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トラブル・コンビネーション 下

文章が軽くなってきて、少しずつファンタジーにむかない文章になってきたような気が。
って、これは、SFか。SFか?

「なんで、ネコの遺伝子をもっているだけで、あんなスゴイ力が…」

とかは、言ってはいけない?

「見つからなければ犯罪ではない」

というのならば、主人公サイドの人たちも、龍サイドの人たちも、結局は何も変わることはないと思うのですが……。
わざと、そういう様に書いたとも思えませんな。
主人公サイドの正しさは、ただ主人公が強いということだけで、証明されてしまうのだろうか?

「監視者(ウォッチメン)を誰が監視するのか?」(ウォッチメン)

とか、

「法をいただくものの正義は…」(バスタード!)

とか、そんな感じの話が好きというだけの話かもしれませんが。

トラブル・コンビネーション(下)

前田 珠子 / 集英社(1995/07)