のだめカンタービレ20
恋人が最大のライバルであるということを意識してしまうとつらいですね。
ぼくたちは、人間の走っている姿が好きだから、走れる人間にはどうしても「走れ!走れ!」と言ってしまう。
でもそれが、その人にとって、本当に幸福かどうかはわからない。
本当に、人よりも、並外れて走れる人間には、走る義務があるのだろうか?
やってみなければわからない。でも、実際に選択できることは少ない。
一方を選べば、一方の可能性は潰れていく。
もしあのときに……。
恋人が最大のライバルであるということを意識してしまうとつらいですね。
ぼくたちは、人間の走っている姿が好きだから、走れる人間にはどうしても「走れ!走れ!」と言ってしまう。
でもそれが、その人にとって、本当に幸福かどうかはわからない。
本当に、人よりも、並外れて走れる人間には、走る義務があるのだろうか?
やってみなければわからない。でも、実際に選択できることは少ない。
一方を選べば、一方の可能性は潰れていく。
もしあのときに……。
ユンロンが、どうやら退場するようです。
このあたり、本当に、シビアだ。
そして、久しぶりの峰くんと清良でした。まだ、あってないけど(笑)
そして、ターニャとヤスの恋の行方は?
なんか、すごい見所いっぱいで、充実しています。
次が、すぐ読みたい。
この手の本としては、素晴らしい情報量です。
ただ、もっと「のだめ」を理解するためには、こっちじゃなくて、「CD BOOK」の方が適当かも。
ルイや、フランクたち、いいキャラをかきながらも、あくまで、のだめと千秋との関係のなかでだけでかいていくというのは、なかなか難しいことです。つい、いいエピソードを思いついちゃうと、メインの流れでもなくても広げたくなりますから。
そういう意味で、「のだめカンタービレ」は、本当にストイックです。
そのせいで、2人にかかわらなくなった日本のキャラクターたちの姿は、さっぱりでてこなくて、
「どうしてるの??」
という思いはあるもののやっぱり、物語としては、ものすごくまとまった読みやすいものになっています。
シャルル・オクレールが言っていることは、名作「いつもポケットにショパン」でも語られたことですね。
それ一筋に打ち込んでいる人にとっては、そこが弱点になるんですねぇ。
一気読みしたお話は、続きが出るのを待つのが辛いですねぇ。
16巻と17巻の間はそんなに開いてないはずだけど、そう思ってしまいます。
千秋のなぞのお父さんがクローズアップ。千秋は、これからも苦労が絶えないようです。
でも、劇団の人たちとも理解し合い……。
また、2人とも新たなステップに?
そんな期待を抱かせてくれる1巻でした。