お好みの本、入荷しました 桜庭一樹読書日記
読書日記、第3段です。
なんか、本当に息を吸うように本を読んでいてよいなぁと思います。
そして、結婚した話が、衝撃的でした。
なんか、夫の人、押し弱そうで良い。芯は強そうで強情そうではあるのだけれど。
なんか、フワフワした良い夫婦生活だ。
読書日記、第3段です。
なんか、本当に息を吸うように本を読んでいてよいなぁと思います。
そして、結婚した話が、衝撃的でした。
なんか、夫の人、押し弱そうで良い。芯は強そうで強情そうではあるのだけれど。
なんか、フワフワした良い夫婦生活だ。
「書店はタイムマシン」
うーん、なんて素敵な題名なんだ。
この題名、最高ですね。
そして、この人と新井 素子は、本当にうれしそうに本を読むな~。
こっちも、しあわせになります。
これ、凄い。特に1話目「”まゆ”14歳の死体」が。
読んだ時、ものすごくつきぬけた感じがした。
そして、こう思った。
これって、この子が新しい檻を見つけただけで、同じ事がくりかえされるだけなのではないかい?
この男、結局、今までまゆをがんじがらめにしてきた狂気と同じものを秘めているんではないか?
それで、山崎 ナオコーラの解説読んで、もう1回、衝撃を受けた。
女には、この物語が、こう見えているんだ!!
多分、わたしの今後の予想の方が、当たっていると思うんだけど、女たちにとっては、「そんなことどうでもいい!!」んだ!!
だただ、「友だちが先に大人になる」ということにショックをうけている。
多分これは、男と女の間にある溝なんだと思う。
男がいろんなもののことをスペックで語る時、女は、「そんなことは、どうでもいい」と思っている。そんな感じ。
実はそれは、男女差ではなくて、個体差なのかもしれないけれど……。
そして、この小説の沸点が、「まゆ」の物語のあのシーンにあるという、山崎 ナオコーラの解説が、また、ものすごく正しい。
ナオコーラの本は、今まで1冊も読んだことがないけれど、この解説を書いた感性をもった人が書いた本なら、おもしろそうと思わせる解説でした。
多分、これ、ライトノベルとして出された1冊。
でも、これ、ライトノベルの形をした、まったく別のなにかです。
桜庭 一樹、予想以上のおもしろさでした。文章も、凄い巧いと思います。
残念なのは、前半に沸点がきていること。それでちょっと損しているかも。
でも、そういう書き方が、正しい物語でもあります。
桜庭 一樹という名前で、なぜか、マッチョな男を想像していました。
最初、目に入った本は、「私の男」でした。なんとなく、おもしろそうだ。
あと、兄の本棚にあったり、女ならしという話を聞いたり、「私の男」がおもしろそうだということで買ってみました。
そして、なぜか、1番最初に読み出すのが、コレだという……。
読書家の読書日記です。
わたしは、本読む人は好きです。その人が小説読みだというだけで、結構信頼してしまう。
読書家は、ミステリー読みが多いみたいですね。
桜庭 一樹も、新井 素子も、ミステリー読みで、本の趣味は、全然ちがうのですが、でも、本について熱く語っているところは、とっても素敵です。
今の職業は、わたしのコーリングだと思っていますので、「一定の役割を果たしたのでやめたい」とかまったく思ったことはなくて、できれば一生続けていきたいと思っているのですが、今の仕事をしていなかったら、好きな本を読むだけの仕事をしたかったです…。
評論家?いや、そんなたいそうなアウトプットもできないので、読むだけの仕事……。
そんな仕事は、ない(笑)
というか、それはすでに、仕事じゃないですね。