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本日、MMGに参加してきました。

今日は、何の日だろう?
わたし的には、カードゲームの日かな。

遊んだゲームは、

「クルクルハンバーガー」
 ↑ やはり、名前まちがえていたのをわにのこさんのところで確認。訂正しました。
「オール・ボール・コール・ゲーム」
「マルコポーロ」
「Xパッシュ」
「ドラダ」
「フォーカス」
「6ニムト」
「七つの印」
「壷の悪魔」
「赤箱ニムト」
「クク」
「コロレット」

などなどでした。
オススメは、お気に入りの「七つの印」と「オール・ボール・コール・ゲーム」ですね。
「七つの印」は、シュピールグート1に選ばれたのだそうです。
子どもとも遊んでみたいとたくらんでいるのですが……。

「オール・ボール・コール・ゲーム」は、アフリカの「マンカラ」というゲームをもとにした4人で遊べるゲームです。2
市販品のような出来上がりのものでしたが、実は、商品にはなっていないのだそうです。
すごいいいゲームなので、どこかで売り出して欲しいですね。

  1. ドイツの「子供の遊びと玩具審議会」が良い玩具として推奨するおもちゃ []
  2. アフリカ起源だといわれていますが、フィリピンなど世界中に広まっている古いゲームだそうです []

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サムライ

ライナー・クニツィアの「このゲームは最高!」な「サムライ」です。

訳の分からない人は、実際にのゲームの箱を手にとってご覧ください。
なんというか、「日本の美」をたった1枚の箱のなかに詰め込んだような素晴らしいボックスアートです。

わびさびのある雲のかかった太陽。いただきに雪を配した山。そして、山の上の大仏。日本人の心でもある城と、それを見守る「侍」。
もちろん、空には、芸術的までに簡略化された鳥が飛んでいます。

この絵は、日本人の心に強く訴えかけるなにかをもっています。
きっと、この絵と、そこにかかれた文字を読むとき、日本人ならば、こう思うはずです。

「おまえら、日本人をなめてるやろう(爆)」

西洋人のカンチガイが爆発という感じです。
どっからどうみても、日本人にとっては、「プール・ポジション」以上におバカなゲームに思えてきます。

ボードは、大変複雑なかたちをしています。これは、ボードが日本地図のかたちになっているからです。北海道、本州、四国、九州と4つの大きな島とそれを取り巻く海。これが、ゲームの舞台なのです。
ただし、各島は、小学生が、うろ覚えで書いたような形をしています。いや、これは、ゲームのためにワザとこういう形になってるのかもしれません。
「アフリカ」と同じく六角のヘックスで地図が分割されていますので、ちょっと難しそうに見えます。
でも、見た目ほど難しいルールでないところは、さすがクニツィアです。

一瞬、「サムライ」という題名、そして、この六角ヘックスのマップで、ウォーゲームを思い浮かべるのですが、全然、戦闘とかはありません。

「アフリカ」見たいに、自分を表すコマもありません。だから、スゴロク見たいなゲームでもありません。

今、うーんと考えてみたのですが、これに似ているゲームって知らないですねぇ。
陣取りゲーム……だいぶん遠いですねぇ。

ボード上の都市に、コマを配置するところからゲームは、はじまります。
コマは、日本らしく「兜」と「仏像」と「田圃」の3つ。武力、信仰、そして経済力といったところでしょうか。別に、コマは、3種類見分けがつけば、なんでもいいみたいです(笑)

「兜」ですが、ボックスアートに描かれれているような五月人形の鎧兜の兜みたいなヤツではなく、なぜか、関白・豊臣秀吉がかぶっているような烏帽子(というのだろうか)みたいな形をしています。おそらく、カンチガイ。
「仏像」ですが、大仏様と、七福神の布袋様と、こけしを足して3で割ったようなありがたい形をしています。これも、かなりアヤシイです。
「田圃」は、1番まともかな。チロルチョコといわれたら、そうかなぁと思ってしまいますが。

このコマを日本中の主要な都市や村に、置いていきます。

まずは、日本の首都。ショーグンのいる江戸です。ここは、日本の中心ですから、もう、「兜」も、「仏像」も、「田圃」も、全種類1こずつ置かれます。

さて、次に、日本の主要な都市に、順番にコマを1つずつ置いていきます。都市には、コマを2つずつ置くことができます。
都市は、日本に3つだけ。エンペラーのいる「京都」、そして、「秋田」、「札幌」です。
何故、「秋田」と「札幌」?
都市の全てに、2個ずつコマを置いたら、次は、名もない村々にコマを置いていきます。

名もない村々には、1個ずつしか、コマがおけません。こうして、全ての都市や村にコマを配置したら、いよいよ本格的に、ゲームスタートです。

プレーヤーは、六角形のタイルを20枚ずつもっています。
このうち5枚だけを表に向けて、ついたての向こうに隠してもちます。ちょっと、「インコグニト」のパスポートみたいな感じです。
もちろん、ついたては、日本風に障子がデザインされています。そして、障子に映るのは……どうみても、芸者さんをあげているサムライ???
うーむ。
見事に、間違ってます。

タイルには、数字がと絵が描いてあります。これをボード上に置いていくことによって、隣接するマスのコマに影響を与えることができます。

例えば、「兜2」のタイルなら、隣接するマスの「兜」のコマに「2」の影響力を与えることができます。
「船」と、「侍」と、「騎馬武者」の絵の描かれたタイルは、隣接するマスの全てのコマに影響を与えることが出来ます。
ただし、「船」は、海の上にしか配置できませんし、「侍」や、「騎馬武者」は、陸上にしか配置できません。

コマに隣接するすべての陸上のマスにタイルが置かれると、そのコマは、ボードから取り除かれます。
このとき、1番影響を及ぼしているプレーヤーが、そのコマを得ることができます。
こうして取ったコマは、自分のついたての後ろに隠してならべておきます。
こうやって、どんどんコマを集めていくのがゲームのメインです。

ただし、1番影響を与えているプレーヤーが、同点で複数いた場合は、コマは誰のものにも為らずゲームから取り除かれてしまいます。

タイルのなかには、コマを交換してしまう力をもった特殊なタイルや、タイルを動かす力をもった特殊なタイルが存在します。
また、漢字で「侍」と書かれたタイルは、1回の手番で、何枚でも一気に出すことができます。

こうして、1種類のコマが、ボード上からなくなるなどの終了条件を満たせば、ゲーム終了です。

さて、コマをどんどん取っていくゲームなのですが、おもしろいのは、その勝利条件です。

1つのコマの種類で、単独で数がトップになっている人だけが、勝てる可能性があります。
だから、いくらたくさんコマをとっていても、どれか1種類でも、他の人よりたくさんの数をとっていなければ、勝利できません。

次に、トップを取ったコマを横によけます。
そして、残ったコマの数を数えます。残った数の多い人が勝ちになります。

だから、ただひたすら種類を限定して集めていると、「勝てる可能性」はでてくるのですが、トップを取ったコマを横によけたときに、すごく数が少なくなります。

トップの数はギリギリで取って、他のコマを集めたいところです。でも、相手がどれだけ集めているかは、ちゃんとカウンティングしてないとわかりません……。安全策を取ろうとしたら……。

まさに、ジレンマです。

最後の方、プレイしていて、ゲーム終了よりも、タイルが先になくなるんじゃないかとハラハラしていたのですが、ドンピシャリでゲームが終了したので、ビックリしました。

このあたりも、さすがクニツィア。計算しつくされている感じです。

ちょっと、パズル、パズルしています。
「カフェ・インターナショナル」、「プール・ポジション」とパズルっぽいゲームの続いた後だったので、ちょっとしんどかったです。

でも、なかなか、おもしろそうです。ルールは、「プール・ポジション」より理解しやすいと思います。
手軽で、しかも頭を使うゲームです。

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きのう、9月5日(土)に突然のお客様。
従兄が一家で、家に遊びに来ました。従兄、従兄の嫁さん、子どもたち3人の計5人で来ました。
なんか、近くに夕飯食べに来たとかで、1時間ぐらい時間潰して、また出ていくということでした。

えーと、夏休みに来た小学4年生とその一族です。
夏休み来たときは、小学4年生の子1人だけだったんです。
あのときは、2人で出来るゲームという制約がかかってて、苦労したわ。

「なんや、『アフリカ』のゲームしたんやて。りん1、ありがとうな」

と、従兄パパ。

「2人やったでなー。そうや、『彦根カロム』もやったでー」

「あー、あのおはじきのゲームやな」

その会話を聞いて、この前来ていた4年生が、ビックリしています。

「えー、とうちゃんも、『カロム』知ってるの?」

「ほらまあ、とうちゃんかて、滋賀県人やからな。彦根のカロムぐらいしってるわ」

「えー、ぼく、滋賀県人やのに、知らんかったー」

「それは、滋賀県人としては、恥ずかしいなー」

なんて、からかうと、

「でも、○○○○くんも、知らんもん」

いきなり、固有名詞が出てきていました。
きっと、クラスのかしこい子かなんかやと思います。オイオイ、通じない会話やなー。

お母さんと、中3のお姉ちゃんは、パルコに買い物に。
うーむ。わたしとゲームするよりも、お買い物の方が魅力的なお年頃になってきたのね。
おっちゃんは、さみしいよ(泣)

ということで、残った子どもたちとちょっと遊ぼう。
でも、ここで問題が!
この前は、来ることがわかっていたから、いろいろとゲームの用意をしていたのだけど、今回は、突然来たので、手元にゲームが無い。
えーと、車で1時間ほどの仕事場にゲームが置いてあるんですねぇ。

かろうじて、手元にあったゲームが、「トール」、「ハンカチ落とし」、「そっとおやすみ」の3つでした。

子どもは、4年生と中1。
うむ。まずは、渋く「トール」からいってみよう。

トール

「トール」は、箱がカッチョよくて、カードが渋くて、その上にルールがシンプルで遊びやすいという素敵なカードゲームです。
もう、箱とカードの絵だけでも、欲しくなってしまいますが、その上簡単で、おもしろいとなれば、もう買いですよ。
インスト、インスト。

「えーと、5種類の神様がいます。
 これ1番えらい神様のオーディン、これ雷の神様のソー2、これ嘘つきの神様のロキ、これ女神様のフレイヤ、これなんの神様かわからないフレイア」

いい加減な北欧神話の知識なので、信じないように(笑)
だいたい、「ニョルド」のことを「ロキ」と嘘を教えています。いえねぇ、説明しながら、なんかスペルが違うような気がするなぁと思っていたんですよ。
そうか、「ロキ」は、特殊カードの中にしか名前がないのか~。

この子たちは、寺の子なので、もうちょっとわかりやすい説明を(笑)

「ようするに、法然さんと親鸞さんと空海さんと最澄さんと日蓮さんみたいなもんや」

日本語版のキャラクター決定(爆)あ、女の子キャラがいないや。じゃあ、恵心僧都。

「神様には、お供え物をしなければなりません。お供え物を1つしたら、好きな神様のカードを1枚取ります」

と、供物カードを1枚出して、神様カードを1枚もらいます。

「それで、その人の番は終了。こうやって、どんどん、お供え物をしていって、どっかの神様の前にお供え物が6枚たまったらゲーム終了です」

「いきなり?」

「うん。6枚目置いて、その人がどれか神様カードを取った瞬間に終わり。
 ほんで、点数計算になります。
 神様の前におかれているお供え物の1番上のカードが、自分の持ってる神様カードの点数になります。
 点数計算は、ちょっと、かけ算が出来ないとくるしいぞー」

「大丈夫。大丈夫」

そら、小4と中1で、かけ算出来ないと、ちょっと問題やろう。

「ちょっと、お前には、難しいんとちゃうか」

ルール聞いてた、お父さんが、小4の子に言っています。

「まあまあ、やってみればわかるよ」

と言うことで、最初3人でプレー。
簡単です。
まぁ、最初は、キュッていう感じで、わたしが締めて終わっちゃったわけですけどね。
いい感じや~。
この前、これを「うつぼゲーム会」でプレーしたときは、たしか3人でやったんだけど、最初ぶっちぎりで勝ったら、後の2人に上手に組まれてしまって負けちゃったんですね。
今日は、勝てるで~。
初心者相手に、勝ちに行く気満々です。

ルール説明をしていたお父さんも、入りたそうな顔をしていたので(笑)入れてあげて、4人で遊びました。

「えーと、何回かやって合計点で勝ち負けを決めるんだけど、誰かが100点取ったら終わりということにしましょう」

まあ、このあたりは、だいたいで決めます。
ルールでは、人数ランド遊ぶとかいてありますが、その記述を見つけられなかったんですね。
いいジャン。

というわけで、ゲームスタートです。
第1回戦。

中1のお兄ちゃんと、お父さんと、わたしは、熟考タイプ。
それに対して、約1名、

「こんなん、運。運」

と小4の弟は言っております。
うーむ。こいつ、ボコボコにされそうですが、大丈夫か?

4人で遊ぶと、ラウンドの最初に2枚のカードが、裏向けでゲームから除外されています。
この除外されているカードは何かというのが、けっこうミソです。

「うーむ。むさ苦しい男ばっかりやから、女神様のカードを取っておこう」

おっさん、おっさん、坊主やろう。生臭坊主が、そんなことを言いながら、女神のカードを集めています。
なんか、昔、似たようなセリフをだれかが……血のつながりってこわいですねぇ。

生臭お父さんとわたしは、一点集中型で、神様カードを取っていきます。子どもは、2種類~3種類のカードを集めています。
供物カードは、割と小さい数からどの神様のものもまんべりなくプレイされています。

このゲーム、供物がまんべりなく置かれるということは、手札をほとんど使わないといけないということです。
そうすると、使うつもりがなくて、最後まで残っていたカードもおくはめに。

オイオイ!自分の供物で自分の神様の点数を低くしてしまったー(泣)

とかおこってきます。
5枚目がおかれてからが勝負のしどころ。
6枚目のカードを自分が持っていたら、けっこう自由にゲームを操れるのですが、そうでないときは、「自分の供物の点数をあげておくか?」、「人の供物の点数をさげておくか?」迷います。

今回は、自分の供物の点数をあげておこう。

と5点の供物をカードを独占した神様の前におきます。

「もう、ゲーム終われ。ゲーム終われ。」

祈っているのに、なんで、わたしのカードの上に0点を置く~。
小4の子が、最後の供物カードを6枚目においてゲーム終了。
しかも、この子が最後においたカードは、「5」。

点数計算。他の人がみんな30点前後なのに、りんだけ12点。
しかも、最後にカードをおいた小4の子は、神様カードオール5点のパーフェクト35点だったという……。

今回は、わたしは、全然ふるわずでした。

結局、お父さんが逆転1位。小4の子2位。中1の子3位。りん4位。

「うそやー。このゲーム、けっこう自信あったのにー」

「運。運」

小4の子が、言います。

「まあ、みんなが、ゲーム慣れてて、かっちり出したらりんの作戦通りにいったやろうけど、約一名、あんまり考えんと出しとるやつがいたかなぁ。
 そこで、全部、作戦が狂てくるわけや」

慰めとも、追い打ちとも、とれる言葉ですな、それは。

「さぁ、さっさと、もう1ゲームいこか」

  1. もちろん、本名を言ってるわけですが []
  2. あれだけ、ほめておきながら、未だにりんは、このゲームの題が「トール」だか「ソー」だかわかっていません []

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アフリカ

彦根カロムは楽しいですが、アクションゲームですので、3、4回すると疲れてきます。
4年生の従兄の子どもは、まだ連続して遊べそう…というか「やっと調子出てきたとこやん」という感じですが、わたしは、そろそろ集中力がきれてきます。

まあ、遊ぶゲームは、他にもいろいろありますから。次は、ちょっと考えるようなゲームがいいかな。

といいつつ、2人ですからねぇ。
「ギプフ」とか、「タムスク」とか、「アバロン」などの2人用ゲームがあるのですが、以前、この人たちと遊んだときは、「ガイスター」がイマイチの評判でした。
アブストラクトゲームは、避けた方が無難そうです。

リクエストとして、以前遊んだとことのある「ヒューゴ」と「ブラフ」の名前が出たので、ちょっと遊んでみますが、以前は、兄弟3人とわたしの4人で遊んでいましたので、あのときみたいな盛り上がりはないなぁ。

ということで、いろいろ考えて、まず思いついたのが「カルカソンヌ」でした。
2人ぐらいでも、全然、OKのゲームです。
もってきて、箱を開けてみたら、しもた、追加セットが全部まざったままです。
うーむ。追加セットの「1」はいいのですが、「2」をいきなり入れてするのは、少しややこしいなぁ。
まあ、「商品」のチップと「ブタ」と「測量士」のコマをのけてやるという選択肢や、タイルを分けるという選択肢も、考えたのですが、今回は、パスしよう。
↑ 追加セットとわけておいたほうがいいなぁ。ということで、今は、分かれています。すぐに遊べます。

2人で楽しいゲームか。
4年生ですからねぇ、多少、複雑なものでもできるはずです。

ということで、次にもってきたのは、「アフリカ」でした。
2人~5人まで遊べるゲームです。プレーヤーは、探検家になって、アフリカの地図のかたちをしたボード上を探険します。
人数が少なければ、自分が動く範囲が増えて動きやすいですので、はじめて遊ぶときは、2人~3人ぐらいの少人数の方が、オススメかもしれません。
5人になると、ちょっと世界が狭いかなぁという感じです。

ルール説明していると、家に来ていたお客さんのおばさんが、

「おばちゃんも、まぜてもらおうかな」

とやってきました。
お、3人。3人ならば、別のゲームを選んでもよかったのですが、このゲームも、わかりやすいゲームなので、まぁいいか。

「うわ。難しそうやな。おばちゃん、わかるやろか」

まあ、ボードとたくさんのチップを見ると、はじめて遊ぶ人は、ちょっと心配しますが、やってみれば、簡単なゲームです。
それほど、時間もかかりませんので、1回目はルール説明しがてら遊んでみます。

おばちゃんが南の果ての喜望峰のあたりから、子どもは北の端から。わたしは、くびれた部分、多分、ナイジェリアぐらいから、スタートです。
いつも、思うのですが、3人でするとき、真ん中って、損じゃないかい?

「アフリカ」の基本の行動は、移動して(しなくてもいい)、チップをめくるです。めくったチップにあった行動をする。これを2回繰り返すだけなので、とっても簡単です。

「貿易品は、同じのをどんどん集めると点数が高くなっていきます」

とか、

「金とか宝石は、1番たくさん持っている人と2番目にたくさん持っている人しか、点数が入りません」

とか、チップが表向けになったときに説明していけばいいわけです。
点数表の和訳は、人数分あった方がいいですねぇ。1

ただ、後半戦は、チップをめくるかわりに隣接する「動物」や、「原住民」を動かすという選択肢も増えてきますし、ベースキャンプも建てなければなりません。
でも、それも、割と順番に出てきてくれるので、順を追って説明していける感じです。

ちょっと、チップがかたまっていたようで、おばちゃんのいる南の方は、交易品が中心に出ます。そして、北の方は、金や宝石が中心に。わたしのいる中央地帯は、地味に動物などで点数を稼いでいく感じです。
交易品は、手に入っても点数になりませんので、北の子どもの点数とわたしの点数が拮抗して、南のおばちゃんの点数は、ちょっと伸び悩みです。

このゲームで、ちょっと難しいのは、「ベースキャンプ」の使い方です。
2種類の使い方があります。1つは、金や宝石を自分のものにします。もう、1つは周りを探険して点数を取ります。
まあでも、あんまり周りを探険するという機会は出てこない感じですねぇ。後半戦になって、もう、近くに宝石泣いときに、「使っちゃえ」って感じで使うのかなぁ。
ベースキャンプをおくと、その周りにあるめくられた金や宝石のチップを自分のものにすることが出来ます。
だから、出来るだけたくさん金や宝石がめくられた地点でベースキャンプを建てると、一気にたくさんの金や宝石が手にはいることになります。

ということで、わたしは、金や宝石が出ている北の方に向かって行きます。
で、ベースキャンプ。

「人がめくったやつでも、取れるんや」

ベースキャンプでは、自分のめくった金、宝石しか取れないと思っていたようです。
この辺の思いこみというのは、こっちで全部理解して説明していくというのは、ちょっと無理。

「えー、言っといてくれたらー」

とか言っても、どうしようもないやん。

そうとわかれば、もう、金と宝石の取り合い。
あいては、1つでも、2つでも、隣に金か宝石があれば、ベースキャンプを置くという乱暴な作戦でした(笑)。
でも、案外、ベースキャンプが枯渇するということはなかったです。
あれで、OKなのか?

もう1つ、

「えー、言っといてくれたらー」

と言われたのは、移動。1回に2マス移動できるということでした。はじめの1手目は移動できないし、それ以降、1マス移動でこと足りていたので、これは言い忘れ。こっちのミスですな。

「それやったら、こっちに行かんと、あっちに行ってたのに」

「まあまあ」

これは、こっちが悪いと思っているので、ちょっと弱い。
あと、ルールでわかりにくそう(?)だったのは、おばちゃんが、

「ああ。これ残しといたら、いいことあるんかと思ったは」

とベースキャンプをあんまり使わなかった(残しても、1つもいいことないので使い切りましょう)のと、「宝石」は「宝石」だけ、「金」は「金」だけで数を数えるのですが、一緒くただと思っていたようですね。
前者は「勝手な思いこみ」なのでしかたないですが、後者は説明が必要だったですね。

さて、終わって点数計算してみると、金と宝石の数が、わたしと子どもで、同数でした。同数の場合は、2人とも8点プラスです。
で、チマチマとした貿易品の合計をします。

おばちゃんの貿易品ですが、

「わー、わたし、5つ全部そろったのが2種類もあるわ」

おい!
怒濤の24点。
一気に逆転どころから、点数マーカーがアフリカ1周しております。

よー出来たゲームだ。

ということで、この後、ルールもわかったことだしということで、もう1回「アフリカ」を遊びました。

その時は、

「この貿易品、かえっこしたら、わたしの2つになるけど、相手は3つそろうしなぁ」

など、高度な(?)考えも出されていました。

うむ。はじめてでゲームなれていない人たちでも、なかなか楽しめました。

アフリカ

/ Goldsieber


  1. 以前は、ネットにあったのですが今は見あたりません []

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コロレット

うつぼゲーム会では、初お目見えになる「コロレット」です。
でもなぜか、インストしているのは、ゲームファミリーのお父さん、レクチャーをうけているのは、スタッフのわたしです(笑)

このご一家には、子どもからご両親まで、本当にお世話になっています。

今回も、お母さんには、「動物のいえさがし1」など新しいゲーム教えていただき、お父さんにはさらに、「アフリカ」などのゲームをインストしていただきました。
子どもとも、いっぱい遊ばせていただきました。
そうか。今回はさらに、「ピット」の日本語訳のルールも貸していただいたのでした。おかげさまで、「ビット」は、うつぼゲーム会で一気に広まった感じでした。

小学校中学年ぐらいの子どもたちも交えて、一戦。
この子もふくめて、全員がゲーマーだったせいもあってか、またまた、みんなあまり遊び慣れていないゲームということもあってか、ちょっと慎重な様子見のプレーが多くて、地味な展開になってしまいました。

けっこう、遊ぶ人数とかにもよって、感じが変わるのかなぁ?少なくとも、メンバーによって感じはちょっと変わるようです。

「+2」とか「ジョーカー」が出れば、次の人がすかさずそれを取っていくという感じのプレーが多かったです。

前、京都でプレーしたときは、色を少なく手堅く集めた人が勝っていましたが、今回は、とりあえず1つの色をたくさんと、あといろいろな色を集めた人が、マイナスが大きかったにも関わらず勝っていました。

地味な展開でしたが、勝ち方はいろいろあるし、考えるところは多そうです。

また、遊んでみなければなりませんねぇ。

アフリカ

今回、わたしが持参していったゲームです。
このゲームは、小学生でもけっこう遊べるということを証明するために、持っていきました。

そして、インストは人任せ(笑)
いやぁ、インストのベテランがいるのに、わたしなんかが、横から口出したら、ダメでしょう。
なにを言っても、いい訳にしか聞こえません。

基本的には、自分のコマのまわりのタイルをめくって、そのタイルにあったアクションをしていけばいいというゲームです。
慣れていれば、低学年からでも遊べると思います。
ただ、点数の取り方がいろいろあって、そのバランスを考えていくのは、1回のプレーでは、けっこう難しいかもしれません。

ゲーム終了後に、最終得点計算があって、ここでけっこう、スコアがひっくり返ったりしますので、子どもは、

「おっちゃん、なんかズルしたやろう」

と言われてしまいます。
うーむ。「カルカソンヌ」の草原の計算とかもそうなんですねぇ。
わたしは大人ですが、確かに「カルカソンヌ」のあの部分とか、「アフリカ」の最終計算の部分は、難しく感じます。
もともと、カウンティングする能力があんまりない上に、けっこう点数が大きいですからねぇ。
そのかわり、一発逆転のおもしろさ、「あ・そ・ぼ」のネタの宝庫は、あそこにあると思って楽しむことにしています。
本当は、あれ、ちゃんと数えていたら、絶対に一発逆転なんていうギャンブル要素ではないんですけどね。

えーと、子どももそう感じてくれたらいいなぁ(笑)

このゲームで唯一説明が難しいなぁと感じるのは、ベースキャンプの効果が2つあることです。
1つは、まわりの埋まったマスの分の点数が入るというものです。もう1つは、黄金や、宝石などを自分のものにすることです。
前者は、その場ですぐに点数が入ります。後者は、ゲーム終了して得点計算の時に大量得点につながる可能性があります。
普通、子どもって、目先の点数が好きなんですが、なぜか、絶対にベースキャンプだけは、「黄金や、宝石などを自分のものにする」傾向が強いです。
でも、後半戦とかに入っていて、もう、宝石持っているトップや、2番手が決まっているときは、宝石とってもあんまり意味なかったりするんですよねぇ。
そういうことを考えられるようになるのは、2、3回のプレーが必要かな。

大人2人に、小学生中学年の子の3人でプレーです。
小学生の子は、最南端の喜望峰のところからスタート。パパさんは、逆に北の端から。
なんか、真ん中は、両方から攻められて、そんな気がするのですが(笑)
大人は、細かいこと気にしない?

5人ですると、けっこう地図がせまく感じると思います。2~3人ぐらいがベストなゲームではないでしょうか。ということで、今回は、ベストな人数。

子どもは、やっぱり速攻で点数のはいる「黄金、宝石」や、「動物」が大好きです。でもなぜか、今回は、動物が移動させてもあんまり点数がおいしくならないような配置になってしまっていました。
交易品とベースキャンプは、出ると、ため息がもれます。
でも、

「ベースキャンプは、超重要なんだよー」

と大人からは、羨望の声が。

中盤、みんなのコマが中央によってきたあたりから、黄金、宝石に隣接する地点にベースキャンプの置き競争になりました。
小学生の子は、もう、敵が側に来てベースキャンプを置きそうだとみれば、宝石2つで周りにめくってないカードがあっても、ベースキャンプを置いてきます。
な、なんという贅沢な。

ということで、宝石は押さえたのですが、黄金は持っていかれてしまいました。

なかなか熱くて面白かったです。
ちょっとルールを間違っていて、遺跡の数を減らしていなかったため、タイルがほとんどめくれてしまうという失敗はあったのですが、小学校の子も、けっこう気に入ってくれたようです。

結果がどうなったかは、忘れてしまいましたが、楽しかったというのが残ったらいいかな?