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チンプイ1 藤子・F・不二雄大全集

藤子不二雄ランドで連載されていたものなので、結構、新しい物語です。
といっても、もう、20年以上前なんですね。

エスパー魔美とドラえもんを足して2で割ったようなお話でした。割と、面白いです。
女の子が主人公の時のパターンというのも、できあがったものとして藤子・F・不二雄のなかにあったことがわかります。

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エスパー魔美5 藤子・F・不二雄大全集

5巻で完結。

完結だからといって、お話としては、別に切れ目があるわけではないです。藤子・F・不二雄としては、最終回で盛り上げるのではなくて、いつでも再開できる形で終わっておこうというのがあるのかも。

パーマンが正体を隠しているのに対して、魔美は、顔をかくすわけでもなく、まるわかりなのが、どうなんだろうと思います。
正体を隠した方が、やっぱり、正義の味方っぽいとか思うのは、変ですか?
まあ、正義の味方ではないといえば、そうなんですが。

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エスパー魔美4 藤子・F・不二雄大全集

永井豪の解説によると、お色気をかけという出版社の要望に対する藤子・F・不二雄の回答が「エスパー魔美」だったようです。
たしかに、魔美も、高畑くんも、お父さんも、色っぽくならないように、計算され尽くされたキャラのような気がします。

でも、子どもの頃は、ドキドキしながら読んでました(笑) これぐらいが、ちょうどいい刺激だったのかも。

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エスパー魔美3 藤子・F・不二雄大全集

アニメは見てなかっけれど、単行本はけっこう読んでいたつもりだったのですが、このあたり、あんまり記憶がないなぁ。

高畑さんの正義漢ぶりが、なかなか、かっこいいですねぇ。腕力がないけれど。魔美とふたりあわせて、のび太とドラえもんになるところが、おもしろい。

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エスパー魔美2 藤子・F・不二雄大全集

けっこう、取り扱っている内容が社会派です。
それでいて、正体は、パーマンみたいに隠す必要がないので、けっこう素顔見られてます。これは、かなり不用意なのではと思うぐらい見られてます。

魔美モデルの絵だってあるんだから、これは、けっこうあぶないなぁと思いながらも、おおらかな時代だったんだなぁとうらやましかったりもします。