妖怪番長4
天狗編?
なんか、壮大な話になってきた(笑)なんでそうなるのかは、もう勢いとしかいいようがないけれど。
まあでも、勢いって大事。今、「からくりサーカス」のアニメをやっていて見ているけれど、アニメで見ると、なんでそうなったという展開ばかりなのですが、マンガ読んでいるときは、そんなこと思わなかった。
ひたすら、ジェットコースターになっている感じで、楽しかったです。
柴田 ヨクサルのマンガも、そんな勢いがあります。
「最初にして最後の長い夜話」?最終章?
それは、はやすぎる気が。もっと、読みたい。
まあでも、「からくりサーカス」の時のように、おわらないマジックをもう1回見てみたい気もします。
なぞのセンセイは、宮沢 賢治っぽい?
しかし、賢治とアラビアンナイトって、なんか接点あったっけ?
藤田 和日郎の新連載です。
物語の感じとしては、「からくりサーカス」ほど、ムチャクチャな感じではなくて、「うしおととら」みたいな感じの話になりそうです。
男の子は、熱いです。熱い男を描かせたら、ピカイチですね。
でも、普通のケンカが強いだけの高校生が、ビルの側面を駆け下りていくというのは……。いや、かっこよくって好きなんですけどね(笑)
昔はおもしろかったけど、最近は、ダメダメとかいわれながら続いていた「からくりサーカス」も、とうとう完結です。
でも、本当に、最近の「からくりサーカス」は、ダメダメだったでしょうか?
わたしは、43巻まで、ずーーっと、一定のテンションを維持してきた希有な物語だと思っています。
そのテンションは、人に優しい、肌触りのいい種類のものではないので、人にとっては重たかったのかもしれませんが、それは決して、「ダメ」といわれる種類のものではなかったのではないかと思います。
なによりも、この物語を43巻かきあげたというが、すばらしいと思います。
たしかに、この物語は、矛盾や、穴がいっぱいあると思います。テンションだけで押し切っていく強引な展開。絶対、先なんて考えてなかっただろう……とか思いますが、人生もまたしかり、本当のところ先なんてわからないんですよねぇ。
だから、
「元気があれば、なんとかなる」
というのは、とても、本当のことだと思うのです。
フェイスレスとまさるの最終決戦。
あそこで、ディアマンティーナや、問いに対するまさるの答えが、あんなふうに決まるなんて、多分、作者だって計算してかいたわけではないと思います。
でも、物語の持つ、テンションがいつも、しっかりとスジの通ったものだったので、しっくりと落ちていったと思うのです。
こういう仕事って、なかなか出来ないんですよねぇ。
キャラクターが生きて、本当に物語をぐいぐいと引っ張っていきました。
完結に立ち会えてうれしいです。
おつかれさまでした。
カーテンコールに、拍手!!