秋友克也一覧

世紀末を越えて

WATCHMEN

小学館プロダクションが、アメコミをバリパリ出しているとき、読んで衝撃うけた1冊です。

DCとマーヴルの2大レーベルが主に翻訳されていたのですが、「X-MEN」とかマーヴルのシリーズにははまったのですが、「スーパーマン」や「バットマン」などDCのシリーズにはあんまりひかれなかったのです。

まあ、マーヴルの方は、けっこうたくさん刊行されていたのに、DCの方はあんまり続きが出ていなかったような感じだったので、人気も、そうだったのではないかと思います。

で、そんななかで、いろいろ買ったDCのアメコミのなかで、唯一、「これはいい」ということで、ずっと持ち続けていたのが、この「WATCHMEN」でした。1

東西の対立、核の恐怖、世紀末の雰囲気がものすごくする時代の物語です。矢野 健太郎が、「ケイオス・シーカー」のシリーズで書いたように、人間は「のど元過ぎて熱さを忘れて」しまっただけで、恐怖はずっと、となりにあり続けています。それを思い出させてくれる物語です。
今読んでも、充分におもしろいし、読み応えがあります。

まあ、前読んだときから、数年たっているので、かなーり、細かいところは忘れていました。

事件の黒幕とか……すっかり、わすれておりました。

今回、この名作が、映画化の記念としてまた刊行されて、新しい読者の手に渡るというのは、とても喜ばしいことです。

映画も見てきたので、その感想もそのうち書きますが、そりゃ、この濃厚な密度のストーリーを楽しみたいと思ったら、原作ですよ。

デイブ・ギボンズ,Davegibbons,
アラン・ムーア,Alan Moore,
石川 裕人,秋友 克也,沖 恭一郎,海法 紀光
小学館集英社プロダクション
発売日:2009-02-28
 

  1. ちなみに、マーヴルの方は、全部残っています。もちろん。 []

裸のヒーロー

デアデビル ボーン・アゲイン

重い話でした。

最初っから、主人公、追い詰められて、かなり精神的にいっちゃっています。
デアデビル自体が、元々そういうトーンなのかなぁ。

そして、一応はハッピーエンドみたいになっていますが、この終わり方って、まだ、キングピンに弱点を押さえられたままな感じがするんですが。

デビッド・マツケリー,David Mazzuccheli,
フランク・ミラー,Frank Miller,
秋友 克也
ヴィレッジブックス
発売日:2011-02-28

 


ヒーローに歴史あり

マーベルズ

実は、「マーヴルズ」は、持ってます。
まあでも、これは、「マーベルズ」なので(笑)

マーベルか、マーヴェルか、マーヴルかというのは、難しい問題ですが……。

昔は、「X-MEN」と「スパイダーマン」以外は割とどうでもよかったわたしが、その他のマーベルのヒーローを追いかけるようになったのは、この物語が大きいです。
でも、これと同じくロスが書いた、DCヒーローの方のやつは、あんまりピンとこなくて、今でも、DCヒーローはダメだという。「ウィッチメン」は、DCヒーローかもしれませんが、はぐれたものだしねぇ。

これは、本当に世界と時代と個人史が、ものすごく上手に絡み合っているんですよ。
わたしが、MJよりもグウェン・ステーシーが好きなのも、多分、この本のせいです。

アレックス・ロス,Alex Ross,
カート・ビュシーク,Kurt Busiek,
秋友 克也
小学館集英社プロダクション
発売日 : 2013-07-24

緑の津波

アベンジャーズ ハルク・ウェーブ!

時代があっちこっちに飛ぶ感じのアベンジャーズの作品集。

ハルク・ウェーブでハルクが大挙して押し寄せてくるのは、確かに圧巻。
そして、ハルクは、かわいそうですねぇ。

しかし、お前ら、やっぱりもうちょっと話し合えよ。という感じはあります。
まぁ、そこがおもしろいんですけどね。

アラン・デイビス,Alan Davis,
カート・ビュシーク,Kurt Busiek,
ジャック・カービー,Jack Kirby,
スタン・リー,Stan Lee,
マイケル・ゴールデン,Michael Golden,
クリス・クレアモント,Chris Claremont,
秋友 克也,
石川 裕人,
近藤 恭佳
ヴィレッジブックス
発売日 : 2012-08-10

サムライ、ニッポン!!

ウルヴァリン

「ウルヴァリン SAMURAI」の原作というか、原案ですね。
まあ、未知の国、神秘の国・日本が舞台ということで、ツッコミどころはいっぱいあるのですが、それもふくめて面白いではないかと思います。
時代が変わったので、映画の方がツッコミどころは少なくなってたと思います。まぁ、怪しいところと、怪しい日本語はいっぱいあったけど。

まぁ、うかれているウルヴィにたたきつけられる最後の一言が、ちょっと、唐突で、衝撃的で、お前、ちょっとは疑問に思えよとか思いますが。
あと、そこに、チャーリーいるのにわからなかったのかいとか思いますが。

真理子と雪緒の対比も、映画でもよかったけど、こっちも良かったですよ。
雪緒、実はけっこう好き。

フランク・ミラー,Frank Miller,
ポール・スミス,Paul Smith,
クリス・クレアモント,Chris Claremont,
秋友 克也
ヴィレッジブックス
発売日 : 2013-08-30

ヒーローズ

ビフォア・ウォッチメン コメディアン/ロールシャッハ

「ウォッチメン」は、全盛期が終わったヒーローたちをかく物語でした。
これは、その前話として、彼らがヒーローになっていく、または、全盛期からヒーローとしてだんだん狂っていく時代の物語になるようです。

ということで、最初の1冊目は、コメディアンとロールシャッハ。

コメディアンの話は、ベトナム戦争を通して、アメリカ人の気分が変わっていって、意識のかわらないコメディアンとどんどん乖離していくという話。

まぁ、ずっと戦場にいて、腕力を信じてやっていて、そこに命のやりとりという大きなものがあれば、なかなか自分の考えをまわりにあわせていくというのはできないことなのかも。

コメディアンの話は、なんせ、注釈を読んで、その時の時代背景を理解しないとものすごく分かりにくいです。

逆に、ロールシャッハの話は、ニューヨークの大停電の話位をしっていら、多分、大丈夫です。
だから、感じとしては、正反対の話が2つくっついているような本でした。


黄金時代

ビフォア・ウォッチメン ミニッツメン/シルク・スペクター

「ミニッツメン」。
コレ。
わたしが、「ウォッチメン」に求めていたのは、コレ。
かつて、「ウォッチメン」を初めて読んだときと同じぐらいの興奮を感じました。

最初は、このシンプルな絵柄で、なめてかかってました。
シルエット、かっこいい。
これを超えるアメコミは、そうない気がします。

「シルクスペクター」の方もよかった。
まあただ、わたしなら、この母親の処に娘は帰さないけどねぇ。
遠くで思っているぐらいが、ちょうどいいと思います。


アイアンマン、超人へ

アイアンマン エクストリミス

映画の社長よりも、だいぶ真面目な感じです。
しかし、アイアンマンは、「スーツを脱げばただの人」の部分が魅力だったのですが、とうとう、ただの人ではなくなってしまいました。うーん。

絵は、メチャクチャかっこいいです。

アディ・グラノフ,Adi Granov,
ウォーレン・エリス,Warren Ellis,
秋友 克也,
石川 裕人
ヴィレッジブックス
発売日 : 2013-04-10

大人なアメコミ

ビフォア・ウォッチメン ナイトオウル/Dr.マンハッタン

ウォッチメンの流れがあるので、ナイトオウルとロールシャッハは、好きなキャラクターです。
あの2人が、あの物語の中では1番ヒーローな感じがするじゃないですか。
この2人が並んでいるところは、やっぱりかっこいいなぁと思います。

しかし、大人なアメコミだ。Dr.マンハッタンも全裸だし(笑)昔なら考えられないです。

アンディ・キューバート,Andy Kubert,
ジョー・キューバート,Joe Kurbert,
ビル・シンケビッチ,Bill Sienkiewicz,
アダム・ヒューズ,Adam Hughes,
エデュアルト・リッソ,Eduardo Risso,
J・マイケル・ストラジンスキー,J. Michael Strazynski,
秋友 克也
ヴィレッジブックス
発売日 : 2014-06-10

栄光の過去

ビフォア・ウォッチメン オジマンディアス/クリムゾン・コルセア

まあ、「クリムゾン・コルセア」よりは、「ダラー・ビル」ですよ。
このもっともアメコミヒーローらしい姿をしたヒーローが、ミニッツメンの中では1番のフェイクであるというのが、なんともいえない皮肉です。そして、その死に方も。

オジマンディアスは、自分が思っているほど有能じゃなかったってことなのかなぁ。
まあ、マーラーがものすごく魅力的な秘書で、あの秘書を守れなかったというのが、わたしのながオジマンディアスのポイントを著しく下げてます。

ジェイ・リー,Jae Lee,
スティーブ・ルード,Steve Rude,
ジョン・ヒギンズ,John Higgins,
レン・ウェイン,Len Wein,
秋友 克也
ヴィレッジブックス
発売日 : 2014-08-30