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PukiWiki入門 まとめサイトをつくろう!

突然(…でもないか?)、職場で、イントラネット用のサイトを一切金をかけずに作れという指令が下って、まぁ、掲示板的なシステムだよなぁという感じで、新年あけてから、Wikiの勉強を初めて、何とかシステムを形にした感じの今日この頃。

システムは、OpenSNEか、使い慣れたWordPressだよなぁと思っていたのですが、どうやら仕事場で使っているサーバーは、データベースが使えないみたいな感じ。

ということで、Wikiをさわってみることに。

Wikiという文化自体(というか、Wikiの流行)は、旬を過ぎた感じです。
多分、掲示板が、スパムがメチャクチャポストされるようになって、管理しきれなくなって、廃れていったのと同じ理由だと思います。
今は、ブログか、SNSの方が、中心な感じです。うちのサイトの掲示板も、まぁ、スパムが時々来る以外は、ずっと開店休業状態です。
サイトを始めた時は、掲示板が、ほぼほぼすべてみたいな感じだったんですけどねぇ(メインコンテンツも、CGIの掲示板で書いてたし)。

ということで、PukiWiki関係の本を探してけっこう大きめの本屋とかに行きましたが、当然、一切なく、アマゾンの古本屋で購入しました。

まぁ、設置、設定自体は、ネットにある情報でなんとかなってはいたのですが、やっぱり、本の形をしているといろいろ調べやすくて便利です。
今回は、作業のあとに本を読んだので、内容が、水がしみこむように頭に入ってきました。

まあ、心配事としては、けっこう、斜陽な文化になってしまった、PukiWikiが、これからセキュリティ的な面とかでメンテナンスされていくのかということですね。
まぁ、完全に、仕事場のネットワーク内だけの運用になるはずなので、大丈夫だとは思うのだけれど……。
ほそぼそとだけれども、開発メンバーはいて、動いておられるようですし。

あと、問題は、こんなシステムつくったけれど、メンバーが、これを使ってくれるかどうかですね。
今ある、連絡用黒板とか、アナログなものを全部こっちにうつすつもりなら、けっこう利用されると思うのですが。まあ、移行できるだけのものにはしましたが……。両方つかうとすると、手間が2倍になるだけで、うまみなし、利用者なしてなことになりかねません。今のシステムで、それほど困っている人がいるわけでもないし、すべての職員が、1日1回はコンピュータをチェックするなんてことはしてませんからねぇ。

まあ、利用者が、若干あったりすると、さらに目も当てられなくなる可能性も。動き出したWebのシステムの方も止められない。運用の手間が増えるだけてなことになりかねない。一気に移行することを、上がどれぐらい真面目に考えられるかだな、これは。

はじめて、自分でPukiWikiを使ってサイトをつくったわけですが、Wiki考え方自体は、ものすごくWeb的でおもしろかったです。いろんな人とサイトを作っていくという思想は、ものすごく魅力的です。
あの自動でスパムをばらまかせるという技術が出てこなかったら、もっとおもしろく発展していただろうなぁとかなり残念。
まぁ、スパムは、手軽なので、しかたないというか、だれか悪いこと(いいこともかなぁ。だといいけどねぇ)を思いつけばすぐに広まっちゃうのも、Webの文化なので、防ぎようがないのだけれど。

増井 雄一郎,天野 龍司,大河原 哲,miko
翔泳社
発売日:2006-04-13