書痴まんが
マンガ好きは本好きということで、「ビブリオ漫画文庫」に続いて「書痴まんが」。
本にまつわるお話は、やっぱりおもしろいのです。諸星 大二郎の表紙もいいしねぇ。
山川 直人「古い本」とか黒田 硫黄「男と女」とかは、多分、こういうアンソロジーじゃないと読めない(読まない)ので、そういう意味でも貴重です。
山田 英生のまんがアンソロジー集、第3弾。テーマは、「老境」。
このテーマ、毎回面白いなぁと思います。
「本」あたりは、あるかなぁと思ったのですが、「貧乏」、「老境」はなかなか聞かない。そして、まだ読んでないけれど第4弾は、「温泉」でした。
まあ、貧乏と同じく、「老境」の捉え方はいろいろで、本当に恍惚の人みたいなのから、ちょっと年取ったなぁという初老まで。あんまり、まとまりはないです。まあ、アンソロジーとは、そういうものかな。
武蔵ネタがかぶってたりしたのが面白かったです。あと、岡野 雄一の「ペコロス母に会いに行く」は、良かった。前、本屋においてあったとき買っとけば良かったと思いました。
せっかく書いた感想が飛んでしまっていたので、もう1度書きます。読んでいた方には、繰り返しになるかもしれませんし、全然、前と違うことを言っているかもしれませんが、お許しくださいませ。そして、しばらく、こんなんが続きます。
「ビブリオ漫画文庫」に続くアンソロジー。
で、今回のテーマは「貧乏」。一言で貧乏といっても、昔はみんな貧乏だったねぇという感じの話もあるし、見えにくい格差社会的なお話もあります。そして当然、貧乏なことが即、不幸というわけでもない。
この半年のうちのどこかで読んで感想を書いたはずなんですが、なんか、前読んだときよりも、今の方が切実に感じるし、面白さも感じる気がします。うらた じゅんの「ホットケーキ」が好きです。
牧歌的な時は、もどってくるのかなぁ。