バルダーズゲートの伝説2 吸血鬼の影 DUNGEONS & DRAGONS
えーと、吸血鬼の話は続くのかな。これで終わりだとあまりにも行き当たりばったりな感じがするのだが。
次の巻を読んで見ないとわからないですねぇ。
PCゲームでも大人気とかいてあるが、そんなPCゲームがあること自体知らないという…。
「D&D」のアメコミ。
よく見ると、ヴィレッジブックスでもなく、小学館プロダクションでもなく、KADOKAWAでした。なるほど、流れとしては、アスキーエンターブレイン系なのね(多分)。
まあ、こういうレーベルが出てきたのはうれしいけれど、角川系だと、けっこう売り上げがシビアで切られるのが早いんでないかと心配もしています。
今は、クトゥルー神話系とか、D&D、エルリックとか、TRPGと関わりの強そうなところを攻めている感じですね。
ただ、わたしはイマイチわかっていないのですが、「D&D」というのは、システムの名前であって、世界観ではないんですよねぇ?だから、ルール的には同じでも、多分、「ドラゴンランス」の世界や、「ダークエルフ物語」の世界とは繋がっていない。そして、「ドラゴンランス」の世界ですら、世代によってちょっと世界観が変わってくるという感じになっているんだと思います。
あってる?これで?
ということで、これは無印の「D&D」なのかな。そんなに世界的な設定とかはなくて、おなじみなファンタジー世界で、おなじみの種族が、おなじみのモンスターと戦って、おなじみの冒険をするという感じです。世界の設定そのものを改変してしまったり、パワーバランスを壊すような大きな冒険はしない感じで、冒険者の日常という感じです。
初期のソード・ワールドTRPGのスチャラカ冒険隊みたいな感じ。
まあ、「D&D」も知らないうちに、いろいろな種族が増えているので、わたしにとっておなじみというわけではないんですけどね。
物語としては、そら、スケールが大きい物の方が、ファンタジーという感じがしますけど、こういう小さな冒険も好きです。
やがて英雄とよばれるようになるのかどうか?それは、わからない。
でも、若さとなんとかなるという自信だけは、もっている。
そういうお話。
そして、続き、あるのか?
しかし、KADOKAWAなら、こんなヴィレッジブックスみたいな値段にしなくても出せたのでは……。
物語的には、わたしが読んでる「ダークエルフ物語」、「アイスウィンド・サーガ」よりも、ずっと後の物語。あの仲間たちがもういない世界でのお話になるようです。
でも、便利なグエンワイヴァーは、健在です。
ダーリアというスキンヘッドのエルフが相棒です。わたしのもっているエルフのイメージとは大分違う、乱暴者なイメージですが、この世界のエルフはこんな感じかな。たしか、ダークエルフとエルフの違いって、そんなになかったんだっけ?ドロウエルフは、堕落したエルフみたいな意味だったような。
物語は、ヴァンパイアにされたドワーフの葛藤。エルフやドワーフや人間の血は、飲まないぞという感じは、まあ、あるっちやあ、あるけれど、魅力的です。
いや、大きな背景がわかってないので、キャラの魅力が大きいけれどね。絵で見れるというのは、それなりにうれしい。