものすごい雑多なエッセイです。
しかし、この人、「仕事していなくて恥ずかしい」とか言っているわりに、いっぱい書いてますよねぇ。
まぁ、途中でなげだされたりした作品はあるけれど。
そして、この人ががんばったおかげで、今の日本のミステリーがあるんだと思います。
読書好きは、ミステリー好きとけっこうかぶるもんねぇ。
わたしは、あまりミステリーは読まない方だけど。
わたしは、今の仕事は天職だと思っていますが、今の仕事をしていなかったら、なりたかった職業のナンバー1は、「本屋さん」です。
今でも、本屋さんにあこがれる気持ちはいっぱいありますねぇ。
ということで、本屋さんで「読みたいなぁ」と眺めていて、実家に帰ってみるとなぜかあった「暴れん坊本屋さん」です。
ただ、このマンガとか、井狩さんの本とかを読んでいると、普通の本屋さんというのは、つらいなぁ……と思います。
自分の好きな本で、いっぱい埋めたいからねぇ。
専門書店か?
と、どんどん、職業としてダメな方向に……。
でも、本に囲まれて生活するというのは、しあわせそうです。
ということで、図書館も、あこがれの職業だったりします。
ところで、ハチさんって、女の人ですか?
文庫サイズの日本文学全集です。
多分、購入していたのは、大学時代ぐらいでは……。42巻まで購入して30巻ぐらいまで読んでいたのですが、中断していました。
で、この永井荷風が、31巻目です。
そして、思い出しました。なんで、これ、30巻から後が読めていないのかが……。
この31巻が、おもしろくなかったんですね。
まあ、それなら、別に続き物でもなんでもないんだから、飛ばして読めばいいのだけど、なんか、そのままなんとなく読まなくなっていた。
えーと、今読んでも、おもしろくないです。
特に、日記とエッセイ。
まあ、小説は、読めなくはないですが、日記はもう、なんか、苦痛で苦痛で(笑)とばし読みしました。
なんか、ウンチクを語るんですが、そのウンチクの語り口が、うさんくさい。
その時、その時の流行に合わせて、もてたいからウンチクを考えている人っているじゃないですか。そういう人間が語っているウンチクにわたしは聞こえてしまいます。
うーん。
32巻は、島尾 敏雄。荷風以上に、名前も聞いたことないな。その次は、柳田 國男なので、ちょっと癒やされるかも。
といいつつ、ちょっとショックで、またこのあと眠ってしまいそうなシリーズであった。
今は、もう続きも、売ってなさそうだしねぇ。