ちくま文庫一覧

内容濃縮

手塚治虫ミステリー傑作集 二階堂黎人が選ぶ!

本格推理の定義が、二階堂さんとわたしでは違うようです。
そのあたりは、う~むですねぇ。

しかし、この時代のマンガを読んで思うのは、本当によくこれだけの内容を短いページに詰め込んだものだということです。

この短編も、今かき直したら、きっと1から2冊ぐらいのマンガになると思います。


感受性が麻痺してきても

多重化するリアル

昔ほど、香山 リカの言うことが理解できなくなってきたのは、多分、わたしが大人に変わったからだろうと思います。

彼女が扱うサブカルな世界に、以前はどっぷり浸かっていたのに、今は遠い感じです。
追いかけていくのは、やっぱりパワーと時間がいるわ……。

だから、多分、彼女が指摘する問題は、今も本当はリアルにそこに「ある」のだと思います。

感受性が麻痺してきても、「ある」ということだけは忘れないようにしなければ。


読むべきファンタジーは、いっぱいあるな

別世界通信

荒俣さんが、楽しそうにファンタジーを語っています。こういうの書かすと、本当にうれしそうだな。
今みたいに、ファンタジーが知られている時代ではなかったので、よけいに、力がはいっているのかもしれません。

新井 素子、江戸川 乱歩、荒俣 宏と、好きな物語のことを語らせたら、いつまでも、語っていそうな感じです。

わたしは、「ウロボロス」もまだ読んでない。
読むべきファンタジーは、いっぱいあります。


分析するな、熱く語れ

戦闘美少女の精神分析

本人は、「萌え」もわからない、おたくとしてのメンタリティを持っていない人だそうです。

………。

嘘つけ(爆)

きっかけは、ヘンリー・ダーガーとかいっていますが、多分、セーラームーンあたりが気になっていたのではないかと。それで、ダーガーを知って「おー、芸術!」てな感じで、やっと、安心して語り出せたのではないかと。
この人って、今の地位や信頼をうしないたくない、そういう隠れおたくな感じがします。

ダーガーの話は、それなりに熱がはいっていておもしろいです。だから、ダーガーが好きなのは、多分、本当のことなのだと思います。が、それ以外の作品分析は、けっこう、いい加減だぞ。

まず、いろいろな人の説や考えをもってくるのですが、自分の感性に近くないものは、バッサリ感情で切り捨てています(笑)そのときのセリフが、

「わたしの専門的な経験からいえば……」

「わたしの感じた印象からいえば……」

みたいな感じの切り方です。
オイオイ、きみの感性は、そこまでシャープなのか(笑)

あと、解説でもつっこまれていますが、戦闘美少女を「日本的なもの」と位置づけながら、その存在を精神分析的に定義するというのは、あきらかに矛盾しています。

でも、「謎本」とか、「空想科学」たいな見方よりは、好きな見方ではあります。
戦闘美少女を語ることが、「自分語り」になっていくようなスタンスになってくれば、楽しいかも。

なにかを語りたいと思うとき、「好き」でも、「嫌い」でも、その対象になんらかの思いをこめているはずで、自分で選択して語りはじめた時点で、対象に対して冷静でなんかいられません。

だから、熱く語った、熱い文章が読みたいですね。


素敵な職業です

こちら本の探偵です

いやあ、こんな生活、うらやましいなぁと思います。
しかし、偏っててもいいから、ここまでの知識が自分にあるかというと……まず絶対にないですねぇ。

しかし、もう絶版になってしまった本とかはしかたないと思うのですが、図書館に本があって、みんながそれを利用すると、結果的に本の寿命を縮めてしまうことになると思うので、そのあたり、わたしは、図書館の利用(特に大人の図書館の利用)には、ちょっと微妙なスタンスです。
ちゃんと、使用料を取って、著者や、出版社に還元される仕組みをある程度つくるべきだと思っています。

まぁ、この人の場合、買っている量も半端でなさそうではあるのですが……。

ところで、赤木かん子さんは、どうやって喰っているのだろう?
執筆だけで、やっていけるのでしょうか?探偵業が、それほど儲かっているとも思えませんが……。

ただ、これは、この人の「天職」という感じだなぁと思いました。