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子どもに本を買ってあげる前に読む本 現代子どもの本事情

ところどころ、おぉ、

「その通り!!」

と、喝采をあげたくなるところもあるのですが。たとえば、物語読みな人と嘘の話を読みたくない人がいるという話とか。わたしは、完全に、物語読みな人ですねぇ。
あと、古い本は、読みにくいとか。

でも、全体を通して読むと、何が言いたいのかは、ぼやっとしている感じです。わたしの作った図書館の自慢話?そのわりには、ノウハウは、あんまりあきらかにしてくれていないんだよなぁ。
もちろん、そのノウハウこそが、売りモンなんだから、こんなところでは書けないのかもしれませんが。

まあ、同業者に対しては、

「本ぐらい読めよ」

と思うことは多々ありますが、子ども全部が本好きになることが本当に正しいかどうかはわからないなぁ。あと、子どもで満員の図書館が、いい図書室かどうかも。

子どもが満員御礼の図書室ができちゃうと、古い本と本の間とかにいるひっそりした子どもの居場所が、またなくなっちゃったりもするんです。
割と自分が、そういう子どもだったので。

そういう子たちのために、学校の図書室にも、書庫が欲しいよねぇ。

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シャーマンキング完全版27

シャーマンキング、ラストです。
最後は、まん太でラストでした。表紙、まん太だけに、今回は、オーバーソウルはなしね…と思ってはずしたら、心霊写真みたいに顔が写り込んでいて、ビビリました。

しかし、週刊少年ジャンプが、あとこれだけをかかせられなかった理由っていうのは、いったいなんなんだろうと思ってしまいます。

やっぱり、人気?

あきらかに、今回、かききったことで、このマンガの価値は、さらに上がりました。まあ、やっぱり、駆け足だった部分は、あったのですが。それでも。

なんか、これだけ広げたふろしきですけど、実は、全部ハオのインナースペースの出来事でしたみたいなオチにすることもできたと思います。でも、そっちに逃げずに、きっちりとケリをつけてくれたというのが、なんとも嬉しいです。

なによりも、彼らは生きていたなぁと。そして、これからも、生きていくんだなぁと。

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エンジェル・ハート10

作家には、たとえフィクションの中の登場人物といえども、1度歩んだ人生は変えられないと思っている人と、状況に応じてテクニカルに過去を変えていける人がいます。
どっちがいいとはいえないけれど、コンスタントに完成度が高いのは、職人的な後者だと思います。

この人は、あきらかに、後者ですね。

暴走がないと、安定している分、頂上が決まってしまう感じも強いのですが。

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パティスリーMON10

この「最初から…」という展開は、あまりにも都合よすぎのような気もしないでもない。

でも、現実にも、そんなもんかなぁ…。
オトメちゃんみたいな子は、いつも誰かにもてていて、自分では気づいてないだけ……というのは、ありうる。

そして、最初に、言ったもん勝ちみたいな。

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パティスリーMON9

花火は、いいよねぇ。

と、ごく個人的なことを言ってみる(笑)