町山智浩,読書エッセイ,トラウマ映画館,映画,町山 智浩,集英社,集英社文庫

トラウマ映画館

映画に関する個人的な思いでみたいな感じがおもしろいです。
なにかを吸収していく時期というのは、名作とか、駄作とか、そういうこと関係なしに、なんでも取り入れる時期なんだなぁ思いました。

もしここで、「これは評価が高い」とか、「これは世間的に駄作」とか、そういうフィルターがかかっていたら、多分、今の作者はないのかも。

だから、今までのエッセイ以上に、作者の生の声がはいっている感じがしました。

町山智浩,読書アメリカ人もキラキラ★ネームがお好き,教科書に載っていないUSA語録,文春文庫,文藝春秋,町山 智浩,,USA語録

アメリカ人もキラキラ★ネームがお好き USA語録2

「教科書に載っていないUSA語録」の続編。
読みやすいんだけど、もうちょっとテーマで話が集まっている方がおもしろくなるなぁというのが正直な感想です。

まあでも、この連載でトランプ政権が出来ていくところをどんな風に書いているのかは読みたいところです。

町山智浩,読書教科書に載っていないUSA語録,文春文庫,文藝春秋,町山 智浩,

教科書に載っていないUSA語録

なんか、アメリカも、日本も、どんどん悪くなっているような気がする。
でも、年取るとそう感じるのかなぁとも思う。

1回しか生きられないので、それの感じ方がどれぐらい妥当かはわからないし、世代が違う人とも比べることはできない。

自分のがんばりは理解できるし評価して欲しいと思うけど、結果の出てない他人のがんばりって、やっぱりわからないからなぁ。

町山智浩,読書アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない,文春文庫,文藝春秋,町山 智浩,

アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない

主にブッシュ政権の批判が中心です。
おもしろおかしく書いているけれど、内容はけっこう深刻です。

そして、今。さらに悪くなっていないか……。

町山智浩,読書アメリカは今日もステロイドを打つ,町山 智浩,集英社,集英社文庫,

アメリカは今日もステロイドを打つ USAスポーツ狂騒曲

今回は、ちょっと重い目の話が多かったような気がします。

でも、よく考えれば、いつだってこの人の話って、なんか、笑い話みたいな嘘みたいな本当に話の中に、ものすごい怒りとか、悲しみとかが入っています。
そこが、すごいと感じるところです。

ロックだ。そして、この人の生き方自体もロックの様です。

多分、アメリカでなくても、ぼくたちの周りにも、こんな悲劇と喜劇がチャンポンされたようなお話は、あふれているんだと思います。

でも、それを見つめる目がないと、それはけっして見つからない。