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とりあえず分かる!世界の紛争地図

一昨年に、「せかいいち うつくしい ほくの村」を読んでから、いろいろアフガニスタンなどの紛争地域が「なんで戦争をしているのか」が気になって、読んでみた本です。
わかりやすく、そして、やりきれない気分にさせてくれます。

それでも、この作者の人の不思議な楽観主義は、素晴らしいと思った。
ここまで、ひどい現実を知り、それでも、楽観主義手いられるのは、もちろん、自分が実際にその痛みを感じていないからかもしれないのですが、それでも、それが救いになる部分もあるのでは?

やっぱり、同じ常識を生きていない人間同士が、理解し合うのは、難しいのだけれど……。
強盗が日常茶飯事の国と、鍵をかけなくてもいい国の人間では、やっぱり、対立は起きてくるだろうし……。どっちかにあわせろって無理があるよなぁ……。

でも、最後にドイツでちょっと希望を見せて終わる話の進め方も、よかったです。

そして、アメリカ、世界を引っかき回しています。