橋本恵一覧

悪いハリー・ポッター

ダレン・シャン1

知り合いにものすごく本好きな小学生の子がいて、ハリー・ポッターとかも、話題になる少し前ぐらいに、その子から教えてもらいました。

で、ハリー・ポッターの1作目が映画になったあたりのころ、

「ハリー・ポッター、大人気やなぁ。最近、面白い本は?」

と聞いたら、

「ダレン・シャン。ハリーより面白い」

と答えてくれました。

「どんな内容?」

「悪いハリー・ポッター」

と一言。
あんまり、話すのが得意な子ではなかった。

「へー、また読んでみるわ」

その「悪いハリー・ポッター」という言葉は、ものすごく印象に残っていました。
そして、わたしは、彼の見立てをけっこう信用しています。
ということで、あれから5年以上たってしまいましたが、約束通りダレン・シャンを読んでいます。

読んだ感想は、えーと、

「悪いハリー・ポッター(爆)」

です。

あぁ、彼は正しかったと。

最初は学園物なのですが、優等生がいない感じです。いかにもワル餓鬼という感じの子どもたちが主人公です。
このあたりの子どもの書き方は、あんまり夢がない感じです。

吸血鬼物で、1巻目はまだプロローグという感じです。だから、ものすごくはまる感じはない。
でも、題材的にひかれている部分はあります。

突然、誰かが自分のことを「特別」といってくれて、退屈な世界から連れ出してくれる。
どこか、そんな感じもする物語です。

最近は、わたしは1巻目でおもしろさをつかめなくなってきているみたいですので、これからにちょっと期待しておこう。

ダレン・シャン,Darren Shan,
橋本 恵
小学館
発売日:2006-07-15
 


もしかして、いい人?

ダレン・シャン2

実は、クレプスリーがいい人ぽいです。

今回、ダレンが血を飲むまでの話です。この伏線の配置の仕方が、けっこうそつない。
どうも、作者は、オタクっぽい人だと思いました。

うん、ちょっと面白くなってきたかな。

ダレン・シャン,Darren Shan,
橋本 恵
小学館
発売日:2006-07-15
 


この冒頭は、あざとい

ダレン・シャン3

この冒頭は、けっこう読み進めるとあざといなぁと思います。
映画の予告編で、

「えー、こんなシーンが!」

とか思って見てみたらたいしたことなかったみたいな感じ。

真の敵の姿がしたいに明らかになっていく1巻です。
つまり、いいバンパイアと悪いバンパイアがいて、争っていると……(そう、単純な物でもないけれど)。

でも、眠っているデビーに声をかけて出ていくところは、日本的というか、日本で「ダレン・シャン」がうけている理由がわかる気がします。

ダレン・シャン,Darren Shan,
橋本 恵
小学館
発売日:2006-07-15
 


ずっと子どもの物語

ダレン・シャン4

内容的には、猟奇的なものが入ってきているので、「ハリー・ポッター」よりも「ダレン・シャン」の方が、上の年齢向けかとも思うのですが、一概にそうともいえないところがおもしろいですね。

ハリー・ポッターは、主人公の成長の物語です。でも、ダレン・シャンの主人公は、成長しない。もちろん、バンパイアとして成長を止められているということもあるのですが、バンパイアの生き方自体が、成長をあまり必要としていない生き方なのですね。

そういう意味では、アクション豊富な「ダレン・シャン」なのですが、展開的には、「ハリー・ポッター」より地味といえそうです。

ダレン・シャン,Darren Shan,
橋本 恵
小学館
発売日:2006-11
 


引いた…

ダレン・シャン5

まあ、思った通りの展開かなぁ。でも、彼自身も、決して悪い人出はないと思わせるところが、うまいところです。

今まで、1冊1冊、まとまっていたのですが、この巻は、「続き」に引いたので、そこは、ちょっとビックリしました。

ダレン・シャン,Darren Shan,
橋本 恵
小学館
発売日:2006-11
 


なかなか巧い

ダレン・シャン6

最期の章の題が「血の儀式」だったので、なんとなく、こうなるのは予想していたけれど、どうやってもっていくのかは、わからなかったです。
やっぱり、なかなか巧い。

4巻から続いてきたヴァンパイア・マウンテンの流れは、これで1度、終了ということになるようです。

しかし、わたしの想像の中で、ダレンって、けっこう酷い姿……というか、ヴァンパイアといよりも、ゾンビっぽい姿なんですが……。

ダレン・シャン,Darren Shan,
橋本 恵
小学館
発売日:2006-11
 


最後の戦いへ序章

ダレン・シャン7

いよいよ、パンパニー大王の追跡が始まりました。

成り立てのバンパイアの1巻から3巻までが第1部、バンパイア・マウンテンでの活躍をかく4巻から6巻までを第2部とするならば、バンパニーズ大王との対決をかくこの第3部は、この物語のクライマックスとなるはずです。

バンパイアたちは、基本的に「男の子」であり、そういう意味では、精神的にはほとんど成長しません。
だから、途中で読者自身も成長していかなければ読めない「ハリー・ポッター」よりも、こっちの方が、子どもには向いているかもしれません。

しかし、児童文学のヒーローのなかで、ダレンって、1番ビジュアルが悪そうなヒーローです。禿頭、傷だらけ、青白い……。マンガでは、どうなっているんだろう。

ダレン・シャン,Darren Shan,
橋本 恵
小学館
発売日:2007-02
 


過去からの声

ダレン・シャン8

なつかしいキャラクターが出てくる8巻目でした。

彼の方は、まあ、予想通りというか……アレでしょう、アレ。
でも、先生の方は、もうでてこないと思っていたので、しかも、出てき方が突然だったので、けっこうビックリした。

こういうところが、ダレン・シャンは、巧いと思う。

ダレン・シャン,Darren Shan,
橋本 恵
小学館
発売日:2007-03


2回目…

ダレン・シャン9

バンパニーズ大王との2回目の接触です。
そして、ダレンの本当の少年期の終わりかな。

このバンパニーズ大王の正体とか、ラストで退場する1人とかは、まあ、物語の文法に則った感じですねぇ。とても、わかりやすいです。

でも、このとてもわかりやすいものを引っ張って引っ張って書いていく手腕は、巧いです。

ダレン・シャン,Darren Shan,
橋本 恵
小学館
発売日:2007-04
 


最後のはじまり

ダレン・シャン10

だいたい、ダレン・シャンのシリーズというのは、3巻刻みのお話になっているようです。

ということで、ラスト3冊の始まりです。

今回は、ちょっと番外編のような感じで、ハーキャットの過去が明らかになります。

……なかなか、SF的な展開になってきたな……。

ダレン・シャン,Darren Shan,
橋本 恵
小学館
発売日:2007-06