おカマ白書一覧

のぞく目は、自分を見つめて

おカマ白書3

これも、結局、のぞく目は自分を見つめていたということで、本当にこの人のかく話って、一貫しているなぁと。1番好きなのは、自分だけ。

このラスト、ミキちゃんも実は自分が好きだったというオチだとばかり思っていたのですが、読んで見るとそんなことないですねぇ。なんというか、「好きだから」という理由で、メチャクチャ無理させている気がします。
だから、太郎ちゃんと田中の方が、誠実なものを感じてしまいます。

そして、ミキちゃんが、男の格好をする意味、まったくありません。女の姿形をしたものには、男の姿形をしたもの。それ以上の発想にはどうしてもならなかった時代的なものもあるのかなぁと思います。

この時代、知らないから傷つけるような言葉がいっぱい世界にはあふれていた。知るって、大事です。


バブルな時代

おカマ白書2

あぁ、この頃バブルな時代だったんだなぁと。
わたしら位から上の世代は、どうしても、その時代の空気や考え方をひきずっているところはあるよねぇと思います。

しかし、この人の作品らしく、主人公を始め、出てくる登場人物が全員ヘンタイです。コメディ的に、誇張はされてはいますが、それでも。
その意味でも、一貫した書き手なんだなぁと思います。


視線の向こう側

おカマ白書1

これは、実は山本 英夫で1番最初に読んだ本です。
けっこう好きでしたよ、コレ。
でも、内容は、まったく忘れてましたねぇ。見事なほど。女装した自分がメチャクチャかわいくて惚れちゃうということ位しか覚えてなかった。

「のぞき屋」から後の作品に比べるとコメディ色が強いので、作者別人とか思うのですが、視線の向こう側にあるものに興味があるという部分では、ものすごくこの人、一貫しています。