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X-MEN フューチャー&パスト

X-MEN デイズ・オブ・フューチャーパスト

映画、「X-MEN フューチャー&パスト」を見てきました。
めっちゃ、良かったです。

まあ、わたしが昔からのX-MEN好きだということを省いても、今までのマーベルのアメコミ映画のなかで、ベストといっていい出来だったんではないかと思います。
しかも、今回、シリーズものとしてもよかった。

シリーズ物って、「3」ぐらいまでいくと金はあるんだけどなんだかどんどんお話はいろんなもの出し過ぎでわけがわかんなくなっていく傾向があると思います。特に、旧「スパイダーマン」の3とかは、なんか、作品をうまく収拾できなかった感じが大きかった。

でも、この物語は、今までの「X-MEN」の物語のラインの全ての続編でありながら、単品としても見られて、しかも、確かに全部をまとめた凄い映画になっておりました。

ということで、この映画の原案であるアメコミ「X-MEN デイズ・オブ・フューチャーパスト」も勢いで読みました。
映画の「フューチャー&パスト」の出来があまりにもよかったので、ちょっと期待度が上がりすぎでしたねぇ。
この本の価値としては、フェニックス・サーガの続きが読めるというところかなぁ。

デイズ・オブ・フューチャー・パストの話自体は、短いです。どっちかというと、ジーン・グレイ亡き後、サイクロップスの抜けた後のストームがリーダーになったX-MENの活躍と、そこに、新人若手のが、キティ・プライドがどうやって成長して馴染んでいくのかという話が中心です。

そして、未来がどうなったかも、けっこうわからないままで終わってしまいます。まあ、ずっと続いていく物語なのに、未来が確定したら困りますからねぇ。
といいつつ、今まで、何人も未来からヒーローが来ているX-MENなのですが。

以下、ネタバレも含めての映画の感想です。

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クリス・クレアモント,Chris Claremont,
御代 しおり
ヴィレッジブックス
発売日 : 2014-05-20

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X-MEN ファースト・ジェネレーション

見てから、感想書くまでに時間が空きすぎて、記憶が~という感じですが。

「X-MEN ファースト・ジェネレーション」見てきました。

今回は、プロフェッサーXとマグニートーが手と手を取り合って学園を作って、ヘルファイヤークラブと戦い、やがて別れていくまでの物語でした。

噂では、チャーリーとエリックが、延々とチェスをしながら、ミュータントの行く末について議論する映画……とか聞いていたので期待していましたが、そんなこともなく、けっこう真面目なエンターテイメントでした。
でも、チェスはちゃんとしていました。

X-MENの初期メンバーといえば、エンジェル、ビースト、サイクロップス、フェニックスとか思うのですが、映画はけっこう変わっています。

唯一ビーストがその中にいました。ミスティークがチャーリーの妹分という感じで、あとバンシーと、ハボックがいました。ただし、ハボックは、目からビームではなくて、胸からビームを出してました。うーん、サイクロップスの弟ではなくて、年代的に無理矢理つながりをもたせるとしたら親ぐらいの年になるのでは。あと、エンジェルという女の子が出ていました。映画オリジナルキャラかな?

映画としてはチャーリーの独善的なところとエリックの苦悩が出ていて、良い感じでした。
だいたいにして、わたしはあんまりチャーリーが好きでないので、こういうかき方は、公平だなぁと感じます。

チャーリーは、いいところのボンボンで、理想主義者で、けっこう自分の理想のためには、他人を押しのけてでもごり押しします。

例えば、X-MENのメンバーに、負傷者や死者が出た場合、チャーリーもエリックも悩むと思うのですが、「貴い犠牲だ!」とか言ってその上をノシノシ進んでいくのがチャーリーで、「この方法はダメだ」と絶望して自分1人で復讐に行ってしまうのがエリックなんですよねぇ。あくまで、この時代の2人のイメージですが。
でも、だからこそ、チャーリーではなくて、エリックと行こうと思う者も出てくる。

若いミスティークというのは、今まであんまりイメージしたことなかったけれど、下ぶくれでけっこうかわいかったです。
「ファイナル デシジョン」で、キュアーを打たれてその能力を失ってしまうというのは彼女が、ここで、ミュータントとして生きることを選ぶというのが、憎いところだなぁと思います。
多分、この結末をちょっと思いながら、ミスティークが選ばれたのかなぁと深読みしたりして。

あと、これはX-MENにはつきものかと思いますが1、学園ものの青春なノリは好きです。

それを見て怒るチャーリーと、認めるエリック。どう考えても、エリックの方が人気者になると思うんだが……。

あと、どうでもいいですが、ずーーっと、バンシーが、ハリー・ポッターのロンの人だと思っていたのですが、違うみたいですね。

  1. 「ウルヴァリン」にはなかったですね。 []

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X-MEN ファイナル デシジョン

「X-MEN」は、わたしが最初にはまったアメコミで、特別、思い入れが強い作品です。

もともとは、カプコンの対戦格闘に出ていたキャラクターとして認識していて、小学館プロダクションから出ていたコミックシリーズで、詳しく活躍を知ったという感じです。

その後、「スパイダーマン」や、「X-MEN」の映画に出会ったということで、はじめからいろいろな知識を持っていたので、出会い方としてはラッキーだったのではないかと思います。

「X-MEN」は、マーヴルの他のヒーローたちと比べて、メチャクチャ地味です。その地味さは何かというと、1つは、X-MENが、1人の主人公がいない群像劇だということもあります。まあ、「ファンタステック・フォー」とか、ヒーローチームが主人公になる作品はいくつかあるのですが、それにしても、「X-MEN」は、学校の人たち全員が超能力者ですからねぇ。
もちろん、最初は4人か5人の普通のチームものだったようですし、ストーリーの中心人物になるのは、その時時によって数人なんですけどね。今回の映画では、ローガン、オロロ、キティ、あと復活したあの人あたりが主人公格。エグゼビアとマグニートーは、いつも通りの別格という感じです。でも、それで収まりがつかなくて、派生シリーズが、たくさん出ていたという……。
まあ、みんなが超能力者ということで、「ヒーロー」っていう感じではないのです。

それから、地味な部分のもう1つは、X-MENたちミュータントが、他のスーパーヒーローたちと違って、社会的に迫害されている存在だということも、関係していると思います。
もちろん、他のヒーローたちも、人から誤解を受けたりすることはあるのですが、それでも、彼らは人々の「ヒーロー」なのです。でも、ミュータントたちは、ヒーローというよりも、アウトローな感じがつきまといます。
名作「マーヴルズ」のなかで言われているように、

「彼らは、マーヴルズの暗黒面なのだ…」

という受け止め方をされています。

でも、その地味さ、ある意味、暗さは、実は「X-MEN」の魅力そのものだと思います。

映画「X-MEN」、「X-MEN2」は、その地味さ、暗さを、上手に表現していたいい映画でした。

さて、今回の「ファイナル デシジョン」です。

ついに、ミュータントパワーをおさえる薬が開発されました。その薬の名は、「キュア」。
その薬で治療をすれば、ミュータントは、超能力を失うかわりに、「普通の人間」として生きていくことができる。

しかし、ミュータントパワーは、本当に消し去るべきものなのか?
そのミュータントパワーのために、人と直接ふれあうことができないローグにとっては、それは普通の生活を取り戻すための福音であった。
しかし、ミュータント至上主義をとるマグニートーにとっては、とうていその薬は受け入れることはできない「敵の武器」であった。

自分の能力は、治療すべき「病気」なのか?X-MENたちに動揺が走る。
そんななか、マグニートーは、ブラザーフッドを組織し、人類に宣戦布告する。

てなあたりは、予告編で流れているところ。

では以下、ネタばれありです。