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BLOOD+5

あくまで、「カイは家族」、「ハジは恋人」というスタンスで、物語は語られました。
5巻、完結編です。

まあ、永遠を一緒に生きていくというのは、そんなにわるい終わり方ではないのかも。
それ以外のものは、失い続けていくことになるけれど。

でも、あのとき、ハジが最初に出会ったのが、サヤではなくて、ディーヴァだったら、2人の立場だけが入れ替わった、まったく同じ物語になっていたような気もします。
(あれ、ハジとサヤの出会いがかかれていたのは、「BLOOD+」ではなかったかな?)

そのあたりとか考えると、結局、彼女たちをつくりだした「人間」が、1番邪悪な気がしてきます。

それでも、殺しちゃダメだというリクの真っ直ぐさが、光っていたお話でした。

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BLOOD+4

「敵」がいなくなってしまえば、圧倒的な力をもっている小夜自身が、人類の敵になってしまう。

それをわかっていながら、同族と戦い続けなければならない運命。このあたりは、パターンといえばパターンなんですけどね。他のヒーローたちとは違う、小夜のいろいろな物に対する越えられなさが、このお話の魅力だなぁと思います。

次巻で完結ということで、目が離せません。

桂 明日香,Production I.G,Aniplex
角川書店
発売日 : 2006-12-22

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BLOOD+3

いよいよ、小夜の正体と過去があきらかに。

わりと、今までの吸血鬼ヒーローものって、本人の生い立ちについては、あんまり陰惨な感じをさせない路線が多かったと思うのですが、なかなかに、酷い過去です。

小夜とハジの関係とかは、これはもう、もろに「吸血姫美夕」あたりをどうしても、イメージしてしまうのですが。

しかし、サヤとディーヴァ。
多分、本質的な違いというのはなくて、育ち方が違っただけという感じなんでしょうね。
ましてや、ハジが、小夜にひと目ぼれしたのなら、もしディーヴァに先にあっていたら……とか思ってしまいます。

そのあたりのやり切れなさは、今までの吸血鬼ヒーローものとは、ちょっと違ったものになっています。

この物語が、この生すらも肯定して終われたとしたら、ものすごい名作になるかもしれません。

桂 明日香,Production I.G,Aniplex
角川書店
発売日 : 2006-08-26

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BLOOD+2

自分の身近な人間が……というのは、ホラーとして、とっても正しいと思います。
好きか嫌いかは、別にして。

サヤは、どう考えても、翼手と同じもののように思えます。
上位翼手も、人間から生まれるとしたら、まあ、あり得る話かなぁ。ヴァンパイア・ハンターは、ダンピールとかが定番ですからねぇ。

そうすると、1番ひどいのは、米軍をふくめた「人間」ということになりますが。

桂 明日香,Production I.G,Aniplex
角川書店
発売日 : 2006-04-22

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BLOOD+1

イメージとしては、菊地秀行の伝奇ものみたいな感じです。
でも、意識しているかどうかはわからないけど、コンセプト的には、「吸血姫美夕」みたいな感じもあります。
ヴァンパイアを狩るヴァンパイアの少女。多分、永遠の生。たった1人の従者。

1巻は、ちょっと日常に重点がおかれています。バイオレンスって、日常の描写がしっかりしていないと、楽しくないので、このありは、けっこういいです。

桂 明日香,Production I.G,Aniplex
角川書店
発売日 : 2005-12-22