ゲッターロボ デボリューション 1 宇宙最後の3分間
石川 賢の未完の名作に、「鉄のラインバレル」の2人が挑む。
「ULTRAMAN」とは違う、ストレートな表現で、今のところ、良い感じです。
あとは、小さくまとめたらダメだと思います。
もう、未完になる気満々(笑)で、バリバリ先を進めて欲しいです。
「現にここには、お前と俺がいる」
「いると錯覚しているのかもしれない」
なんか、最後に哲学的になってきました。
でも、こうやってここに収束させていくことによって、この「魔獣戦線」だけではなくて、「ゲッターロボ」シリーズや、「虚無戦記」など、過剰な暴力と進化が描かれ続けてきた石川賢作品そのものの結論が出た気がします。
というか、なんとなく「虚無戦記」に、繋がっちゃったかなという印象をうけたのですが。
で、やっぱり、テーマ自体の結論が出ても、ストーリー自体の結論は出ずに、もう、盛り上がったところでぶちギレ(笑)
いや、
「もう、まんぞくじゃ~」
という声が、聞こえてきそうな感じです。
うーむ。でも、やっぱり、広がっていくときのおもしろさが、石川マンガのすごさなので、この終わり方は、正解なのかもしれない。
なんか、ストーリーで結論を出すと、どうしても、小さくきれいにまとまった感じになってしまうと思います。
ということで、「ゲッターロボ」の完結編(多分)、「ゲッターロボアーク」です。
そして、謎は謎のまま、また、いきなり話をふくらませて、「第1部 完」とかいってるし。
ゲッターの強さは、とどまるところを知りません。
ちなみに、「第二次スーパーロボット大戦」で、わたしが1番使ったユニットが、ゲッターロボGでした。
「シャイーーーン!スパーーーク!!」
この人のかく科学者は、正義の側(というのがあればだか)も、悪の側も、みんな等しくマッドです。
「ゲッターロボ」とかもそうなのですが、石川賢の書く、ハチャメチャなパワーあふれる作品は大好きです。
終わらない物語になってしまいがちなのが、残念なところかな。
でも、小さく収束して終わってもねぇ。
パパがいっちゃってるマッドサイエンティストで、子どもを実験道具にしているあたりは、映画の「ハルク」を思い出しました。
まぁ、よくある設定なのかなぁ。