風の大陸 最終章 祈り
シリーズものは結構読んでいますが、これだけ長いお話のラストというのは、実は、あんまりお目にかかったことがないのかも。
だって、「グイン・サーガ」は、延々と続いているし、「幻魔大戦」とかは、なんか途中で終わっていますから。途中で書かれなくなって、それで「終わり?」という感じのシリーズも、けっこうあります。
そういう意味では、「風の大陸 最終章」は、めずらしくグランドフィナーレという感じで、ちょっと感動しました。
以下、ネタばれありの方向で(笑)
えーと、もうすでに第二十八部が出ていて、それで、「風の大陸」は完結なのだそうです。
今、二十七部を読み終わった感想としては、
「どうやってこれ、あと1巻でまとめるんだ???」
という感じです。
確かに、ティーエはなにかをつかんだようなのですが、しかし、部族の対立あり、国家間の対立あり、人々の思惑あり、そしてもちろん、自然災害あり……。
さて、最終的には、アトランティスは沈んじゃうんですが、このティーエの活躍した時代には、持ちこたえるんでしょうか?
「銀の時代」とかは、こっちの「風の大陸」の前の時代のはなしなので、これから先は、書かれていないのかな。