指輪物語7 追補編
とうとう、「指輪物語」終了です。
けっこう、この最終巻は、くるしかっけど……。読み飛ばしたところも、多いですが……。年表には、興味がない人間なんですよ~。
トールキン。この人も、これをみると壮大なる「オタク」です。
年表に興味がないのは、実は、想像力がないからかもしれない……なんて思ってしまいました。
でも、ちょっと、彼らのその後なんかがわかって、嬉しかったかもしれない。
結局、去年中には読めずに、今年に入ってから読み終えました。
けっこう意外だったのが、指輪を火の山に放り込むのが、物語の前半だったことですねぇ。
でも、それから後に続くお話は、この長い長いお話の大団円にふさわしいものだと思いました。
むかしよんだときの記憶では、フロドがエルフたちと行っちゃう状況は、とっても、重苦しいものだという印象だったのですが、もしかすると、そうでもないかも。
「優しい心の贈り物である憐れみを軽んじてはいけない」
というのは、今回、あぁ、わたしのモヤモヤとしていものを言葉にしてくれたセリフだなぁと思った。
「不便でしたが、不幸ではありませんでした」
という言葉が、あたかも、正解のように語られるたびに、
「かわいそう」
という言葉が非難されるたびに感じていた違和感。
それが、ちょっとすっきりしました。
不幸であるかどうかは、やっぱり、人それぞれの状況によって違ってくるのものです。
ときに、人の同情が、人を救うこともあります。
それを否定すると、なんだか、住みにくい世界になってしまうような気がします。
優しさは、やっぱり、優しさとしてうけとめていきたいものです。
さて、後は、追補編だけです。
文庫本1を持っているのに、わざわざハードカバーを買ったのは、この追補編を読んでみたかったからです。
あとで、文庫で、これも出て、ちょっとショックをうけてしまいましたが……。
とうとう、第3部まで来ました。
1巻を読み終えたのが去年の8月ですから、結局1年以上かかって、ここまでたどり着いたということですねぇ。
この巻は、派手なシーンも多くて、大好きな、「王様の手は癒しの手」のエピソードもあって(ロードにクラスチェンジですねぇ)、楽しめました。
さて、いよいよフィナーレ。
最終巻は、今年中に読み終えられるのでしょうか?
……あっ、別冊があった?
えーと、だいぶん前に読み終えていたのですが、本が行方不明になっておりました(爆)
以前、学生時代に「指輪物語」を読んだときは、このゴクリの話のあたりが、1番つらかったのを覚えています。
映画で見ると、戦争ばっかりの第2部より、このエピソードがはいる第3部の方が、おもしろく感じました。
二重人格的なゴクリの性格を映画を見るまで理解できていなかったからだと思います。
なんか、独り言をいうシーンとか見ても、ワザとサムに聞かせているのかなぁと思っていたわけですね。
きっと「王の帰還」を読み始めるのは、今年の8月あたりからではないかと思います。