ラ・アルメイアの幻砦V3 下 セブン=フォートレス リプレイ
おぉ、2巻続きで、しかも、あんまり世界が救われなくて、次に続くですか。
なかなか、壮大な話になってきたなぁ。
この感じだと、ナイトウィザードの世界に、セブン=フォートレスのキャラクターが入り込んでいるみたいな気がするのですが、なぜか、メインは、セブン=フォートレス リプレイです。
主人公が、セブン=フォートレスのキャラクターだからかな。
実は、「白御子」は、この後の話で、読む順番間違えた感じです。まあ、あんまり、話はつながってないので大丈夫でしたが。
しかし、木暮さんって、なんでこんなにキャラがたっているのだろう。「白御子」のときは、なんにもしないほとんどNPCみたいなキャラを自分から進んでしていたし。
なんで、そんなことが思いつくんだ?
田中 天とか、鈴吹 太郎とか、と同じぐらいRPG遊び方がプロだと思います。GMしてるとき、こんな人がいたら、ヤダ(笑)
ソルトの正体は、まあ、途中から気づいていたのですが、しかし、こういう勝手につくった設定をあたかも伏線のように絡めるのは、本当に、菊池 たけしはすごいです。
柊を「界を越えるキャラクター」として設定したのは、成功だと思います。
これは、ザーフィでも、よかったのかもしれないし、行く先、行く先で、バンダナ・ガールズが増えていくという展開も、けっこうおいしかったかもしれないとも思いますが。
ただ、やっぱり、「セブン=フォートレス」のキャラクターよりも、「ナイトウィザード」のキャラクターの方が、読者の日常に近いぶんだけ、思い入れをしやすいということがあるかもしれません。
そこの世界に入ったときの違和感が、やっぱり、鮮明にでてきます。
ラストは、王道。美しいです。