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彦根カロム

このゲーム会1日のうちの3回目の「彦根カロム」です。大人も、1回は経験してみたいこのゲームです。
今回は、大人と2人で遊びました。

今時の子どもたちは、やっぱりこの手の指で弾くゲームって、あんまり遊んだことないんだろうなぁと思います。
コントローラーのボタンはすごい速さで正確に押せても、力の入れ具合の調節というのはないですしねぇ。

それに比べると、昔の子どもたちというか、今のおっちゃんたちは、やることがないときなんか、そこら辺のものを弾いて遊んでいたんだなぁ。
例えば、10円玉や、百円玉。それに、四角い消しゴムなんてのも、弾いて遊んだ記憶があります。消しゴムは、服を着てないやつ(ようするに、紙が周りにまいてないやつですな)は、滑らないから仲間に入れてもらえなかったりしましたが。
たいがい、机の上で弾いて、他の人のコマを机から弾き出すという遊び方をしていました。自分がでるとアウトだから、コントロールとともに、力の調節もちゃんとしていました。

ということで、不器用なわたしでも、初心者の子どもに比べるとまたまだ分かあるんですねぇ。
これが、経験をつんだ子どもになると、おそらく簡単にひねられちゃうと思うのですが、こっちは、まだ遊んだことありません。

大人同士だと、けっこう互角な勝負でした。

とかいいつつ、もう、数回は経験しているわたしと、初体験の人で互角では、ダメなんですけどね。
しかも、負けてました(笑)

終盤は、上手にコマを落とすテクニックだけでなく、どんな順番でコマを落としていくかという作戦もすごく大事になってくるようです。

なかなか、奥が深そうです。

タムスク

なんか、ちょっとコツがわかってきたような気がしていた「タムスク」でしたが、気のせいということが判明しました。負けました(笑)

わたしは、お気に入りのゲームなのですが、遊んだ相手の方は、

「うーむ。もうちょっと、何かが足りないなぁ……」

とのこと。
そういえば、ギプス・プロジェクトのシリーズでは、この「タムスク」だけが、賞をもらっていないそうです。
↑ 他の3作全てもらっているという方が、すごいことなのだそうです。

だから、他のゲーマーの方の評価も、一緒なのかな?

話を聞くと、不満のでそうなところは、やっぱり砂時計の部分のようです。そこが、このゲームのミソだと思うのですが。

でも、確かに、ちょっと難しい部分もあります。
例えばこのゲーム、交互に砂時計を動かしていって、7手目には、最初に動かした砂時計を逆さま向けなければならないわけです。
6手目までが、けっこうスピーディに動かされていたり、7手目で動かす砂時計が1番最初に動かした砂時計でない場合は、この7手目に逆さまに向けられた砂時計は、他の砂時計に比べると砂が少ない可能性があります。
そうすると、相手方は、自分の手番をギリギリまでひきのばして、その砂時計をアウトにしてしまうことができます。
それを嫌うと、7手目で急に自分が長考するとかいう作戦が必要になります。

もちろん、このあたりは、紳士協定で「無駄な時間のひきのばしをしない」とルールに書いてあるのですが、まあ、無駄に時間をひきのばしているのか、考えに考え抜いたために時間がかかったのかは、自己申告でしかありません。
だから、ちょっと曖昧さが入ってきます。

そういった曖昧さをなくすために、15秒の砂時計というのもあり、さらに上級のルールでは、15秒以内にコマを動かさなければならないというルールもあるのですが、こっちのルールを使うと、ちょっとゲームがギスギスしそうなんですよねぇ。

うーむ。わたしみたいな考えなしのいらちな人間が、あんまり考えない子どもと遊ぶには、時間もかからないしよいゲームだと思うのですが。

てなことを考えているうちに、ゲーム会終了の時間です。

さて、ビギナーのためのゲーム会でしたが、今回のビギナーは?

わたしと、あたしの誘いで来てくれた子どもぐらいかな。
あとは、超ベテランがそろいましたねぇ。

つまり、このゲーム会は、わたしのためにみんながよってたかって遊んでくれるゲーム会だったというオチで、このゲーム会のレポート、終了させていただきます。

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そっとおやすみ

「そっとおやすみ」普及委員会として、南草津でも、「そっとおやすみ」を遊んできましたよ~。

最近、遊びに来る子たちですが、2人の子たちが、この「ハバ」のリトルシリーズを夏休み中に手に入れたようです。

「そっとおやすみ」、「リトルゲーム・ニャーニャー」なんかを買ったと報告してたくれました。
「そっとおやすみ」は、2人とも買ったようです。

なんか、すごいうれしいですねぇ。

「ころぽっくるの家」でも、

「1番人気は?」

と聞かれると、「そっとおやすみ」という声が聞こえてきます。

2人の子に、

「どこで買ったの?」

と聞くと、

「えんまち」

という答え。はじめ、縁日かと思ったのですが、よく聞くとどうやら、京都の円町というところにおもちゃ屋さんがあるらしいです。

なんてお店だろう?
情報求む。

あぁ、全然、南草津のゲーム会のレポートじゃない……。

リトルゲーム・ジュニア・ポーカー

では、気持ちを入れかえて。
「リトルゲーム・ジュニア・ポーカー」は、ハバのリトルゲーム・シリーズの新作です。

このサイトでも、今まで何回か紹介してきました。子ども用に簡単にアレンジされたポーカーです。

今回は、いよいよ、今まで遊んだことがない上級の「動物ポーカー」+「ベット」のルールで遊びました。

遊んだのは、大人3人と小学2年生1人だったと思います。

今までは、「動物ポーカー」だけのルールでした。
1枚だけカードを交換して、勝負。勝ったら「食べ物カード」を1枚ゲットするというルールで遊んでいました。

ベットのルールは、最初に「食べ物カード」をプレーヤー全員に同じ数だけ配ってスタートします。
「食べ物カード」は、ようするにチップみたいなものです。

ゲームは、親を決めて進行します。
まず、プレーヤー全員は、場代として「食べ物カード」を1枚自分の前におきます。
それから、普通の「動物ポーカー」と同じように手札の交換をします。

真のゲームは、ここから始まります。
親は、自分のの手札を見て、「食べ物カード」を追加するかどうか決めます。
勝てるかと思えば追加します。これが、ベットです。
相手の手より悪そうならゲームから降ります。親がゲームから降りた場合は、次の人が親になります。
他のプレーヤーは、勝負にのるかどうかを順番に宣言していきます。
親に再び順番が回ってきたら、再びベットするか、勝負を終わらせるかを決めます。
勝負を終わらせる場合は、「食べ物カード」をさらに1枚だした上で、

「カードを見せてください」

と言います。親だけが、ゲームを終わらせることができます。
手札を見せ合って、勝った人が場に出された「動物カード」をすべて取ることができます。そして、その人が、次の親になります。
ベットができるのは、3回までです。
だれかの「食べ物カード」がなくなったら、ゲーム終了です。

あっ。
多分、ベットは、3枚までというルールは、忘れていましたねぇ。

最初にやったときは、けっこう派手なベットにみんな平気でのっていたので、けっこうすぐに、「動物カード」がなくなっちゃう人が出てきました。

3枚なら、そういきなりなくなりませんねぇ。

もっとも、すぐにフルハウスとかがそろうので、

「これはいい手だ!」

と思って勝負にのると、相手もフルハウスだったなんてことも多かったので、ある程度しかたなかったかもしれません。

もう1つ疑問があって、どんどん親がベットしていって、「動物カード」が足りなくなった人はどうなるのかという問題です。

  • その時点で、破産してゲーム終了。
  • 借金できる。
  • 親は、他のプレーヤーの持っている限界のカード枚数までしか、ベットできない。

「1」だと、お金持ちがどうしてもかってしまうよな~と疑問に思っていたのですが、ベットが3回までという制限があれば、それでも、OKかな。
実質、2枚以下になると負けになっちゃいますが。

もう1回プレーしたときは、いかに上手にプレーから降りるかというのが、大事になっていました。
本当のポーカーも、そういう駆け引きの部分が重要なのですね。

小さい子むけといいながら、このルールは、けっこう駆け引きなどがあって大人がプレーしても、ドキドキします。
難をいえば、やっぱりちょっと難しいかな。

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カラバンデ

ゲームが終了したので、子どものところに。
おそらく、かれこれ30分から1時間近く、森田さんに遊んでいただいていたと思います。

なにをしているのかなと見ると、「カラバンデ」。
もー、夢中です。

わたしが、「操り人形」を終了して彼のところに行く前から、少なくとも1回以上森田さんと遊び、わたしたちが合流してから、大人も子どももまざって4人で3回ぐらい遊び、それでも、まだ、このゲームを遊び足りない様子でした。

やっぱり、このゲームは、素晴らしいわ。
この時点で、「プレイスペース広島」で、「某ビッグゲーム」1が売り出される話がされていました。

「某ビッグゲーム」購入するぞと心に強く決めた一瞬でした。

2回遊んでみたのですが、わたしは、「拡張セット」不要論者です。
ジャンプとかは、経験の差がものすごく出てしまって、下手するとそこで回復不可能なほどの差が出ちゃうからです。2

という話を京都ドイツゲームサークルの奥山さんと先日していたのですが、

「でも、みんな、ジャンプ台1回やってみたいって言いますよ」

というお話を聞きました。
そうですね。ジャンプ台あると聞いたら、どんななのか1回はやってみたくなるのが人間というものですね。
その通りです。わたしも、「やってみたい」というに決まってますな(笑)

では、「子どもと遊ぶときは」という限定をいれます。
「子どもと遊ぶときは」拡張セットいらないと思います。
やりこんで、「単純。簡単すぎるぜ」と思ってきたら、プラスしたらいいのだと思います。

彦根カロム

もうちょっと、「カラバンデ」を遊びたそうにしていたのですが、大人は同じゲームを続けるのは、ちょっとしんどいわけですね。

時間的に、もうそろそろ、2年生の子にお迎えが来る時間。サクッと終わって、途中でも切れるようなゲームがいいなぁ。

「カラバンデ」を気に入ったのなら、きっとこのゲームも気に入るよということで、「彦根カロム」。
今回は、この子と2人で遊びました。

まずは、指の痛くならないはじき方をレクチャーして、スタートです。

まだ、「彦根カロム」にわたし自身が慣れていない時期だったので、ハンデのこととかなんにも考えてない正式なルールでした。

正式なルールで初心者がやると、自分のストライカーが穴に落ちちゃって、どんどんペナルティーが増えていくという問題があります。
そして、わたし自身も慣れていないので、ペナルティーがどんどん増えちゃうという。

終盤になると、自分の色のパックは、ほとんど全部敵の陣地の方に寄っちゃって、打ちにくいことこの上ない。

こんな風に、けっこう初心者には辛めのゲームです。
でも、このゲームして、イヤになった子っていないんですね。

点数云々よりも、単純に指でストライカーをはじいて、パックを落としていくという行為が、楽しいのだと思います。

まあ、なんとかパックが減ってきたなぁというときに、お母さんが迎えに来られました。

終了まで、待っていただいて、終わりました。

  1. 注釈に書くまでもないですね。「カラバンデ」のリメイク「ピッチカー」です。でも、自分の「ピッチカー」は、まだ遊んでなかったりする []
  2. とこんなことを書きつつ、この前「ピッチカー」を購入したときは、当然のように「拡張セット」プラスのものを注文しているわたし。手に入らなかったけどね。ほら、減らすのはいつでもできるから。 []

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操り人形

「操り人形」を、初プレイ。
「シタデル」は、1回遊んだことがあるのですが、<b>ドイツ語版の「操り人形」</b>は、はじめてなのです。
この名作ゲームを2回しか遊んだことないは、問題ですねぇ。

「ゆうもあゲーム会・京都」でも、小学4年生のよくゲームを知っている子が、

「『操り人形』したいよ~」

と言っていたのですが、ゲーム会終了まじかの時間だっただめにできなかったりということもありました。
↑ 1回遊んだだけなので、インストもできないし……。

ということで、勉強のために(笑)、「操り人形」です。

と思って意気込んでプレーしたのですが、1周り終わった時ぐらいに、ゲーム会にお客様が。
それが、いつも、わたしが遊んでいる子どもだったんですね。

「今度は、南草津で遊ぶからおいでよ~」

と声をかけておいたのは、このレポートの最初に書いておいたとおりなのですが、午前中1人も来なかったので、

「もう、来ないのかな?」

と思ってたんですねぇ。
そうそう、だから、午前中は、自分としてはちょっと押さえ気味に遊んでいたのでした。
で、午後からは、「遊ぶぞ~」と思った途端だったので、ちょっとビックリ。

ゲームもう始まっているので、ちょっと抜けるわけにはいかなかったんですねぇ。
しかも、「操り人形」という、ちょっと重めのゲームです。

途中ぬけしようかとか、ゲームをされていない方と交代しようかとか、いろいろ思ったのですが、結局、そのままプレーすることに。

ちょっと、気が散ったプレーになってしまいました。
一緒に遊んでくださった人には、申し訳なかったです。

子どもは、わたしの体が空くまで、森田さんが遊んでくださいました。
↑ もう、掲示板に書いてバレているので、そのまま名前を出させていただきます。
森田さん、大感謝です。

来てくれたのは、小学2年生の子なんですが、はじめは、どの程度のゲームならできるかわからない。
そりゃそうですよね。子どもの経験によっても、全然かわってきますから。
しかも、2人でプレーしておもしろいゲームといえば、すごい限られてきます。

手番がまわってくるまでのすきに、「ラビリンス」をお願いしました。
こういう、考える系、けっこう好きな子だったんです。

さて、「操り人形」の方です。

わたしは、もう、ゲームを終わらせることを考えていますから、序盤から、なんでもガンガン建物を建てていきます。
まぁ、自分が8つ建物立てりゃあ、ゲームは終了するわけですから。

といっても、何故か手札には、紫の建物ばっかりあります。
はっきりいって、コスト高え。

で、序盤は商人を中心に選んでおりました。

商人といえば、泥棒。
泥棒は、普通は、

「じゃあ、とりあえず商人から」

と言って盗みをするのことが多いのですが、なぜか今回、泥棒、暗殺者を好んで選んだプレーヤーは、

「じゃあ、伝道師から」

と今まで聞いたことないプレーをしてくれました。
でも、なぜか、けっこう伝道師、目立たずにお金持ってたりするんですねぇ。
目立ちたくないときは伝道師を選んでいるというプレーヤーの心理をついた作戦だったのでしょうか?

どう見ても、「宗教者」に恨みがあるとしか思えませんでしたが(笑)

パタパタパタっと、4つぐらい建物を建てて、そのうち3つぐらいが紫色。でも、「大学」が2つとかいう、あんまりおもしろい効果のない組み合わせ。
このあたりで、もうそろそろ完全に金欠です。

「シタデル」と比べるとお金が入ってきづらく、地味な展開という感じです。
もっとも、「シタデル」を遊んだときは、「水先案内人」というお金がかなり派手に儲かる職業があったので、別のカードだとまた違った印象になるのかもしれません。

でも、地味な展開がおもしろくないかといえば、そんなことは決してなく、モタモタ感が、「裏で操っている」という雰囲気をよりだしていたような気がします。
どっちかというと、わたしは、前回の「シタデル」よりも今回の「操り人形」の方が楽しかったですね。

手札に来たカードは、とりあえずなんでも建てる(笑)
1点の酒場なんかを建てては、傭兵に潰されたり。
でも、はじめに建物をどんどん建てたということで、けっこう他のプレーヤーも、積極的に建物を建ててくれてはやい展開になったかな?

最後は、安い建物を建てては潰され、建てては潰されして、もたもたしているうちに、他のプレーヤーに先をこされて8つそろえられてしまいました。

こんな建て方では、色のボーナスも出ることももちろんなく、でも、最初に建てた紫の高い建物がけっこう高得点を出していました。

ほんとうに、ちょっと、気の散ったプレーで申し訳なかったです。
気が散ってなかったら、もっといいプレーができた……かどうかは、わかりませんが(泣)

りんは、「自分が1番」、「子どもは2番」、「3時のおやつは腹一杯」なやつなんです。

名作です。
またまた、遊んでみたいゲームです。
いろいろ試してみたい作戦が思い浮かんでくるんだよな~。
↑ 頭悪いので、有効かどうかはやってみないとわからない。

あやつり人形

/ Hans im Gluck


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タブラの狼

お昼を食べた後(だったと思います)、奥山さんのお友だちも無事会場に着き、参加者9人で「タブラの狼」を遊びました。
これは、最近気になってたゲームです。

今、わたしが、この日記を書いている「はてなダイアリー」と同じサービスに、「はてなアンテナ」というサービスがあります。
これは、Webサイトのいろいろなページにアンテナをはって、そのページの更新状況を知らせてくれるサービスです。
ようするに「お気に入り」を登録しておいて、そのページに変更があれば知らせてくれる。

「更新してるかな~。どうかな~」

なんて期待しながら、サイトに行って、

「前と同じジャン」

なんて、無駄足をふんで失望するということは無くなる訳です。

この手のことは、以前からフリーソフトなんかでも実現していて、わたしも、「WWWC」なんてソフトを利用したりしていました。

この「はてなアンテナ」が、ちょっとかわったサービスなのは、ネット上にあるシステムで、ブラウザを通して利用するという点です。
ですから、URLさえ知っていれば、いつも自分が使っているコンピュータからでなくても、利用することができます。

もう1つすごい点は、この自分で作ったアンテナを公開することができるということです。公開すると、なんとそのアンテナを作った人だけでなく、ネット上につながれているコンピュータを使っている人すべてから、このアンテナを利用することができるわけです。

たとえば、ボードゲームが好きな人は、ボードゲームのサイトばかりのアンテナを作ります。
それを公開すると、自分以外のボードゲーム好きの人たちも、そのアンテナを利用することができるわけです。

実は、「あ・そ・ぼ」も、そんなアンテナに登録していただいています。
日本のボードゲーム関係の「アンテナ」で充実しているのが、くぼた屋さんの「くぼた屋アンテナ」とかゆかゆさんの「ボードゲームの部屋@ざる同盟のアンテナ」のアンテナです。
うちに見に来てくださるお客さんの多くは、この2つのアンテナ(あと、奥山さんの「ドイツゲームアンテナ」からのお客さも多数でしたが、これは現在、お店の入荷状況を見張るアンテナになっています)1から来てくださることが多いです。

自分が作った「お気に入り」だとどうしてももれてくるサイトってあるじゃないですか。でも、これらのサイトの場合は、くぼた屋さんや、かゆかゆさんという、とっても広い視点を持っておられる方の力を自由に借りることができるわけですね。

わたしも、この「はてな」に登録したときに「はてなダイアリー」と同時に「はてなアンテナ」も使用できるようになっています。
でも、わたしのはてなアンテナは、今のところなにも利用されていません。2だって、もうすでにこんなに優れたアンテナが2つもあるわけですから。

さて、その2つのアンテナを利用させていただいているのですが、そこから飛んでいった先に「田中屋本舗はてな支店」というはてなダイアリーのサイトがあります。

そこで、めちゃくちゃ楽しそうに遊ばれていたのが、「タブラの狼」でした。
やっと、ゲームにつながった(笑)

ルールがシンプルな多人数ゲームです。
子どもと遊べる多人数ゲームというのは、すごく探しています。ちょっと、ダークなところがありますので、そのまま子どもと遊ぶのは無理そうでも、上手にしたら子ども用に移殖できないかなぁと考えたわけですね。
でも、それ以上に、田中屋さんで遊ばれていた様子が、メチャクチャ面白そうで、自分でも遊んで見たかったわけですね。

気になっていろいろとネットを調べると、「もともとは、ロシアの国で昔から遊ばれてたゲームだ」(奥山さん、情報ありがとうございます)という情報や、「鈴木銀一郎さんがこのゲームを元にして『目覚めろワーウルフ』をデザインした。遊んでたのしかった」という話がありました。これは、モンスターメーカーのTCGのカードで遊べるみたいですね。

気にしていると、「ボードゲーム天国02」には、「デュスターバルトの狼男」のリプレイが。これも、特殊カードがちょっと違う「タブラの狼」

で、確か「あ・そ・ぼ」の掲示板でネタを振ったところ、

「わたし持ってますよ」

と奥山さんがあっさり言われたいう経緯のあるゲームです。

ここまで、前フリ。本文の方が短いかも(笑)

「タブラの狼」カードを使って遊ぶ簡単なロールプレイングゲームのようなゲームです。

マスターが1人とプレーヤーにわかれて遊びます。
また、プレーヤーは、「人狼」サイドと「人間」サイドに分かれて争います。

今回は、みんなはじめてプレーする方ばかりということで、特殊なカードを抜いてプレーしました。
プレーヤーには、カードが配られます。配られたカードを他の人に見えないように自分だけでこっそりと見ます。それが自分の役割です。
カードは、「農夫」のカードと「見者」のカードと「人狼」のカードの3種類あります。
「農夫」と「見者」は、人間サイド。「人狼」は、人狼サイド。マスターは、中立の立場になります。
8人で遊びましたので、人狼2人、見者2人(あれ、1人だったかも)、残りはすべて農夫です。

夜になると全員が目をつぶります。
そして、マスターの指示に従って、人狼の2人だけが目を開けます。
だから、人狼は、お互いが誰かわかります。

人狼のどちらか一方は、その夜の犠牲者を1人決定して、目を閉じます。

次に、見者がマスターの指示に従って目を開けます。
見者は、プレーヤーの1人を示して、人狼であるかどうかをマスターに問うことができます。
そのプレーヤーが、人狼であるかどうかしれば、目を閉じます。

日中になると、全員が目をあけます。
しかし、前の晩に人狼に襲われた人だけは、目を覚ましません(ゲーム中、なにも発言できなくなります)。
さて、いったい人狼は誰なのか?
村人たちは、疑心暗鬼の議論を続けながら、多数決で疑わしき者を1人リンチにかけます。
リンチにかけられたものも、ゲームから抜けてしまいます。

こうやって、夜と昼を何回も繰り返していって、人狼の正体を推理し、2人の人狼をリンチにかけることができれば人間の勝利です。
でも、人間の生き残りが人狼の数と同じになってしまうと、人狼たちは一気に獲物に襲いかかり、人狼側が勝利してしまいます。
その時に、生きていても、死んでいても、どっちかのサイドに属しているかで勝敗は決まります。つまり、どちらかの人狼だけが生き残っても、人狼サイドの勝利ということになります。
でも、これは、勝ったか負けたかの部分に面白さがあるのではなくって、まさにゲームの過程にこそ面白さがあるゲームでした。

多分、プレーヤーが親しい人だったりして、性格知っているともっと面白いと思います。
でも、今回は、初対面の方も交えてのプレーでしたが、それでも、すごく楽しく遊ぶことができました。
マスターしてくれた奥山さんの腕もあったかな。

最初は、農夫は何の情報もないわけですよ。
で、今回のプレーでは、口火を切ったりして、目立ったプレーヤーが疑われるという事態が続出しておりました。

見者は、情報持っているんだけど、下手に自分の正体がみんなにバレると人狼に狙われてしまうことになります。人狼にとって、自分の正体を知っているかもしれない見者は、邪魔な存在なわけですね。
でも、情報をもっているのが見者だけなので、なんか、すごいビミョーな物言いになってしまうのですよ。
そうすると、

「なんか、あいつ、モジモジしててあやしいぞ~」

とか言われて、人間からリンチ受けてしまうという。

あと、2回戦目以降ですが、前回「人狼」をやっていたプレーヤーが、まずリンチにかけられてしまうといこともおきておりました。
それを他のプレーヤーから、指摘されたときは、

「うーむ。人間の疑心暗鬼って怖い。情報少ないときに、犯人を決め付けるというのはとっても危ないことだなぁ」

と本気で思ってしまいました。
しかも、そのプレーヤーは、その発言がきっかけで、

「そんなこと言うのは、お前がさっき人狼をしていて、自分に矛先がいかないだめにだろう~。
 今回も、人狼はお前だ~」

とリンチにかけられているという。

かといって、沈黙を守っていると、

「目立たなくしているあいつって、あやしい」

とか言われます。ドキドキ。

すごく面白かったのは、わたしが人狼になったとき。
いきなり、1日目の昼で、なんか失言してしまったらしくて、リンチをうけそうだったんですねぇ。
そこで、わたしが一言。

「実は、わたしは、人狼じゃなくって、見者なんです。だから、この人は、人狼じゃないって、知ってる!!」

と、人狼じゃないプレーヤーを指して言ったんですね。
今なら、もっと上手に言えると思います。「さあ、わたしを疑うのなら、リンチにかけてみろ!わたしが、犠牲になろう」ぐらいは、言いたかったですねぇ。
でも、残念ながら、そのときは、それ以上思いつかなかったのです。で、思いっきり、みんなから、疑惑の目をむけられて、リンチにあってしまいました。
1日目で、人狼1ぴき死す。

でも、もう1人の狼は誰かわからなくて、生き残りが3人になりました。
人狼と2人の人間。人狼は、自分をリンチにかけるとは言いませんから、2人の人間は、確実に人狼を狩らなければなりません。

沈黙のおりる日中。
そこで、1人が、

「実は、わたしは、人狼じゃなくって、見者なんです。そして、この人が人狼です!」

1日目にわたしが言ったセリフと同じようなセリフを。
遊んでいたみんなも(死にながら)、大爆笑でした。

すげー、胡散臭いセリフや。この状況で、これ以上、うそ臭いセリフがあるだろうか?

案の定、その人、2人からリンチされていました。

で、結果発表。

「その晩、人狼は、生き残ったたった1人に襲いかかり、村にはだれもいなくなった……」

リンチされた人、本当に見者だったという。

いかに、わたしたちの感覚というのが、あてにならないかということが、とってもよくわかるゲームですね。

ゲーム会などに行くと、なかなか同じゲームを遊べない人というのも出てきます。
だから、ちょっと時間をとって、こんなゲームを全員でするのも楽しいなぁと思います。

タブラの狼・日本版

/ ダヴィンチゲームズ(2006/09/01)


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