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「教える技術」の鍛え方 人も自分も成長できる

割とスタンダードな感じのことしかかかれていません。
これが出来たらいいんのだけれど、これが「わかっちゃいるけど出来ない」から、本を読むのですが、まあ、学びの道と同じように、教えるという道にも、近道はないだろうなぁと思います。

そして、このスタンダードな方法の上に、もう1段階上の方法がある。きっとある(笑)あるのは、知っているのですが、なかなか難しいのです。

そして、そのもう1段階上にいきたいのですが、その前に、お前、コレできているのかという厳しい声が聞こえてきます。

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思考の整理学

東大、京大で1番読まれている本……らしいです。

うーん、内容は、文系の研究の仕方みたいな感じです。
理系の人の役には立つのかな?
アイデアの出し方という部分では、使えるところもあるのかも。

まあ、なんていうか研究するのに近道みたいなものはないよみたいな話かな。違うかも。

わたしは、新しいことの研究には多分向いていないです。考えていることは、けっこう当たり前のことなので。
でも、今まである理論が本当かどうかをコツコツと証明したり、試したりするのは好きかなぁ。

全員が飛行機である必要は多分ないのだと思います。
飛行機がグライダーよりも上等だなんて、誰が決めたんだ?上等なグライダーは、多分、飛行機よりも安定していて安全で、人をより幸福にすることすらあるかもしれない。
その部分は、忘れてはいけないと思います。

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百年の誤読

辛口。
よくこれ、連載できたなぁと。しかも、本の宣伝の雑誌「ダ・ヴィンチ」で。

でも、これでダメだダメだと書いてある本も、読んでもみたくなってくるところが、いい批評だなぁと思いした
ほんまにそこまで非道いのかよとか。そのひどさは好きそう(笑)とか。

はじめは、豊﨑も男の人だと思っていたのですが(名前すらみずに読んでいたという)、女の人だとわかってから、面白さが増えた感じがしました。

まあ、「バカの壁」とかは評価されすぎだろうとちょっと思いますけどね。
つまらん本じゃないですか。

ベストセラーになって、残っている本と残ってない本というのがあって、やっぱり、残ってない本というのはひどいものが多いんだろうなぁという、当たり前の印象ですね。

題名が、いいよねぇ。
でもまあ、わたしはすべてが誤読だと思っています。そして、それで良いのだとも。

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オタク・イン・USA 愛と誤解のAnime輸入史

今から少し前の(といっても10年ぐらい前か?)アメリカのオタクたちの姿。

町山 智浩訳で読みやすいです。というか、訳者の名前を見て、これは信用できると買った1冊です。

感じは、町山の本とよく似ている。まぁ、文体もよく似ているし、話の進め方にも、かなり町山のアドバイスが入っているそうなので、自然とそうなるのかと思います。

どうしようもないアメリカ。でも、元気なアメリカ。オタクも元気。
いや、オタクって、することあるから、いつもけっこう元気なんだと思います。なにかを全力で愛していいというのは、心の安定につながる……かも。

でも、やっぱり日本と同じように、世代間のギャップがあったりして、グループ化はしていくみたいです。

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本を読むわたし My Book Report

本読みエッセイは、大好きです。
華恵は、若干、感性がわたしとは違うと感じでいたのですが、これは、楽しく読めました。

「小学生日記」よりも、さらに物語によった感じになっています。

うーん、小癪なと思うのは、偏見なのかなぁ。そうかもしれない。
「ココナッツ」のみたいな微妙な距離感が良いです。