屍鬼4
死人サイドの様子が、はじめてかかれた巻です。
これをずーーっと、かかずにやってく方が怖いと思っていたのですが、そうすると、ストーリーは、ものすごくわかりにくく、無駄に長くなっちゃいそうな感じですからねぇ。
小野 不由美は、「魔性の子」しか読んだことがないのだけれど、けっこう、たんたんと酷いことを書いていく人ですねぇ。原作読んでないので比べられないのですが、原作も、こんな雰囲気なんでしょうか。
死人サイドの様子が、はじめてかかれた巻です。
これをずーーっと、かかずにやってく方が怖いと思っていたのですが、そうすると、ストーリーは、ものすごくわかりにくく、無駄に長くなっちゃいそうな感じですからねぇ。
小野 不由美は、「魔性の子」しか読んだことがないのだけれど、けっこう、たんたんと酷いことを書いていく人ですねぇ。原作読んでないので比べられないのですが、原作も、こんな雰囲気なんでしょうか。
これで、桐敷家ではなくて、室井家が実は吸血鬼だったりすると、けっこう意外な展開なのですが、そんなことはないの??
ホラーな感じ、包囲されていく感じはあるのだけども、割と淡々としすぎている気もしますねぇ。
このまま、最後の1人までいくのかな?
もしかすると、原作の文字の方が、もっと怖いのかも。
藤崎 竜の新刊です。
もともと、こういうブラックなコメディの人だったよなぁ。本来は、「封神演義」も、これぐらいブラックになるはずだったのでは……。
小野 不由美は、この前「魔性の子」を読んだので、これも、十二国関連なのかとか、気になります。
バイオハザードっぽいのですが、実は、吸血鬼もの??
結局、妲己がなにを考えているのかは、つかめないんですね。
それが目的なら、あの残酷さはなんのためにあったのか?目的のためなら、手段を選ばずだけでああするとは思えないじゃないですか?
そのあたりは、少年マンガの枠の中に収まりきらなかった部分があるのかもしれませんねぇ。
妲己が太公望にこだわった理由も、太公望が、最後に妲己に、
「まだ消えてはなら……」
と言った理由も、あんまりにも説明不足だなぁと思うのです。
そして、やつれている武王が、彼の未来を暗示しているようで、痛々しいです。
そういえば、藤崎竜は、そういう残酷なことをポッとかいちゃう人だったな。
「封神演義」の題材は、かなり魅力的なので、また、誰かがかいたいろいろな封神演義が読めたら楽しそうです。