夢枕獏,大原まり子,岬兄悟,式貴士,新井素子,日下三蔵,栗本薫,森下一仁,水見稜,火浦功あたしの中の……,夢枕 獏,大原 まり子,岬 兄悟,式 貴士,新井 素子,栗本 薫,森下 一仁,水見 稜,火浦 功

日本SF全集3

3巻目。
いつまで待っても続刊は出ないです。

これが、わたしにとってSFですねぇ。という時代。
新井素子から始まって、夢枕 獏、高千穂 遙、栗本 薫、田中 芳樹、野阿 梓、菊地 秀行、大原 まり子。今でも大好きで、読みたいと思っている人たちばかりです。小説でいうと、この辺の人たちが、今のわたしを形づくっているなぁと感じます。

性に合っていると思うのは、やっぱり、その時代の雰囲気とか、心が柔らかいときに読んだその印象とかが強いと思います。
そして、この時代、ものすごく文体にこだわった書き手が多いような気がします。

「あたしの中の……」、「花狩人」、「銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ」あたりは、やっぱり特別です。

「銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ」って題名、ラノベの題名のはしりだよねぇ。

完結の6巻まで出て欲しかったです。

日下 三蔵,
新井 素子,夢枕 獏,神林 長平,谷 甲州,高千穂 遙,栗本 薫,田中 芳樹,式 貴士,森下 一仁,岬 兄悟,水見 稜,火浦 功,野阿 梓,菊地 秀行,大原 まり子
出版芸術社
発売日 : 2014-01-10

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夢魔のふる夜

これは、母親が子どもに贈った言葉。
そして、その子は、スターゲイザーに、天文物理学者になります。

なんだか、こんなセリフを読むだけでドキドキしてきます。

ほぼ一人称で語られるSF小説で、しかも、「わたし」が「ヨハネス・ケプラー」。
この作者、ただものではありませんね。

まだとても、魔法と科学が近かった時代。
このあたりの時代の物語をもっと読みたいと感じさせてくれる1冊でした。