ゆうもあ,ゆうもあゲーム会・京都,ゲーム会レポート,プレイ記録,ボードゲーム,ボードゲーム日記,子ども,2004年1月ゆうもあ・京都ゆうもあ,ゆうもあゲーム会・京都,アンダーカバー,ゲーム会,スコットランドヤード,メビウスママ,子ども,秘密,算数,13

アンダーカバー

わたし的にはオススメなのですが、あんまり遊ぶ機会のない「アンダーカバー」です。
これは、どっちかというと、人数が多い方が楽しいので、人数が少ないとさそいにくいということもあります。

ご家族3人とわたしの4人では人数がちょっと少ない気がするので、スタッフの方にもう1人入ってもらって、5人でプレーしました。

「みんなは、スパイです。スパイですから、他の人に自分の正体が知られてはいけません。
 カードを配ります。そのカードにかいてある色が、自分の秘密の正体です」
「えっ。自分は、自分のカード見ていいの?」
「自分のカードは、見れます。それで、わからないように作戦を考えてください」

「サイコロを振って、好きなコマを動かすことができます」

「コマのどれかが、金庫と同じマスに止まったら、全員に点数が入ります」

ルールは、これだけですから、わけわからなくても、参加できるゲームです。勝とうと思うと、けっこうシビアかもしれませんが…。

まあ、楽しく適当に、サイコロを振って、コマを動かして、算数計算をしています。
子どもたちを見ていると、ある特定のコマを中心に動かしています。

「わかった。わかった。お兄ちゃんのコマ、どれかわかったぞ(笑)。黄色やろう」

まぁ、大人でも、最初のプレーはそんな感じです。わからないように、目立たないように、得になるように動くというのは、なかなか難しいです。
ついつい、動きが素直になってしまいます。

お兄ちゃんは、ちょっと、「しまった」という顔をしますが、それでも、「バレたらしかたない」という感じで、強引にその黄色のコマを進めていきます。

でも、ときに素直な動きというのは、特に他の大人達が自分の思惑に引きずられまくったときは、効果を発揮します。
ということで、なんと、黄色が2位でゴールインです。

さて、けっか発表です。

1位は、牽制しあった結果、ダレも選んでいない色です。

「では、2位。でも、多分、本当の1位、黄色」

「やったー!」

なんと、喜んでいるのは、お兄ちゃんではなくって、弟の方です。
大人一同、

「えっ?」

ビックリしました。
なんという、ゲーマーでしょう。
お兄ちゃん、最初から最後まで、一貫してずっとフェイクをかけていたようです。
あの「しまった」という顔も、開き直りも、全部、お芝居だったようです。

しかも、その横で、弟が涼しい顔して、お兄ちゃんのすることを見ているという……。
一言も、相談とか、していないにも関わらず、息ピッタリな2人でした。

いきなり、ここまでゲームを理解して、こんな動きをしてくる小学生がいたとは。
あなどれません。

アンダーカバー2


スコットランドヤード

「アンダーカバー」があれだけできたあなどれない小学生ですから、ちょっと複雑な「スコットランドヤード」も、大丈夫でしょう。
実は、わたし、このゲームを子どもと遊ぶのははじめてです。

今回は、わたしが、怪盗Xで、お母さんと兄弟2人の3人がスコットランドヤードの敏腕刑事です。

「犯人は、ボードの上で見えません。ただし、何を使って移動したのかは、わかります。そして、3回目とか、6回目とか、決まったターンになると、どこにいるのかわかります。
 みんなは、警察になって、コマを犯人のいるマスにおいたら、逮捕されることになります」

「逮捕したって言うのは、犯人が言ってくれなくてはわからないのですが……」

「はい。捕まった場合は、正直に犯人は、捕まったといわなければなりません」

「移動は、チケットを犯人役のプレーヤーに渡して、同じ色の駅まで移動することができます。
 地下鉄は、一気に距離を積めることができますが、小回りが利きません。
 タクシーは、どこにでも行くことができますが、移動に時間がかかります。
 バスは、その間。という感じ。」

この移動のルールが、けっこうはじめてやったとき、わたしには難しく感じました。バスのルートや、地下鉄のルートは、タクシーのルートに重なる感じで設定されていますので、ついつい、バスの駅や、地下鉄の駅でないところで、バスや地下鉄から降りようとしてしまっていました。
しかし、今回の子達は、弟も、しっかりとこのあたりのルールを理解していたので、ビックリしました。

「犯人だけは、特別なチケットを持っています。
 「2×」のチケットは、『ダブル・ムーブ』といって、2回連続で動けます。これは、2枚しかありません。
 それから、『ブラック・チケット』は、犯人の移動手段がわからなくなります。これは、5枚あります」

ルールの説明は、思ったほど難しくなかったです。
しかし、1つだけ、わたしが怪盗Xの役をするということにおいて、問題点があることが判明しました。
それは……。

さて、ゲームスタートです。
「スタートカード」ほ引いて、初期位置を決定します。
今回は、ヤード役のプレーヤーが3人ですので、子どもたち2人は、2つのコマを担当します。

「犯人の最初の場所って、どうやって決まるのですか?」

「犯人の方も、『スタートカード』を引いて、ランダムに場所を決めます。だから、いきなり近くに出現ということもありえます」

犯人は、北西の場所からスタートです。
ヤードの5つのコマは、マップ北側に、東西に広く散らばった感じです。

では、怪盗Xの最初の移動。とりあえず、発見される3ターン目までに、交通の便利なマスに止まって、一気に南に逃げていきたいところです。

さて、ヤード側の移動です。

「自分の番、2回あるやん。同じコマ、動かしたらあかんの?」

えーと、これは、「説明書」を読むとダメみたいですねぇ。そうすると、難易度がかわってしまうからだと思います。
このゲーム、怪盗X側の方が、有利だという話をどこかで聞いたことが。特に、はじめてのプレイの場合は。でも、捕まらないとおもしろくないからなぁ……。
ということで、

「まぁ、今回は、いいですよ」

と返事。
5つのコマのうち4つを子どもが動かしているんですから、それぐらいのハンデがあってもいいでしょう。

と思っているうちに、なぜか、全員のコマが、怪盗Xのいる北西の方向に集まってきます。
まだ、1回も出現してないのに、なんでだ?

「なんか、みんな、こっちによってきたわねぇ」

「だって、さっき、おっちゃん、こっちばっかり見てたもん」

うぉ。
以前、バイザーのことを「おしゃれアイテム」なんて書いていましたが、必需品ということが判明しました。
というか、わたしは、目が悪いので、マスの番号を確認するために、メチャクチャボードに顔を近づけて確認しなければならないという……。
これ、ヤード役はできても、怪盗X役には、致命的な弱点です。

あぁ、「メビウスママのひとりごと」にも、似たようなエピソードが書かれていましたねぇ。わたしは、老眼ではないのですか……。

「いや。それは、ハッタリかもしれないねぇ」

とか、言いながら、今度はボードの逆の方を見ていますが、みんなから、

「そんなんバレバレや~」

と言われておりました。
3ターン目。出現。

「やっぱりなーー」

の声のもと、いきなり「ダブル・ムーブ」を使わないといけないとこに。
とりあえず、テムズ河を渡って、南に逃亡しなければ。

ここで、「1つのコマを2回動かしていい」としたことが、モロに影響して、ヤバい、ヤバい。
ギリギリの追いかけっこが続きます。
でも、このドキドキ感を味わえるのって、怪盗X役だけなんですねぇ。楽しい。なんというか、大人って、ズルイという感じです。

このとき、必死に逃げることに集中していたため、もう1つ、怪盗Xには、移動のルールがあるのをすっかり失念しておりました(そんなのばっかりで、申し訳ないです)。
それは、「テムズ河クルージング」。ブラック・チケットを利用すれば、テムズ河を船で上り下りできるという、怪盗Xだけに許された移動手段です。
これを忘れてなかったら、また、状況が変わったかな。でも、相手もそのことを考えて動くと、さらに移動場所を読まれていた可能性もありますねぇ。

もう、推理させないためだけに、「ブラック・チケット」を乱発。8ターン目の2回目の出現で、「ダブル・ムーブ」を使い切って、なんとか、テムズ河の南に移動。

でも、残念ながら、13ターン目、3回目の出現を待たずして、見事に、お兄ちゃんに捕まってしまいました。

ムム。
ナチュラルに、やられまくりです。

Ravensburger スコットランドヤード


ゆうもあ,ゆうもあゲーム会・京都,ゲーム会レポート,プレイ記録,ボードゲーム,ボードゲーム日記,子ども,2004年1月ゆうもあ・京都ゆうもあ,ゆうもあゲーム会・京都,クロンダイク,ゲーム会,ピッチカー,ミッドナイト・パーティ,世紀末,子ども,学校

クロンダイク

その後、ずっと、お母さんと、小学校の子どもたち2人のご家族と遊びました。
スタッフとして、いろいろなご家族同士の交流をすすめたいというのもあるのですが、いろいろなところで遊びはじめると、終了する時間がずれてくるという問題、それから、やっぱり4人ぐらいで遊ぶのが楽しいゲームが多いので、1家族単位ぐらいがゲームにちょうど良いという問題がありますね。

「ミッドナイトパーティ」、「ピッチカー」など、多人数でも楽しいゲームというのもありますから、後者の方は、2家族ぐらいまでなんとかなったり、子ども同士で遊べるようになったりという解決方法はあるのですが。
前者の時間の問題は、大人のゲーム会に参加していても、けっこう気になっているところです。

まぁ、難しい問題は、また考えることにして、とりあえず遊ぶと。

「クロンダイク」です。
これは、なかなか、人気ゲームです。「京都」では、定番ですね。「草津」でも、定番にしたいと思って購入を考えているのですが、ショップに入荷したら、次の日ぐらいに売り切れるという超人気ゲームで、なかなか、手に入っていません。

ちなみに、「クロンダイク」というのは、地名なのだそうです。
今、グーグルで検索かけようと思って、間違って、グーの国語辞典で検索をかけたら、出てきました。
19世紀末にゴールドラッシュの中心となったカナダの地方の名前なのだそうです。
うむ。砂金掘りのゲームにふさわしい地名というわけですね。

自分が持っていないゲームということで、実はちょっとルールがあやふやです。
何回か、教えてもらっていますし、そんなに複雑なルールではないのですが、時々、ハッと困ることがあります。

今回、疑問に思ってたのは、袋から出した石が、「灰色・金・金」とか、灰色の石が混ざっていた場合。

「あれ?灰色って、アライグマが移動だよな。あと、どうなるんだ?」

灰色は関係ない石なので、取り除くと金だけに。そうすると、金だけを取ったことになるので、無条件でもらえるのだっけ?

とかんちがいをしていました。
そのせいで、ただで手に入る金がちょっと多くて、インフレ状態に。

多分、正しいルールは、

灰色をとったら、アライグマ移動。灰色の石は、黒い石が混ざっていたのと同じように砂金取りと賭けをする。

なんだと思います。

………。
……。
…。

ありゃ、財産カードというのも、わかってないなぁ。
これは、やっぱり、もう1回、スタッフと一緒に説明しながら遊んでもらうか、購入して翻訳されたルールをしっかりと読む必要があるなぁ。

くるくるまわして、砂金をとる部分と、それに対して賭をおこなう大筋の部分では間違ってないので、おもしろさ自体は伝わったかと思いますが……。

精進せねば。

ゆうもあ,ゆうもあゲーム会・京都,ゲーム会レポート,プレイ記録,ボードゲーム,ボードゲーム日記,2004年1月ゆうもあ・京都いろはかるた(江戸),かるた,ゆうもあ,ゆうもあゲーム会・京都,ゲーム会,五色百人一首,子ども,学校,投扇興

今年、2004年になってはじめての「ゆうもあゲーム会」は、「ゆうもあゲーム会・京都」でした。
まだ、どこかお正月の気分の残っている三連休の真ん中の日、1月11日(日)に、開催されました。

三連休の真ん中ということで、参加者の人数が危ぶまれていたりしたのですが、なんと、スタッフをあわせて70名近い参加者があり、年の初めから、大盛況でした。

今回は、お正月ということで、いろいろ普段遊ばれないようなゲームも、遊ばれていました。
お正月ゲームの1番の目玉は、「投扇興」。これは、広げた扇子をフワリとなげて、的に当てて、その落ち方の美しさを競い合うという、なかなか日本伝統の雅な遊びでした。

普段ゲームを遊んでいるテーブルではなくって、座布団の上に座っての遊びです。会場が広い京都だからできる贅沢な遊びといえると思います。

いろはかるた(江戸)

ということで、最初に紹介するゲームは、「いろはかるた(江戸)」。

「いろはかるた」は、絵札と読み札にわかれていて、1人が読み札に書かれている言葉を読んで、残りのプレーヤーが、その言葉にあう絵札を競争でとっていくゲームです。
絵札には絵の他に、読み札で読まれる言葉の最初の1文字だけが書いてあります。
その最初の1文字が「いろはにほへと……」の文字になっているので、全部で絵札、読み札とも、48枚の札からできています。

まあ、このあたりは、有名な話。
多分、子どもの頃に、1回ぐらいはダレでも遊んだことがあるのではないかと思います。

さてさて、「いろはがるた」といえば、「犬も歩けば棒にあたる」なのだと思っていたのですが、なんと、江戸と京都(上方)では、選ばれていることわざが違うのだそうです。京都(上方)の「い」は、なんと「一寸先は闇」なのだそうです。

今回は、この江戸の「いろはがるた」と京都の「いろはがるた」両方の種類を持ってきておられたので、有名な江戸の「いろはがるた」で遊びました。

基本は、「かるた」なので、ルールは簡単です。
ただ、反射神経のゲームなので、得意・苦手は、けっこうでるかもしれません。
あと、大人と子どもでやると、大人はやっぱりかるた取りの経験って、けっこう今の子よりあるので、そのあたりの経験値の差も、激しそうです。

だから、同じ年齢ぐらいの子どもたちを集めて、大人は、読み手に徹する方がいいのかもしれません。

小さい子には、「ゐ」とかの旧仮名遣いも、ちょっと難しいと思います。

多分、昔は大家族で、一緒に遊ぶ同年代の子どもが、特にお正月なんかは、たくさんいたんでしょうね。
今は、兄弟もちょっと少なくなっちゃっていたりして、遊ぶ機会そのものが減ってしまっているのかもしれません。

知育……という考え方は、あんまり好きな方ではないですが、こんなゲームで楽しく遊んでいたら、やっぱりいろんな生活の知識みたいなものも、一緒に吸収していたんだろうなと思います。

江戸いろはかるた(英文解説付)


五色百人一首

次も、かるたといえば、かるたです。

「百人一首」です。
なんだか、最近、流行しているような気もするのですが(「百人一首」関連の新しい本をいくつか見たという程度ですが)…どうでしょうか?

「百人一首」といえば、まあ、「小倉百人一首」のことです。他にも、「近江百人一首」とか、いろいろあるのですが、こっちは、持っている人は見たことあるけど((うちの母親とか…))、実際に遊んでいる人は、見たことないです。

「五色百人一首」も、「五色」とか前についていますが、実は普通の「百人一首」だったりします。
以前も書いたように、100枚ずつある読み札と取り札を20枚ずつ5色に色分けして、短い時間でも遊べるようにしたのが、この「五色百人一首」です。

基本的に、源平戦ということで、2人対戦のかるたとりです。
今回は、お父さんと小学校高学年の娘さんが、対戦しました。
わたしは、あいもかわらず、読み手でした(泣)
その大声は、廊下までも流れ出ていて、「京都リビング」でも報道されたようです(爆)

えーと、今回は、2人の実力は、わりと伯仲していました。
若干、何種か覚えているお父さんの方が強かったようです。
上の句だけで取っちゃうと、

「そんなん、ずるいわー」

と、娘さんから声が飛んでいました。
いや、そういうゲームだから。

うまい人は、札の配置まで覚えて、読み始めると同時ぐらいに取ってきます。
しかも、取った札が、飛びます。
これ、本当の話。

五色百人一首 豪華愛蔵版 CD付


ゆうもあ,ゆうもあゲーム会・大阪,ゲーム会レポート,プレイ記録,ボードゲーム,ボードゲーム日記,2003年12月ゆうもあ・大阪忘年会Geistentrappe,あ・そ・ぼ,こぶたのレース,にじいろのへび,ゆうもあ,ゆうもあゲーム会・京都,ゆうもあゲーム会・大阪,イヌイット,オバケだぞ~,カエルがチュッ

オバケだぞ~

ゲーム会終了後、事務所に場所を移して、反省会&忘年会&ゲーム会。
いつもは、次の日に仕事があるということで1、事務所での反省会には参加できないのですが、今回は、年末ということで、月曜日は仕事が休み、参加することができました。

なんせ、「ゆうもあ」の忘年会ですからねぇ。
反省会をして、食事をした後は、ゲーム三昧でした。

やって見たかったゲームをいろいろ体験できました。

「オバケだぞ~」は、「Geistertreppe」という原題で「あ・そ・ぼ」では紹介していたゲームです。
「ガイスター」によく似たオバケごまを使って遊ぶスゴロクゲームです。
これは、「ゆうもあゲーム会・京都」で目にしてから、すごーく遊びたかったゲームなのです。

遊んだ方の話を聞くと、評価が高かったり、低かったりと、いろいろ。
1回自分で遊んでみなければ(笑)と思っていたわけです。

「ガイスター」と同じくドライマギーア社のゲームです。箱の絵は、暗闇の廃墟の階段をすすむ4人の子どもたち。
ボードは、少し大きめで、廃墟の階段の雰囲気です。
コマは、自分を表すてるてる坊主の形のコマが4つと、オバケのコマが4つ。
このオバケのコマですが、「ミッドナイトパーティ」のように、上からカパッとてるてる坊主のコマにすっぽりかぶせることができます。
「ミッドナイトパーティ」と違うところは、オバケゴマを持ち上げると、磁石の力でなかのてるてる坊主のコマも持ち上がることです。

てるてる坊主のコマは各プレーヤーを表す4色なのですが、オバケのコマには色の違いはありません。
だから、オバケのコマが上からかぶさってしまうと、どのコマが誰のコマかわからなくなってしまいます。

ルールは、初級ルールと上級ルールがあります。

まずは、簡単な初級ルールから。

サイコロを振っコマを進めていくのは、普通のスゴロクです。
さて、このサイコロですが、やっぱりというかなんというか、数字以外に「オバケ」の目というのがあります。
オバケの目が出ると、好きなコマにオバケゴマをかぶせて、オバケにしてしまいます。
そうすると、そのオバケは、もう何色だったのかわからなくなります(笑)
速くゴールに着いた人が勝ちですので、数字が出たら自分のコマを動かすのですが、自分のコマがどれかわからなかったら、適当なコマを動かさなければなりません。

やっているうちに、プレーヤー全員のコマがオバケになってしまいます。
さて、全員がオバケになって、次にサイコロで「オバケ」の目がでたら、今度は、「オバケ」同士で入れかえることができます。
自分が最下位ならば、1位と入れかえれば、いっきにトップに立つことができます。

これは、自分の手番以外でも、じっとゲームに集中していなければいけないというところが、なかなかにいいなぁと思います。
いつ自分のコマが入れかえられるか、わかりませんからねぇ。
小さな子どもなら、これでも充分にたのしめると思います。

ただし、基本は自分のコマを前に進めるだけですから、自分のコマがどこにあるかだけを追い続けていれば、あとは単純なスゴロクゲームです。
だから、小学校中学年ぐらいから上になると、ちょっとルールが単純すぎるなぁ、「入れかえ」のルールって、あんまり有効に働いてないなぁと感じるかもしれません。
まぁ、わざと人のコマを動かして混乱させるという手も使えるのですが、全員が自分のコマだけおっていればいいので、大人はそんな手にはまず絶対にひっかかりません。

さて、そこで、初級ルールが簡単すぎる人には、上級ルール。

上級ルールは、自分の色を表すチップを各プレーヤー、それぞれが持ちます。
全員のコマが、オバケになるまでは、初級ルールと同じです。

さて、全員のコマがオバケになって、次にサイコロで「オバケ」の目が出ます。そうすると、初級ルールと同じようにオバケ同士を交換してもいいです。でも、もう1つ、プレーヤーのチップ同士を交換することができるのです。

自分が今まで「黄色」だったのに、いきなり取り替えられて「赤色」になったりするわけです。
そうすると、当然、自分の色だけでなくって、他のプレーヤーの色もすべて覚えていなければなりません。

こうなると、

「あれ、それ動かすの?ブラフ?かんちがい?えっ、それでよかったっけ」

という疑心暗鬼が生まれてきて、なかなかに楽しめます。

わりと4色、覚えられそうな感じでしたが、プレー時間がのびればのびるだけ、自分に信用がおけなくなってくるという、なかなか楽しいゲームです。

1つのコマがゴールに入れば、ゲーム終了です。
それぞれ、正体を現して、順位を決めます。

楽しいゲームで、わたしは気にいました。
ただ、このゲームまだ日本では発売されていないのではないかと思います。
「こぶたのレース」、「ガイスター」のドライマギーア社のゲームということで、「ぱふ」などで売られるとうれしいなぁと思うのですが。
さて、どうでしょう。

 

 

カエルがチュッ

えーと、ツォッホの変なゲームです(笑)

一味ちがうわ。好きですツォッホ。でも、このゲームは、購入リストには入ってないです。

「イヌイット」と同じように、手の感覚を使って遊ぶゲームです。
ただし、「イヌイット」は重さを感じるゲームでしたが、「カエルがチュ」は長さを感じなければなりません。

プレーヤーは、カエルです。
多分きっと、王子様がばけているカエルなのだと思います。
だから、自分の色のカエルコマを持ちます。

このカエルコマなのですが、なんか、イヤな感じですごいリアルなんですが(笑)
いや、わたしがキャラクターな動物に慣れすぎているということなのかもしれませんが……そのリアルさは、「にじいろのへび」のへびの比ではありません。
カエルにキスしたお姫様って、本当にチャレンジャーだったのだなぁと感心してしまいます。

ゲームは、すごく小さな子でもプレイできるぐらいのシンプルさです。

各プレーヤーは、それぞれたくさんの木の棒の入った袋を持ちます。
ボードには、端と端にしるしがあって、まずは、2本あわせてその長さになる棒を袋のなかから選びます。このとき、もちろん、袋をのぞいたり、試しにおいてみたりすることはできません。袋を手の中に突っ込んで、

「エイヤ!」

と2本の棒を選ぶわけです。

さて、全員が選ぶことができたら、実際にその棒をおいて、棒の長さを比べてみます。
まず、長すぎたプレーヤーは、失格です。
目標の長さに1番近いプレーヤーは、使った2本の棒のうち長い方を利用することができます。2番目に近いプレーヤーは、使った2本の棒のうち短い方を利用することができます。

ボードの横には、リアルなカエルコマが、横一列にならんでいます。適当な距離をおいて、ゴールであるお姫様(ただの女の子?)がおかれています。
さて、さっき1位と2位だったプレーヤーは、自分の棒をカエルから、お姫様にむかって、のばすことができるのです。
そうつまり、今まで「棒」と呼んでいたものは、なんと「カエルのベロ」だったのです。

次は、1番負けている人が、次のお題になる長さをしていします。
そしてまた、2本棒をえらんで……。

というように、ゲームが進んでいきます。
はやく、「ベロ」がお姫様について、キスできた人が勝ちになります。

たしか、お姫様がカエルにキスしないといけないと思うのですが、このゲームでは、カエルの方が、積極的です(笑)
箱の絵が、ちょっとセクハラっぽいのも、わたしてきにはマイナス。だって、オススメするときに、ちょっと恥ずかしいじゃないですか。

もしかすると、呪われて人間になってしまった「カエルのお姫様」を、カエルの王子様がキスして、カエルに戻すという設定なのかも(笑)

プレイしてみて、わたしは、とっても下手ということがわかりました。だから、ちょっと評価が厳しくなっているのかもしれません(汗)
ただ、失敗した棒は、どんどん減っていってしまうので、後半になればなるほど、より難しくなってきます。その分、長さの目標が自分で決められるのですが、これがけっこう有効に働かすの難しかったです。
だから、けっこう極端に得意苦手によって、結果に差が出てしまうような気がします。

苦手だと、子どもにはつらいんじゃないかなぁ
とりあえず、大人ともう1回遊ぼうという気にはならないかな。
子どもと遊んで、子どもの反応を確かめてみたい気はします。

けっこう、「イヌイット」と同じで、子どもの方が得意なのかもしれません。

  1. 「ゆうもあゲーム会・大阪」の開催は基本的に日曜日 []

ゆうもあ,ゆうもあゲーム会・大阪,ゲーム会レポート,プレイ記録,ボードゲーム,ボードゲーム日記,子ども,2003年12月ゆうもあ・大阪Viva Topo,おもちゃ,ころぽっくるの家,ねことねずみの大レース,ゆうもあ,ゆうもあゲーム会・京都,ゆうもあゲーム会・大阪,イヌイット,ゲーム会,ザップゼラップ

イヌイット

このゲームは、けっこうすごいです。
2003年11月の「ゆうもあゲーム会・京都」で初お目見えになったこのゲームですが、もはや、定番ゲームの貫禄充分です。

多少、得意な子と苦手な子の差が出ちゃうところはあるのですが、「ザップゼラップ」で、5回ぐらいスタートにもどされちゃうストレスに比べると、チップが減っていくというのは、抵抗感が少なそうです。
チップは、賭けていくときに自分で調節できるというのも、なかなかいいところなのかもしれません。
なにより、失敗が「自分のミス」で、「人のイジワル」ではないというところが、子どもなりになっとくしやすいのかもしれません。
まぁ、大人になってくると「イジワル」も楽しめるようになりますし、わたしは、「ザップゼラップ」も大好きですけどね。

なぜか、今のところ、子どもの方が大人よりも勝率がいいです。
今回も、子どもが圧勝しておりました。

わたしは、「2」とか「3」、「12」など、端っこの数のときには、燃えます(笑)

イヌイット


ねことねずみの大レース

これも、文句なしの定番ゲームとなりました。
わたしの家の近くのおもちゃ屋さん「ころぽっくるの家」では、発売されてしばらくたった今でも、仕入れては即完売という状態が続いています。

今回は、4人の方にインストということで、ネコの役。ちょっと、不満だにゃ(笑)

はじめての時は、2回ぐらい続けて遊ぶのが、このゲームのオススメです。
子どもたちも、1回目をふまえて、2回目作戦を考えてきますし、ネコの動きも、1回目と2回目で、極端に違っていたりします。
サクッと終わるゲームなので、

「もう1回!」

って言われても、大人が、それほどつらくないところもいいなぁと思います。

まぁ、最近、ゆうもあのスタッフは……というかわたしは、このゲームを何回も繰り返してインストしていますので、そろそろ、ヤバくなってきたかも……。

その分、インストは、流れるようにわかりやすくなったでしょ(笑)もともと、そんなに難しいゲームではないですか?

でも、1回ぐらいはやらないとさびしいゲームでもあります。

ねことねずみの大レース / Viva Topo!

(2007-12-27)