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ダイナマイト

さて、5歳の彼ができるゲーム、他に何があるかなぁと考えて、出てきたゲームが、「ダイナマイト」です。

今度は、引き算のゲームです。
さすがに5歳に引き算は、難しいかなぁ。と思ったのですが、数字が減っていく様子が、視覚的に理解できれば、けっこう楽しめそうです。
そこで、取り出しましたのが、「カルカソンヌ」の点数ボードと、コマ1つ。
これでまず、20のところにコマをおきます。そして、数字が減っているごとにだんだんとコマを0に動かしていくわけです。
本当は、火が燃えているような絵であったり、ダイナマイトの絵であったりする方が、よかったのですが、まあ、今回は贅沢を言ってはおれません。

スタート。思った以上に簡単に、ゲームに入り込むことができました。
コマを動かして、視覚的にわかるようにしていましたが、そんなのなくても大丈夫だったかもしれません。
ときどき、大きなカードを出して、

「それは出せないよ」

という場面はあったのですが、充分、楽しんでプレーしていました。

ここでも、彼のプレーは、とにかく攻めのプレーです。特殊カードがあれば、絶対それから使ってきます。
特に、「2枚引き」と「リターン」が好きで、手に入ればそれを速攻で使ってきました。

わたしは、席順がとなりでので、結構、「リターン」で返されたりしておりました。

でも、このプレーには、欠点が。
このゲームの特殊カードは、時間が進まない出しても絶対に安全なカードなのです。
その安全なカードを先に先に出してしまうと、いざというとき、「残り1秒」のときなどに手番がまわってくると、自分が出せるカードがなくなってしまうんですねぇ。
だから、ここぞという時のために温存しておくのが、勝つためのセオリーです。

「おっちゃんやったら、そのカード、大事に残しとくわ」

とちょっとアドバイスもしてみたのですが、何で残すのかわかんなかったみたいです。
それ以上に、

「なんで、敵の言ってること、聞かなくちゃいけないんだ?本当とは、限らないぞ!!」

というのが、あったりして……。

でも、そんなプレーでも、彼のところでばっかりダイナマイトが爆発するということはなく、彼自身も、すごく楽しんで、プレーしていたので、よかったと思います。

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バケツくずし

「ミッドナイトパーティ」を遊んでいるうちに、他のファミリーも集まり出しました。
5歳の彼もやってきましたが、

「みんなもう、ゲームを始めてる。ぼくも、一緒に遊びたいよーーー」

となったわけです。

これは、なかなか大人のゲーム会でも難しい問題ですねぇ。
スタートの時間が合わないと、待つ時間ができてしまいます。
大人だと、仕方ないのでなんとか時間をつぶして待つか、別のゲームの卓を自分でたてちゃうということができるのですが、子どもだとそうはいきません。
そういう状況のために、このゲーム会では何人かはフリーのスタッフが常に対処できる状態でいます。

ちょうど、わたしたちゲームをやっていない大人が何人かいましたので、対応を。

「どんなんしたい?」

「なんか、あの馬とかでてくるやつ」

「動物さがし」とかかな?

「ゲーム、見に行ってみようか?」

うつぼゲーム会の会場になっているお部屋、靱会館の会議室は、道路に面した一画がとても大きなガラス張りの窓になっています。
外から、内でゲームをしている様子がよく見えるようになっているわけです。
また、その日のゲーム会のために持ってこられたゲーム類は、その窓際のテーブルに並べられます。
道を歩いている人が、興味を持ってくれて仲間に入ってくれるとうれしいですね。
そのゲームがおいてある窓際に行って、ゲームを探します。

「これ!」

とその5歳の子が選んだのは、なんと「バケツくずし」でした。

「バケツくずし」は、前の手番の人よりも、大きなカードを出していくゲームです。
そのとき、3枚までカードを1度に出すことができます。そのとき、3枚のカードの数値を足さなければなりません。また、以前に出した自分のカードが残っていたら、そのカードの数値も足さなければなりません。

「これかぁ。これは、足し算とかしないといけないぞ」

5歳。小学校前ということで、ちょっと躊躇しました。

「これ、前にやって、難しかったやつやん」

とお母さんも心配そうです。
でも、彼は譲りません。

「できるもん。これする」

お母さんのお話によると、簡単な足し算、引き算ぐらいなら、何とかできそうだということで、ゲームをスタートしました。

メンバーは、5歳児の彼、お母さんに、りんを含む大人3人。5人プレーです。
まず、バケツを5色、各色3枚ずつ計15枚取ります。
そして、カードを1人12枚ずつ配って、それを見ながらバケツでピラミッドを組み立てて、ゲームスタートです。

5歳の彼ですが、ゲームを充分理解していました。
自分の手番になると、いきなり2枚とか、3枚のカードを重ねで出して、一気に数字を大きくしてくる強気のプレーです。
りんが、今まで一緒にプレーした、小学生や、大人の人たちは、結構、カード温存プレーで、チマチマと数字が大きくなっていましたので、このプレースタイルは、けっこうショックでかかったです。

また、それが案外、強いのです。
5人でプレーしていると、彼のところで数字が一気に大きくなります。隣は、彼のお母さんが座っているのですが、まあまあ、なんとか耐えられます。でも、その次の手番の人は、もう耐えられなくなってくるんですね。
そうして、そこでバケツがくずれちゃうと、数字の大きさはリセットされます。結果的に、彼のところに手番が回ってくる頃には、数字がまたちゃんと小さくなっているんですねぇ。

すごい、大胆ですが、実は結構計算され尽くされた作戦でしょうか?

この作戦のもろに被害をうけるのは、いきなり数字を大きくされる彼の隣に座っているお母さんと、お母さんが耐えたときに、さらに大きな数字になってふりかかってくるお母さんの次の手番の人です。

席順が、「ブラフ」と同じ様に重要なゲームだということがよくわかりました。
ちなみに、わたしは、彼の右隣。もっとも、影響の少ない場所でした。

ちょっと彼にも、痛い目にあってもらいましょう(笑)ということで、わたしも、彼のまねをして、3枚カード攻撃などを繰り出していたのですが、彼はそれをすんなりクリアして、影響は、さらに次の手番の彼のお母さんにいっていました。

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というわけで、たいへんゆっくりになりましたが、「うつぼゲーム会」の様子を何回かにわけて書いていきます。

「ゲームリスト」に新しいゲーム追加。

イエサブで買ってきた「スペース ビーンズ」とYELLで買ってきた「メルヘンカルテット」です。

12時間ぐらい寝たら、熱はさがったようです。
とりあえず、仕事に行こう。

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ミッドナイトパーティ

きのうは、ご心配をおかけしました。
まだ少し、のどは痛むのですが、1日働いてきて、熱も上がらずということで、体調は、もどりつつあります。

そろそろ、だいぶんたってしまいましたが、1月26日に参加した「うつぼゲーム会」の方のレポートを載せていこうと思います。
そのうちに、各ゲーム会ごとに、まとめてページをつくりたいと思っていますが、それは、いつになることやら(笑)

前置きは、これぐらいにして、さて、スタートです。

月に1度の「うつぼゲーム会」でした。
子どもたちとゲームが心置きなくできるぞーーということで、今回は、ウキウキ気分で朝から参加です。
まあ、「きみは、いつも子どもと遊んでるじゃないか」と言われるとそのとおりなのですが、いつもはすごく限られた時間の中で遊んでいますので、なかなか「心置きなく」とはいかないわけです。

実際に、短い時間で遊ぶゲームと、時間を気にせずに遊ぶゲームでは、同じゲームでも面白さが変化するものもあります。
じっくりと考えるゲームは、やっぱり腰を落ち着けて、時間を気にせずにやりたいものです。

子どもたちが集まってきて、最初に盛り上がったゲームが、「ミッドナイトパーティ」でした。
オバケのヒューゴくんの登場です。

ボードには、地下室(地下牢?)からのぼって来る階段と、それを取り囲むようにつくられたろうか、そして、そのろうかを囲むように部屋が配置されています。
プレーヤーは、自分のコマの色を決めます。コマは、ジェントルマンのかたちをしたものとレイディのかたちをしたものがありますが、かたちは雰囲気だけのものです。
オバケのヒューゴくんは、地下につながる階段の1番下で、パーティが始まるのを待っています。

プレーヤーは、順番に1体ずつ、自分のコマをパーティ会場のろうかに配置していきます。
このとき、ろうかの同じマスのなかには、1人の人しか入れません。

全員が、レイディとジェントルメンのコマをボード上にすべて配置すれば、ゲームスタートです。
プレイヤーはサイコロを振って、出た目だけコマを動かしていきます。
このバーティのお客さんたち、今夜は、社交が目的だからなのか、いっこうに部屋の中に入ろうとはしません。ろうかを、グルグル一方通行に歩いているだけです。
きっと、歩きながら、

「あーら、奥様。お聞きになられました?」

とか有閑な人らしい、むなしい会話を続けているわけですな。
動き始めれば、同じマスに人が入っても大丈夫です。
サイコロの目の分だけ、グルグル、グルグルとまわっていきます。

でも、そのサイコロの6つの目のうち2つには、なんとオバケの絵が描いてあります。
はじめオバケは地下の階段の1番下にいるのですが、サイコロでオバケの目が出ると3歩ずつ階段をのぼって、みんながパーティをしている廊下にとびだしてくるのです。

オバケが1階に飛び出すと、パーティは、パニック状態におちいります。みんな我先にろうかから部屋に飛び込みます。
そして、部屋に飛び込むと、オバケが入らないようにすぐにカギをしちゃうので、部屋には、早い者勝ちで1人しか入れないのです。

オバケに追いつかれたり、追い越されたりすると、捕まって地下室に送られてしまいます。さて、うまくオバケから逃げ切れるのか?
はやく捕まれば捕まるほど、マイナス点が大きくなります。

今回、プレーされていたゲームは、わたしの持っているリメイク版、謎の中国語版「ヒューゴ」ではなくて、昔に発売された日本語版の「ミッドナイトパーティ」でした。
ルールも、それにあわせて、改定された「ヒューゴ」ルールではなく、「ミッドナイトパーティ」ルールで行われました。

どこが違うのかというと。このゲームでは、パーティのお客さんであるジェントルマンやレイディのコマを動かして遊びます。そのとき、「ヒューゴ」では、自分の色のコマしか動かせません。でも、「ミッドナイトパーティ」では、だれのどの色のコマを動かしてもよいことになっています。
ですから、「ミッドナイトパーティ」だと、

「オバケより後ろにいるから追いつかれなくて安心」

と思っていると、人に自分のそのコマを動かされて、オバケのすぐ前に持ってこられたりするわけです。

今回、わたしは、ゲームに参加せず見ていただけでした。
大人も交えて遊ばれていたのですが、とっても盛り上がっていました。
「ヒューゴ」ルールで、わたしも何回か遊んだことがあって、そのときの感じでは、楽しいけれど何回も遊ぶと飽きてしまうかなぁでした。ちょっと、小学校の高学年以上でゲームに慣れている子は、物足りなく感じるかなぁと思っていました。
でも、今回の「うつぼゲーム会」での「ミッドナイトパーティ」は、だれてしまうこともなく、大盛り上がりを見せておりました。

ゲームをよくされるファミリーの子どもたちも、このゲームは、はじめてみたいでした。そして、何よりも、一緒に遊んでいる大人たちが、子どもたち以上に、ワーワー、キャーキャーと楽しい雰囲気を作り出していたのがよかったのかもしれません。

その後、お昼からも、「ミッドナイトパーティ」は、遊ばれていました。
ルールがわかりやすいこと、かなり多人数(8人まで)でプレイできること、なども含めて、やっぱりこれから子どもたちにゲームを進めていく上で、かなりオススメのゲームです。

盛り上がっているテーブルを横目で見ながら、こんど、地元の子どもたちと遊ぶときは、1回、「ミッドナイトパーティ」ルールで遊んでみようと思うりんでした。

ひとつ告白をしておくと、今までずっと、オバケの名前を「ヒューゴー」だと思っていました。
このサイトの今までの日記や、掲示板には、ずっと「ヒューゴー」と書いていました。
でも、それは過ちと教えてもらいました。
正しいルールブックに載っている日本語の名前は、「ヒューゴ」です。
ここで、今までの嘘をお詫びするとともに、訂正させていただきます。

「コンピューター」と「コンピュータ」みたいなものでしょうか?
思いこみというのは、おそろしい。
わたしは、レオ・レオニの「フレデリック」を、ずっと「フレドリック」だと思っていた人なので……。

そのうち、ここで書かれているものも、訂正させていただきます。
そのうち、そのうち。

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ブラフ

実は、この話はきのうの話です。
きのう、書きたかったのですが、「そっとおやすみ」の方を優先させたわけです。
それを考えると、このところかなり充実したゲームライフを送っています。
自分的にも、ゲームがおもしろくて、おもしろくて、しょうがない時期にあるのかなと感じています。

「ブラフ」と「ヒューゴー」と「ガイスター」は、わたしがはじめてまともにプレーしたドイツゲームです。
それ以前は、興味があって購入をはじめていたのですが、遊ぶ相手も、機会もなかったのでした。
もしかすると、Webのカタンは、それ以前に経験していたかもしれませんが、本物のボードを広げて、生身の人と対面してゲームするというのは、この3つが、はじめてだったです。

遊んだ相手は、父方のいとこの子どもたち3人でした。
中学2年生、小学6年生、小学3年生の3人で、「ヒューゴー」と「ブラフ」が、特に子どもたちのお気に召して、「ヒューゴー」は、夏休みの間、彼らの家に貸し出されていました。

「ブラフ」は、中学2年生がいたく気に入っていました。この日、この子にはサイコロの神様がついていたようで、★4つとかを平気で出していました(笑)。

「ガイスター」は、何回かやってみて、絶対におっちゃんに勝てないということが判明して(そういうゲームに全然慣れていない子たちだったんですね)、人気がなかったです。

わたしは、この日に、「ヒューゴー」を死ぬほどプレイして、ちょっと、「ヒューゴー」に飽きちゃったところがありました。
逆に、

「あー、いくらでもしていたいー」

と思ったのが、「ブラフ」でした。

何でなんでしょうね?
お気に入りのゲームや、楽しくてまたやりたいゲームは、いっぱいあったのですが、こういう感覚になったゲームは、あと「クク」ぐらいです。
は、もしかして、ギャンブルから、足が抜けなくなるタイプ……?

というわけで、時間的にも短い時間でできるし、このゲームを子どもたちとやりたいなぁとは、けっこう前から考えていました。
このとき、一緒に遊んだメンバーの最年少が3年生だったということもあり、3年生ぐらいならできるか?と3年生が集まったときにやってみたことがあったのです。

ですが、残念ながら、結果は撃沈でした。
3年生は(というかうちに来る子たちは)、おとなしい子がけっこう多いわけです。
ブラフの数字を宣言していくというのは、けっこうその子たちにとってきびしい選択だったのです。

例えば、「キャントストップ」。サイコロを4つ振って2つずつの組み合わせをつくります。出た目にあわせて、自分の一番得になる道を考える。これはできます。
例えば、「フォレロッテ」。フォレロッテしたとき、次のサイコロを振るか、振らないか?これも、安全策で振らないという選択ができるわけです。

でも、「ブラフ」。
特にボーダーライン。
おっちゃんは、

「ちょうどあってもおかしくないぐらいやなぁ」

とか言っています。
そんなときに、

「ブラフ」

と言うことも、

「4の目が8こにあげます」

と言うこともできなくなっちゃうんですねぇ。
じーーっと、考えて沈黙。
そ、そんなにきついものでしたか?
性格もあるとは思うのですが、全然すすまなかったのです。

これ以来、

「あぁ、やっぱり、子どもにブラフは無理かなぁ」

と長らく封印していたのでが、「うつぼゲーム会」に行くたびに(といっても2回しか行っていませんが)、「ブラフ」の卓がたっていて、見ていると我慢できなくなってきました。

そこに颯爽と救世主のように現れたのが、我らが4年生たちです。
といっても、いつものメンバーとは別グループです。
いつものグループが「やんちゃ組」とするならば、こちらは「おしゃべり組」です。そして、やっぱり、他の学年を圧倒する元気を持っています(なんでなんでしょう?)。

「何人くるの?」

「えー、とりあえずわたしだけ来た。あと、1人はくるよ」

「おっちゃんまぜて、3人か。5人ぐらいいるといいんやけど」

「5人。まっててや」

はやいはやい。止める間なく、同じく4年生を5人集めてきました。
6人の最大人数でのブラフは、わたしもはじめてです。

「ブラフ」は、サイコロの目とその数を当てあうゲームです。

プレーヤーは、最初に5つずつサイコロを持ちます。そして、すべてのサイコロを他人からは見えないようにダイスカップに入れて、振ります。

手番のプレーヤーは、全員のサイコロの目を予想して、「何の目」が「いくつ」あるかを予想します。
このとき、自分のダイスカップのなかのサイコロを見ることができます。でも、他人のサイコロは、見ることができません。

サイコロには、「6の目」のかわりに「★の目」があって、この「★の目」は、どんな数字にもなります。
だから、「1~5の目」がでる確率は、「★の目」を入れて1/3になります。
「★の目」が出る確率は、1/6です。

全体のサイコロの数と確率を考えて、宣言していきます。

次のプレーヤーは、この宣言をつりあげることができます。
サイコロの目を大きくするか、サイコロの数を多くして宣言し直します。
でも、もし、前のプレーヤーが宣言しただけのサイコロが場にないと感じたら、

「ブラフ」

といって、すべてのプレーヤーのダイスカップをオープンにして、実際にその数があるかどうか調べます。
もし、そのサイコロの数が、前のプレーヤーの宣言の数よりも多かった場合は、「ブラフ」といった人の負けです。負けた人のサイコロがへります。
もし、そのサイコロの数が、前のプレーヤーの宣言の数より少なかった場合、嘘を見抜かれた前のプレーヤーの負けです。負けた人のサイコロがへります。
もし、そのサイコロの数が、前のプレーヤーの宣言の数とまったく同じだった場合。宣言したプレーヤーのみが勝者です。それ以外の人のサイコロが全員1つずつへります。

こうやって続けていって、サイコロが最後まで残っていた人が勝ちです。

さて、全体のなかで「ある目」を出しているサイコロの数を宣言するわけです。
これは、サイコロが30個だったら、「だいたい同じ目は10個ぐらいあるな」と確率で考えていくわけです。
でも、自分のダイスカップのなかのサイコロが、極端に同じ目ばかりでていたらどうでしょう?
可能性として、その目は、確率で考えるよりもたくさんあるかもしれません。
また、自分の前の手番の人が、ある数字を極端にたくさんの数宣言したならば、その人のダイスカップのなかには、その数がたくさんあるのかも知れません。
でも、なかには、自分が全く持っていないサイコロの目を、さも持っていそうに宣言してくる人もいます。
そう、このゲームの名前は、「ブラフ」(ハッタリ)なのです。

ふり直しといって、宣言するときにサイコロをいくつかダイスカップから出してもう一度振るルールがあるのですが、今回は、そのルールはなしでやりました。
あと、本来は、サイコロがなくなるとゲームから脱落していくルールなのですが、今回は、1人のサイコロがなくなった時点で、またはじめっからスタートというルールでやりました。
こうやって、厳しさをちょっと緩和すると、負けてもすぐにゲームに戻れて、プレッシャー小さくなるかな?

決断力と行動力の4年生ですが、やっぱりボーダーのときは、すごく悩んでいました。

「あー、ドキドキする」

とか、それを楽しんでしまうところがいいところです。
今回は、極端な目というのは出なかったのですが、30分ほどしているうちに、けっこう勘のいいところを見せてくれました。
ひとつは、

「あー、おっちゃんの横の席は、イヤやーー」

別に、嫌われているとか、そういうわけではないですよ。
わたしのところで、急に宣言をあげるので、左隣の人は、きつい選択を迫られるんですねぇ(笑)。

「えー、どうしようかなー。もう、星いっとこ」

宣言は、必ずあげるしかないのですが、★は1/6の確率でしか出ないということで、他の数字と1/2ぐらいの数を宣言すればいいことになっています。
失敗したときも、宣言している数が少ないのでへるサイコロの数が少ないんですねぇ。
それが、なんとなくわかっていたようです。

これができると、楽しみ増えたなー。
というきのうの出来事でした。