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増補 エロマンガ・スタディーズ 「快楽装置」としてのマンガ入門

まあ、エロマンガは、わたしの中学・高校時代から、大学時代ぐらいまでが、本当に黄金時代だったんだなぁと。
学園物から、SF、ファンタジーと、ほんとうに今のラノベばりにどんなジャンルでも、なんでも揃っていた
そして、有害コミック機制から後、どんどん、陰りが見えていく。

自分の生きている時代っていうのは、そのときはただ、「そういうものなんだ」としか感じないけれど、こうやって振り向いてみれば、特別な時代だったのかなぁとも思います。
まあ、昔は深夜帯ならテレビで普通にAVビデオ流れてたしなぁ。

それが良いのか悪いのかは、わからないけれど、閉塞感はあるよなぁと思います。

それにしても、シュベールも、ビブロスも、英知出版も、桃園書房も、司書房も、もうすでに倒産してなくなっているという話が、ちょっと衝撃的でした。マジか。今並んでるエロマンガの出版社はどこなんだ?というか、ちょっとソフトになって、そのミームはメジャー系で生きているということなのかなぁ。

非道いのもあるんだけれど、なんていうか、多様性を認める方向にきたのも、エロマンガのミームの様な気がします。それ自体が、やっぱり人から受け入れられ難いものであった故に、いろんなものを認めたい、認めないといけないという思いも強かったのかもしれません。
なんでもありって、そういうことです。

あと、声を大にして言いたいのは、この手の本の図版は、大きくしないといけない。1

  1. じ、実用書(笑) []

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STRONG WORLD ONE PIECE FILM

「ONE PIECE」の映画、見てきました。

基本的には、アニメというかテレビ見ない人なので、「ONE PIECE」のアニメの出来がどれぐらいかはしらなかったのですが、「デットエンドの冒険」は、旅行のバスかなんかで見たこありました。ちょっとだけ。あんまりおもしろくなくて、寝てた。

でも、今回は、原作の尾田 栄一郎が、総指揮としてかかわって、シナリオもかいてる…みたいな情報を聞きつけて、期待できるかも……ということで、行ってきました。

期待しすぎでした。

面白くないことはないのだが……。おもいっきり、子ども向けですね……。

いや、「ONE PIECE」は、少年マンガなんだから、子ども向けで正しいんですけどね。うーん、わたしが、「ONE PIECE」に求めているのは、どっちかというと、感動なんだろうなぁ。
そのあたりは、ものすごく少年向けを意識して作ってあるので、自分のなかのおもしろさにずれがありました。

ずーーっと、無駄な戦闘シーンばっかりの映画でした。全編クライマックス。それって、クライマックスないのと一緒だと。

だから、最後のナミのセリフの演出で、ちょっと見られる映画になったなぁと。
後で、インタビュー読んだら、そこは、尾田 栄一郎、全然、こだわってなかったみたいですが。

多分、尾田 栄一郎を映画に引っ張り出すにあたって、けっこう、監督はひいちゃったのではないかと。そんな感じがします。
本当のところは、わからないですが。

あと、マンガとアニメって、やっぱりリズムが違う気がしました。
きっと、このシーン、マンガで読んだら楽しいのになぁというシーンも、特にキャラクターのシーンでは、いっぱいあって、惜しかったです。
動物のシーンは、まあ、映画の方が迫力あったと思うのですが。

まあ、マンガの「 ONE PIECE」という作品が、とれだけおもしろいもので、たとえそれを原作にしていても、越えていくのは難しいものかということが良くわかった今回の映画でした。