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ころぽっくるの家

「あのー、そちらのお店でハバゲームは、あつかっておられるでしょうか?」

とお昼過ぎ電話をかけた先は、「tsukaのおもちゃ箱」で紹介されていた「ころぽっくるの家」というお店です。

「はい。木のおもちゃとか、ハバの小さいお子様用のおもちゃなどをあつかっておりますが」

今回のお店は、百貨店のハバではなさそうです。

お店があるのは、大津市観音字。観音字といえば、三井寺のあたり。三井寺のあたりは、昔けっこう通ってたところですが、おもちゃ屋さんなんてあったっけ?
もっとも、わたしが三井寺のあたりをよく通っていたのは、もう十数年も前のことですから、変わってしまっているのかもしれません。
けっこう、細い道の多い町並みです。

「えーと、お店には、どういったらいいですか?」

「どちらの方からこられますか?」

「大津の方ですが……」

と言っても、相手も大津ですから、それではわからないですねぇ。

「浜大津のほうですか?」

「そうです。そうです」

「国道161号線を来られて、浜大津から2つめの信号を左に曲がったところです。三井寺の駅のところで曲がってください。でも、三井寺の駅よりは、湖岸沿いにあります」

ローカル会話で、すいません。
まあ、これで、大体の位置は理解できたわけです。
三井寺の疎水の近く。でも、どう考えても、お店の立ちそうなスペースってなかったけどなぁ。
まあ、近くまで行ってみたらわかるでしょう。

「あと、車で行っても大丈夫でしょうか?」

「はい。3台ぐらいまでなら、駐車できます」

ということで、今回は、草津から自動主に乗って、大津のお店へ。
「ポーネルンド草津」の時は、大津から自動車に乗って草津へ向かっていましたので、つくづく行動がいきあたりばったりで、衝動的なのがよくわかります。

車の中で、滋賀県の地図を開いて、「ころぽっくるの家」の住所を確認。
161を進んで、浜大津から2つめの信号を左。競艇場まで行ってしまった行き過ぎです。

浜大津。信号1つ目。2つ目。
あれ?浜大津の信号は、いれるのかな?いれないのかな?
本能と、お店の方の説明と、地図は、この曲がり角でまがれと言っています。
でも、理性が、

「こんな細い一方通行の道に行ってはいけないよ」

と告げています。
ということで、疎水を越えてまっすぐ行くと、すぐに競艇場の前の道に。
ここまでくれば、行きすぎです。

競艇場のまわりは、地域住民の方のご迷惑にならないように、ガードマンがいっぱい出て、不法駐車がないように見張っています。
そんなわき道で、一旦自動車を止めて、地図を確かめる……。

やっぱり、さっきの一方通行の道があやしいかなぁ。
後戻りして、ほそい疎水の一方通行の道に引き返します。
一方通行の道を登っていくと、すぐに京阪電車の三井寺駅に。三井寺の駅を越えて……。

「三井寺の駅よりは、湖岸沿いにあります」

という店の方の言葉がよみがえってきます。
今、登ってきた道に、そんなお店あったかな?右手は、疎水が流れているので、お店があるとしたら、左手だけです。あと、小さな商店街の通りがあるのですが、そこには、車をおくスペースがあるようなお店は、なさそうです。

ぐるっとまわって、もう1回、一方通行の道に挑戦。道ぞいの左手のたてものには、それらしい建物はありません。
商店街のほうに入ってみますが、やっぱり、ないようです。

うーむ。地図からすると、疎水の登っていった右側が「ころぽっくるの家」のある住所の番地のようです。
疎水の左がわ一方通行の道を登って、橋で疎水を越えて、イメージ的には、そのあたりにあるはずなのですが。

というわけで、そのあたりをグルグル。

疎水の橋をわたった向こう側は、三井寺から降りてくる一方通行の道になっていまして、十字路の端っこには、庭付きの一軒家が建っているだけです。

郵便局まで行ってしまうと行きすぎだし……。このあたりのはずだが……。

庭付きの一軒家を見上げると、2階の窓の下に、でっかい木がつるしてあります。
木には、カラフルな汽車の絵。
看板です。

ここかぁーーー。
やはり、本能と、お店の方の説明と、地図が、正しかったようです(笑)。

さっきから、この家の前を何回も通っていたのですが、あまりにも普通の庭付き一軒家だったので、全然気が付かなかったのです。
でも、よく見れば確かに、2階の看板には、「ころぽっくるの家」とかいてあります。
門の前にも、看板がおいてあります。
えーと、普通の家とかで予約専用のレストランとか、お茶の教室とかしているお家があります。あんな感じの看板です。
全然、意識にはいってませんでした。

車を止めるスペースは、確かに、お店(というかお家)の前にあります。というか、玄関の前の歩道に乗りあげる感じです。
そこに車を止めて、車から降りて、あらためてお店を見ました。

玄関。庭。それから、庭の向こうに部屋。部屋の窓からは、いろいろなおもちゃが見えていました。
部屋と庭のあいだの窓のところに、靴がおいてありまして、おそらく、そこから入るのだろう。
でも、ちょっと気後れも。こういうお店には、入ったことないです。
イエローサブマリンや、プロジェクトコアは、自分のお店を買いに行くところですが、このお店は、自分のおもちゃを買いに行くところとというよりは、どっちかというと、自分の子どものおもちゃを買いに行くところという雰囲気です。
思わず、自分に言い聞かせてしまいました。

わたしは、パパ。とっても、いいパパ。小学校低学年か、幼稚園児ぐらいの子どものいるパパ。妻は、いつもなら一緒に来ているはずだけど、今日は、一緒にこれないので、しかたなく1人でここに買い物に来た。
ちなみに、わたしは結婚してません(笑)。年齢的には、無理のない設定ですけどね。

設定としては、穴だらけですなぁ。まあでも、決心して、窓を開けました。

部屋の中には、窓のところでくつを脱いで、スリッパに履き替えて入ります。
8畳ぐらいの部屋です。ところせましと、いろいろなおもちゃがおいてあります。
木のおもちゃを中心に取り扱っているお店ということで、子どものための積み木のようなものもあれば、大人でも、置物にしてみたいなぁと感じるようなものも、かなりたくさんおいてあります。

「いらっしゃいませ、どういったものをおさがしですか?」

とお店の方に声をかけられました。

「お昼頃に、ハバのゲームありますかと、電話かけさせていただいたものです。
ボードゲームとか、カードゲームとか、さがしているのですが」

「はい。おいくつぐらいのお子さんのものをおさがしですか?」

きた。この質問。本当は自分のものですが、いっしょにするのは、小学生です。

「えーと、小学校の低学年ぐらいのものを考えているのですが」

「ぐらい」とかいうところが微妙にあやしいパパです。

「ちょっと、まってくださいね」
ボードゲームや、カードゲームは、部屋の一番奥の棚に置かれていました。ちょっと見てみると、なんとこの前「ボーネルンド草津」で買った「つなげていこう」の日本語版が!題名は、「コンタクトゲーム」とかになっていて、微妙に違うのですが、箱も、写真も、まったく同じです。

「あー、これ日本語版あるんや」

店の方は、目線に気づいて、

「これですね。このゲームは、道とかのタイルをつなげていくゲームです。ゲームとして遊んでもいいですし、ただ、パズル的にカードをつなげていくだけでも、子どもさん、よろこばれますよ」

「はいはい。あー、これ、わたし、英語版をもっているんですよ。日本語版って、あったんですねぇ」

おーい。わたしもってるとか、思いっきり言ってますが。
実は、英語版は、ルール訳がなんだか抄訳みたいな感じで、その辺に不満を感じていたのです。

「あー、そうなんですか。それが、おできになるお子さんでしたら、これなんかいいですよ」

出してきていただいたゲームは、「リーチ」というゲームでした。

「木のおもちゃで、たいへんいいですよ」

これは、子どものころによくした井の字の三目並べのゲームに似たゲームでした。
盤は、しっかりとした木で3×3のマスが、白黒交互にならんでいます。
その盤に、白黒3つずつの木のコマをおいて、そのコマをルールにそって動かしていって、先に3つ縦、横、斜めどの方向にでも、そろった方が勝ちという簡単な対戦ゲームです。

「1回、やってみましょうか?」

「えっ、今ですか?」

「はい」

で、絨毯の上に座って、ゲーム盤の上にコマをならべて、リーチをやってみました。

なんといえばいいのかわからないのですが、すごくうれしい感じがしました。
お店にあるものは「商品」なのですが、「商品」である以上にそういったおもちゃ類のことを大事に思っておられるのだなぁ。子どもが、このおもちゃで遊ぶということは、必ず子どもによい影響を与えるはずだと信じておられるのだなぁとそういった印象です。

わたしは、自分がこういったおもちゃ、ゲームが好きということもありますし、子どもにも好きになってほしいなぁと思っていますので、このお店は、信用できるなぁという思いを強くもちました。

「あぁ、それはいい手ですねぇ。そうしないと、わたしが3つそろってしまいますからねぇ」

と3分ほどリーチをしましたが、ちょっとやっぱり、恥ずかしい感じもするので、途中で終了しました。
でも、けっこう簡単で、考えるゲームですし、なによりも、コマを盤上で動かしたときに、両方木だから、すごくいい音がするんですねぇ。それが、気に入ったので、購入を決心しました。

「えーと、ハバの『そっとおやすみ』とか、『妖精さがし』は、ないですか?」

そう、この店に来た目的も、忘れてはいけません。ここになら、あるかも。

「あー、どちらも、ちょっと今は、きらしていますねぇ」

そのゲームなに?とならずに、すぐに回答がでてくるところも、ポイント高いです。ちょっとがっかりしたけど。

「『そっとおやすみ』さがしておられるんでしたら、こっちのカードも同じようなルールでできますよ」

と紹介してもらったのは、「ディンゴ」というカードゲームでした。なるほど、同じようなカード集めゲームです。なかなか、的確なアドバイスです。
棚をみせてもらっていると、「にじいろのへび」が。これは、すごい簡単なカードならべゲームです。実物、はじめて見た。

「それは、ちょっと対象年齢的には、小さくなってしまいますが。お子様、おいくつでしたっけ」

その時には、すごくお店のことが気に入っていましたので、まあ、いいや全部話してしまおうということで、いろいろな子どもたちと遊んでいること。Webサイトの情報で、このお店に来たこと、どんな仕事をしているかということなどを話しました。
多分、こんなお客は、少なかったと思うので、少しビックリされていたようでした。

「ハリガリジュニア」(ベルつき)なども見つけて、わたしのゲームも、低学年にも対応できるようになったぞと、喜んで帰ろうとしたとき、棚に見つけました。
「そっとおやすみ」の缶を。

「あ、あるやん」

多分、店の方は、売り切れだと思っていたのが1つ残っていたのでしょう。

「これも買います」

とレジに。
いい買い物をしました。
それに、すごいいいお店を見つけました。

お店には、おもちゃを売っておられる部屋以外に、子ども用の本や、育児や子育てについての本を売っておられる部屋などもあり、見せていただきました。
子どものために、子どもを育てている親のために。商売以上にそういったことを感じさせてくれるお店でした。

「また、来させてもらいます」

といって、自動車に乗って、草津へ。
でも、帰りの自動車のなかで、こんな不安が。
「そっとおやすみ」、お店の人、「売り切れ」と言っていたのに、かってもよかったんだろうか?
もしかして、店おきの見本やったとか……。

缶のなかのカードは、ビニールでくるまれて未使用状態でした。
でも、家に帰って、ビニールを取って、カードを見てみてビックリ。
いえ、不良品とかでは、全然ないのです。
カードが、多いのです。
13枚でいいはずの「おねむちゃんカード」は、20枚入っています。
4枚ずつでいいはずの「顔」のカードは、6枚ずつ入っています。全種類、緑とオレンジが2枚ずつ入っています。
日本語ルールの「セット内容」にかいてあるものと比べると、あきらかに多い。

やっぱり、見本品だったのでしょうか?
次回、お店に行ったときに、聞いてみたいと思います。
もしそうだったら、あやまらないと……。

帰りしなに「ころぽっくるの家だより」という通信をいただきました。そこには、このお店のWebサイトのアドレスなどと一緒に、「ころぽっくるの家」であつかわれているおもちゃなどの紹介や、子どもをまじえての活動の紹介がされていました。
おもちゃを売る。売ったら売りっぱなしにするのではなく、子どもたちのために色々な活動をされていることがよくわかりました。
小さなお店ですが、とてもあたたかくて、りんのお気に入りのお店になりました。

ではでは、「年末年始のお買い物」シリーズは、これにて終了です。

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ボーネルンド草津

子ども用のゲームがほしいよう。
ということで、「tsukaのおもちゃ箱」というWebサイトを教えていただいたことは、以前このページにも書きました。
滋賀県のお店も、何件か載っていて、

近々、行こう。すぐ行こう(笑)

と思ったわけです。

そこで、新年があけてすぐに、一番手頃なこのお店に行ってまいりました。
「ボーネルンド草津」です。

まず、なぜこの店が1番手頃かというと、地理的にすごく近くて、場所がしっかりとわかっているというのがあります。

なんせ、草津近鉄百貨店のなか。草津近鉄百貨店なら、仕事しているときも、何度かお昼ご飯を食べに行ってるところです。

おお、こんな近くに!!

それから、お手頃なもう一つの理由。
それは、「ボーネルンド草津」に行こうと思い立ったのが、正月も正月、ど正月の真っ最中だったので、他のおもちゃ屋さんが開店してないかもしれないなか、まあ、近鉄が開いていたら、なかのお店も開いてるだろうてな思いもありました。

なぜかその時、実家に帰っていたのですが……、そして、どう考えても下宿に帰ってから行った方が、場所的に効率が良かったのですが……。
思い立ったら吉日。
すぐに車を走らせて、行ってきました草津近鉄。

ボーネルンド草津は、近鉄百貨店のなかにあるごく普通のおもちゃ屋さんでした。
テレビゲームも売っているし、ミニカーや、プラモデル、ぬいぐるみなんかもおいてあります。

でも、そんななかで、ちょっとだけ他のおもちゃ屋さんと違う一画が。
そこは、木のおもちゃや、外国のおもちゃのおいてあるスペースです。
大きさ的には、棚2、3個分ぐらいでしょうか。おもちゃ屋さん全体の1/3から、1/4ぐらいのスペースでした。
たくさんあるのは、積み木とか、バランス系のゲーム、かたちをあてはめて遊ぶようなパズルがあったと思います。
りんのめざしているボードゲームや、カードゲームのスペースは、さらに少なくて、棚ひとつ分ぐらいです。

でも、感動しました。
ラベンズバーガーのゲームが、普通の百貨店のおもちゃ屋さんにおいてあったのですから。

カードゲームとかは全然なくって、あったのは、ラベンズバーガーのボードゲームが3つほどありました。
メビウスさんとかであつかっているゲームよりも、より子ども向けのゲームがおいてあるという感じでした。
どれも、外国のゲームにルール訳がついて販売されていました。
多分、全部、英語の題名だったと思います。

その棚のあたりを眺めていると、店のお姉さんが、

「なにかお探しですか?」

と話しかけてきてくれました。

わたし、今まで、いろいろなおもちゃ屋さんに行きましたが、話しかけられたのはけっこうはじめてです。
というか、テレビゲームの棚とかにいれば、絶対に話しかけられることってないですよねぇ。

ビビった。

「いや、なんか、楽しくて簡単なボードゲームがないかと思ってさがしているんです」

と言うと、

「うちであつかっているので、お勧めは、これです」

と、ラベンズバーガーの「Snails Pace Race」というゲームを勧めてくれました。
えーと、全て日本語訳のルールがついていて、日本語名がついていたのですが、忘れてしまいました。
おそらくすべて、英語の題がついていたと思います。この題名は、家に帰ってから、Webで調べたものです。

「これは、カタツムリのレースなんですよ。それで、サイコロが2つついていまして、サイコロの目が色になっています。サイコロを振って、出た目の色のカタツムリが進めるんです」

おお。くわしい。

けっこう、しっかりとしたゲームの説明に、感動してしまいました。
こういった外国のゲームが、一般のお店で売られているとき、やっぱりお店の人が、そのゲームの内容についてお客さんから聞かれたときに、しっかりと答えられるというのは、すごく大切なことです。
でも、ゲーム的には、ランダムな要素がなくて、運だけのゲームのような感じです。

「ちょっと、幼いかなぁ。これは、どんなゲームなん?」

わたしが手にとってはのは、大きな家とその中の部屋の絵が描いてあるゲームです。
部屋はタイルになっていて、ならべかえが出来そうです。原題は、「Race To The Roof」。

「そうですねぇ。こちらは、すごろくゲームなんです。さっきのカタツムリのやつよりは、大きいお子さんも楽しめると思いますよ。
なかのお部屋を自由に変えて、いろいろなコースをつくることが出来ます。この赤い○に止まるとですねぇ、カードを引いてもらって、カードで出たお部屋までなぜかとんでいっちゃうんです」

これも、考えるというよりも、ランダムな要素を楽しむゲームです。カタツムリよりは、スリリングそうですし、1回説明したら子どもたちだけでも遊べそうな感じのところはよさそうです。

ボードゲームは、もう1つあって、それが、「つなげていこう」でした。原題は、「Rivers, Roads & Rails」。
原題と日本語名の示すとおり、「川」と「道」と「線路」のかかれたタイルをつなげていくゲームでした。
見たときは、ちょっと「カルカソンヌ」みたいな感じで、4方にのびていくゲームだと思いましたが、つながるところはタイルの両端の2つだけで、かなり簡単そうです。でも、考えるところがありそうです。

「Race To The Roof」を買うか、「つなげていこう」を買うか、かなり迷ったのですが、ちょっと考える要素もほしいなぁということで、今回は、「つなげていこう」をゲットしました。

カードゲームとか、ハバのゲームも見たかったので、お店の方にちょっと質問。

「あー、うちの場合は、木のおもちゃとかが中心になっていますので、そういった外国のカードのゲームとかはないんです。あつかっているのは、日本のトレンディング・カードぐらいなんです」

カードはないのか。残念。ハバは?

「ハバというと、海外の大きい百貨店の名前かなにかですよねぇ。ちょっと、わかりかねるのですけど」

そういうハバもあるのでしょうか。りんにも、ちょっとわかりかねますが、多分、そのハバとわたしのさがしているハバは、違うと思います。

でも、なんだか、「自分があつかっているおもちゃを愛しているな」という感じがして、とってもうれしく感じました。

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プロジェクトコア高槻店

 

新しいお店も開拓しましたが、やっぱりりんの基本は、このお店です。
大阪までは遠いので、行くのは月1回ぐらいにしようといいながら、12月~1月のあいだに4、5回は行ってしまっています。

年末によったときには、「ナッシュ」と「ビーバーバンデ」と「ギプフ」と「ラー」を購入しました。

「ナッシュ」は、「バンプレス」の2号に載っていたゲーム。「ビーバーバンデ」は、「バンプレス」の10号に載っていたゲームです。
「バンプレス」の2号と10号をプロジェクトコア 高槻店で購入して、帰りの電車の中で読んでいると、さっきゲーム屋で見たゲームが、載っていて、けっこう子どもにもできそうなルールで、

「あぁ、なんでさっき買わなかったんだよ~~」

と電車から飛び降りて、また、高槻にもどろうかと思ったぐらいでした(その時は、そのあと高槻にこれほど来ることになるとは思ってもいなかったという…)。

どちらも、レビューによると20分程度で終わる短いゲーム。そして、シンプルなルールで、小学校の低学年ぐらいの子でも、遊べそうです。

「ビーバーバンデ」は、今までの1回戦だけ「マンマミーア」の地位を奪いつつあります。
もちろん、「マンマミーア」は、とても楽しいゲームなのですが、現状の時間設定では、最後まで遊べません。
その点、「ビーバーバンデ」は、時間が来たと思えば、その場でノックして終了することができますので、せわしない世界で遊んでいるわたしたちにとっては、とっても、遊びやすいゲームです。
どっちも、それほどしゃかりになって覚えなくてもいい、覚え系のゲームです。

「ナッシュ」は、箱を開けて最初に思ったのは、

「お、『フォレロッテ!』だ!!」

です。

メーカーが、「フォレロッテ!」と同じで、サイコロの入り方、カードの入り方、カードの裏面のロゴなどが、「フォレロッテ!」と同じだからです。
箱は、上箱、下箱にわかれてパカッと開くタイプではなくて、グリコのキャラメルの箱みたいなタイプです(伝わりますか?)。
うーむ。この手の箱は、ちょっと開け閉めがしにくいという欠点があります。特に片づけるとき、箱の中に入れる舌の部分が、カードをひっかけてカードが折れたりしちゃうんだよなぁ。

「6ニムト」や、「ボーナンザ」みたいに、パカッと開くタイプの箱の方が好きだなぁ。ただ、パカッと開くタイプの箱は、持って移動するときにもパカッと開いてしまうという欠点もありますが…。

「フォレロッテ!」は、どっちかというと人とあまり関わりなく、1人でサイコロをころがしていくゲームでした。一方、「ナッシュ」は、騎士同士の戦いがテーマとあって、人の城を攻めにいったりと積極的に人に関われるようになっています。
このゲームは、まだ実際に遊んでいないのですが、多分、「フォレロッテ!」が好きだった子たちは、気に入るのではないかと思っています。
「ギプフ」は、ちょうど「ノイエ」の7号でのデザイナのクリス・ブルム氏のインタビューやレビュー、「バンプレス」の9号の特集などを読んで、

「今までアブストラクトゲームには、あんまり興味ないなぁ」

と思っていたのが、ちょっと変わりつつあったために購入しました。

あと、「うつぼゲーム会」に行ったときに、ギプスプ・ロジェクトのおそらく「デュボン」(だったと思うのですが)を見かけて、全然、ゲームとかはしなくて、やり方とかはわからなかったのですが、

「ちょっと、かっこいいなぁ」

と思ったからでもあります。
それから、ちょっと計算高いところでは、ちょうどこのころ、自分の中で、

「子どもと一緒にゲームを遊ぶときに、親に受け入れやすいゲームとは?」

とか考えていて、

「親が見て子どもがかしこそうに見えるゲーム。それは、アブストラクトゲームではないだろうか?」

てなことも考えていたということもあります。

まあ、子どもがわたしのところに遊びに来るのは、やっぱり親の許しがあってのことです。
わたしの願いは、夕食後のちょっとした時間などに、家族が食卓を囲んでゲームをしている姿です。
もちろん、ゲームのことを大好きな人間が、自分たちでサークルなどをつくって遊んでいくという今までのボードゲームの文化は、とても大切だと思います。
この日記を読んでいただければわかるように、わたしも、そんなサークルや集まりに参加させていただき、とても、楽しませていただいています。
その楽しさを、家庭に少しでも広めていきたいと考えているわけです。

そのためには、やはり、保護者の理解というのは、大切になってくると思います。
楽しいゲームがたくさんあるのに、保護者が引っかかる可能性があるゲームをするよりは、少しでも受け入れられるゲームをしたいなぁと思うわけです。

だからといって、おもしろくない見た目だけ小難しそうなゲームをやるとか、勧めるという意味ではないですよ。
やってみておもしろくなければ、子どもは正直ですから、すぐに来なくなります。

そのうちに、親をまきこんでいきたいなぁと思っているのですが、まぁ、託児所ぐらいに思われていればいい方なので、気長にいきたいと思っています。
子どもが、ゲームで一人遊びしている様子を写真に撮って帰られたお母さんもいるので、「まきこむ」の「ま」ぐらいはできたかな?
でも、まだこの子の場合は、一人遊びだったんだよなぁ。

「ギプフ」は、たっぷり時間がとれて、少し子どもが少ないときに、1回じっくりとしてみようと思います。

あと、もう1つぐらい大きいゲームがほしいなぁと店内を見回します。
競馬のゲームとかもおもしろそうなのですが、子どもにはちょっとかなぁ。ルールがということではなくて、上でしゃべっているように内容的な問題です。
うーん。お父さんには、大うけかもしれないけど、やっぱりまずかろう。
といいつつ、碁石をチップにして、5、6年生の子に「クク」は教えてますので(しかも「大人の時間」という言葉つき。だって、これメチャクチャ理解しやすい言葉です。ほぼ一発で子どもも理解します。この言葉考えた人は天才やーー)、基準は、りんの中にあるすごくあやふやなものです。

候補にあがったのが、「プエルトリコ」と「貴族の務め」と「ラー」でした。

一番最初に候補から落ちたのが、「プエルトリコ」。はやっているし、やってみたいゲームではありますが、今のわたしのゲーム環境で、プレイできるわけがない(笑)。子どもともできないだろう(時間的にも、ルール的にも)。

ということで、候補はあと2つ。
「貴族の務め」か、「ラー」か。

「貴族の務め」は、「じゃんけん」のゲームと、「安田均のボードゲーム大好き!」に書いてありました。
一方の「ラー」は、「競り」のゲームという情報を仕入れています。
「じゃんけん」と「競り」なら、「じゃんけん」の方が簡単そうです。

「貴族の務め」のマイナスファクターとしては、「泥棒」。貴族の務めとして泥棒をやとって人の美術品を盗むということをゲーム中にしなきゃいけない。
うーん、ちょっと抵抗あるかなぁ?

「ラー」のマイナスファクターとしては、「神様」。ゲームとは多分何の関係もないのだろうと思うけれど、宗教関係については、きびしく考えられているお家もあります。
そういったお家の子が混ざる場合は、「オバケ」が出てくるゲームなどはできませんので、とうぜんこの「神様」も難しいでしょう。
そうすると、その子は(ある程度は自分の信仰の問題なのでなっとくしていますが)、ゲームには参加できないことになってしまいます。
まあでも、その場合は、その子がいないときだけ「ラー」をするということも、注意すればできます。

簡単そうで子どもたちとできそうなのは「貴族の務め」なのですが、「ラー」は親からの苦情がなさそう(苦笑)。

うーむ。と、ちょっと箱をとってみる。

「貴族の務め」プレイ時間60分~90分。
「ラー」プレイ時間50分。

「競り」ゲームと「すごろく」ゲームで、なんで、「すごろく」ゲームの方が長い時間かかるのだろう?
もしかして、「ラー」の方が簡単??

30分という制限時間から考えると、両方プレー不可能ということも考えられるが、とりあえず、短い方を買っておくべきだな。

ということで、「ラー」を購入しました。

家で、箱を開けて、
うーーむ。難しそうだ。

「競り」ゲームということで、1人では不可能かもしれないけれど、ルールを見ながら、タイルをならべたりしてみます。
こみいった交渉というのがないので、1人でも、ルールを理解するぐらいのことはできました。

「なにこれ。すごいプレーしやすい」

見た目から、想像もつかないほどわかりやすいルールです。
点数計算に少し癖があって、早見表みたいなものを作った方が良さそうですが、

「これやったら、子どもにもできるわ」

という印象でした。
時間が問題ですので、遺跡のタイルを抜いて、2期でおわりということになるかもしれませんが、それでも、充分に楽しめそうです。

この「ルールわかりにくそう」と思わせるゲームのセットに対して落差のあるわかりやすいルール。
それから、いろいろな方法で点数をとるやり方。
どっかで、経験あるぞ。
エポックから出たゲームで、難しそうやと思ってわたしが敬遠したゲーム。しかも、やってみたら、一番簡単やったあのゲーム。

「アフリカ」と似てる。

「ラー」のデザイナーは、「アフリカ」と同じくライナー・クニツィアでした。
そんなことも知らんと買ったのか?と言われそうですが、知りませんでした。
子どもとするのにいいよ、以前、「The Game Gallery掲示板」の書き込みで勧めていただいたデザイナーでした。

ラッキー。そして、わたしの選択は正しかった(爆)

問題は、早見表を作っている時間がないということでね。

さて、以上は、年末のお話。
新年あけてからも、行ってきましたよ。プロジェクトコア 高槻店。
以前に書いたとおり、ゲームウォークというイベントがありましたので、遊ばせてもらいに行きました。

せっかく大阪まで行ったのだから、なんかゲーム買わないとねぇ。
うーん。
なんか、あるゲームで、ほしいものは、みんな買い尽くしたという感じがしないでもない……。

今日、遊ばせていただいた「そっとお休み」とかは、ここにはないんだよなーー。
うーむ。前回、買うのを見合わせた「貴族の務め」にしようか?
↑ 何で「プエルトリコ」を買わないことにしたのか、その理由は、すっかり忘れているらしい。同じ理由で、買ったって意味ないだろうに。

「『ババンク』は、持ってますか?」

と白紙さん。

「聞いたことないです」

と見てみると、けっこうちっちゃな箱に、とっても濃いめのおっちゃんとおばちゃんの絵(この際、りんの顔かて濃いということや、この日にちょうどやった「ダークサイド」というゲームで、もっとも見かけがあやしいプレーヤーに認定されていたということは、Webで読んでいる人にはわからないので内緒です)。

こわい絵なので、目に入っていても、買ってなかったと思います。

「どんなゲームですか?」

と聞くと、一緒にゲームしてくださっていた方が、いろいろと教えてくださいました。

クイズ番組で、最後の問題だけ1万点とか一発逆転のチャンスがあったりします。なんか、そういう感じのおバカなところ(とは言わなかったかな)か、すごく楽しいゲームなのだそうです。
ゲーム時間は、30分。
あ、けっこう軽い。できるかも。
対象年齢、12歳以上って書いてあるなぁ。そこが気になるといえば気になるけど、対象年齢12歳以上なら、10歳ぐらいからできるでしょう。

クイズというのが気になります。

「あのー、言葉がドイツ語で書いてあるとか、そんなことはないですか?」

この日遊んだ、「ダークサイド」は、わたしにとっては、すごくうけたゲームでしたが、言葉がドイツ語で、白紙さんは、わざわざカードに日本語訳を貼っておられました。
「うつぼゲーム会」でやられていた「プエルトリコ」も、たしか、訳のカードを作って遊んでおられたのを見ました。
そういった作業は、少しきびしいです。

「全然、そんなんないですよ」

ということで、「ババンク」を購入しました。

家に帰って、ルールを読んでみる。
うーん。カジノのゲームか。
子どもとは、無理かな?

一応、1人で、コマをならべたりして遊んでみる。

「あ!このゲーム。たしかに、遊んだらうけるやろうな」

カジノで、お金を稼ぐゲームなんですが、そのお金の稼ぎ方が、後になるほどうなぎのぼりになって、まさに、一発千金、一発逆転のゲームなんです。
クイズ番組の点数といっておられたのは、そういう意味でした。わたしは、てっきりクイズゲームだと思って、「クイズ」がドイツ語で書いてあるのかと心配してたのですが、もちろん、そんなことはありません。
どっちかというと「ブラフ」系で、「ギャンブル」という感じではありません。

やりたいな。

「ギャンブル」というと抵抗ありますが、クイズの賞金だったら抵抗ないかな?
どこのテーブルに、いいカードが隠れてて、どこのテーブルに、悪いカードが隠れているかを当てるクイズ。
じょうずに当たると、50万点(円じゃないところが、ポイント)!!

うーむ。出来そうな感じ。

高槻からの帰りのJRの中で、バラックさんとこんな会話を。
なん個ぐらいゲームを持っているかという会話の後、

「まあ、でも、ゲーム増えるの止まるかなぁと思ってるよ。わたしが買うのは、軽い子どもと出来るゲームばっかりやから」

と言うりんに、バラックさんは、

「そう思うでしょ。それが、そうはいかないんですよ」

と笑っておられました。
さて、どっちが正しいか?
ところで、この「お買い物」日記も、あと2日ぐらい続く予定です(笑)。
結論は、でているようで。

ボードゲーム,ボードゲーム日記,年末・年始のお買い物子ども

年末・年始の休みなのですが、残念ながら、思ったように子どもたちと会うことができませんでした。
毎年の年末年始は、本家で親戚一同が集まることになっていたのですが、今年は集まりませんでした。
最大の理由は、本家が今、家を建て直し中で、大勢の人間が集まる暇がなかったということでした。
うーん。

「それなら、子どもだけ、りんの実家においで」

と言っていたのですが、小坊主さんたちは年末年始のお勤めもあり(文字通りです。本家はお寺)、冬休みが終わってしまいました。

で、予定していたのとは違った、さみしい年末年始でしたが、子どもたちが来なかったためにあいた時間を利用して、いろいろなゲームをお買い物に行ってきました。

新しいゲームを買って、新たなお店の開拓もしてきました。

そのリポートです。