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しおんの王4

人とあんまり将棋をさしたことのない「天才」のお話って、どっかでよんだことあるなぁ……と思っていたら、多分、「月下の棋士」ですねぇ。

「しおんの王」は、あそこまでぶっとんでいないけど(いや、フィクションとしてぶっとんでいるところはあるのですが…)、たしかに、かさなってくるところはあります。

人の表情や、余裕という情報が、自分の手を鈍らせる……。では、その情報が不純でいらない情報かというと、実はそうでもない。

人と人が向かい合って打つ、顔をつけあわせて打つということの怖さや、そして、楽しさは、こんなところにあります。

しかし、歩ですが、女の子の時と、男の子の時と、骨格が違う(笑)背も男の時は、高くなっている気がします。
アニメでする場合は、声優さんが2人いりそうですねぇ。

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るくるく5

内側に、めちゃくちゃドロドロしたものを抱えて、でも、それをオブラートに包んで伝える技術では、あさりよしとうの右にでるものはないですねぇ。

萩尾望都が、いろいろな層の人間、どの人が見ても理解できるようにかいていると語っている本を今読んでいるのですが、この人も、そういうかき方をしていそうです。

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しおんの王3

「しおんの王」は、メインストーリーである棋士たちの物語と、しおん自身の過去の殺人事件の物語と、2つのストーリーが絡み合っていて、他のこういう話にはない緊張感があります。

それときっと、歩が、男であることを公表して将棋を指すというドラマも、きっと入ってくるのだと思います。

けっこう、羽仁兄弟が、現在、過去のどっちにもからんできそうで怪しいとか思いますが、さすがに、そのときは、羽仁兄弟も子どもか……。
犯人、なんとなく、歩にも似てる気が(もっと、ありえねぇ)。でも、歩のお父さんって、謎の人なんですよねぇ。お母さんしかいないし。
もしかすると、お父さんは棋士だったのだろうか?

しかし、こういうマンガって、おやじがいい味だしますよねぇ。

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おおきく振りかぶって5

もともと、野球そのものがあんまり好きではないので、高校野球なんて、

「なんで、下手くそなプレーをわざわざ見なきゃならんのだ?」

なんて思っていましたが、プロ野球と高校野球の違いは、「ドカベン」がプロになってやっとわかりました。

高校野球って、1回負けたら終わりなんですよねぇ。
まあ、1年生だから、あと2回あるんだけど……。
その緊張感がすごいです。

この「おおきく振りかぶって」も、いよいよ大会開幕。
「このの夏」は、だれにでも1回だけ。
それは、西浦の子たちだけではなく、桐青の子たちにとっても。
そのあたりを丁寧にかいているので、ドキドキします。

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おおきく振りかぶって4

夏は、まだこれからだったのですね(笑)

三橋のお母さんが、三橋にそっくりだったのが、なんとも言えずにほほえましかったです。

最近は、実は阿部が、三橋に引っ張られているみたいなところがあって、それが、また気持ちよさそうで、楽しそうで、いいなぁと思います。

それぞれのチームが、自分のいろんなものをかけて、精一杯がんばっています。
この「それぞれのチームが」という視点は、とてもいいです。ちょっと、キャラクターが多くなって、辛いところもありますが。