藤子・F・不二雄,読書ドラえもん,子ども,小学館,岡田 斗司夫,藤子・F・不二雄,藤子・F・不二雄大全集

ドラえもん13 藤子・F・不二雄大全集

のび太は、すごいヤツだよ。のび太を尊敬するよ。ぼくは、のび太になりたい……。

みたいな論調の本をパラパラと読んで、

「確かに、言われてみれば……」

と思いました。
まあ、この「言われてみれば…」というところが、わたしが凡人たる所以ですね。

そして、思い出したのは、岡田 斗司夫の愛されニートの話。
こういう人が、愛されニートになれそうだな。わたしには、ない資質です。

今回、45年後の自分がやってくる話は、すごい。
これ、きっと、大人ののび太は、なんかつらいことがあったんだよ。親が死んだとかそのレベルの。
でも、それがわかるのは、大人だけで、子どもには、いっさい説明がなく、未来向きの話になっています。

藤子・F・不二雄って、本当に天才です。

藤子・F・不二雄,読書みきおとミキオ,チンプイ,バウバウ大臣,小学館,藤子・F・不二雄,藤子・F・不二雄大全集

みきおとミキオ バウバウ大臣 藤子・F・不二雄大全集

みきおとミキオも、バウバウ大臣も、読んだことあるはずですがあんまり覚えてないですね。
でも、今、改めて読むと面白いです。

「みきおとミキオ」は、ダブル主人公の話なのかと思っていたのですが、基本、現在のミキオが中心の話でした。
「バウバウ大臣」は、ちょっと「チンプイ」に似ています。

藤子・F・不二雄,藤子不二雄A,読書オバケのQ太郎,小学館,石ノ森 章太郎,藤子・F・不二雄,藤子・F・不二雄大全集,藤子不二雄A

オバケのQ太郎10 藤子・F・不二雄大全集

初期のオバQは、石ノ森 章太郎のにおいがしたけれど、このあたりになるとない感じです。
基本、女の子の顔が、違うようです。

マドモアゼル編というのは、まったく知らない展開でした。神成さん家の下宿人が全く違うシリーズです。大人にも、けっこう人気があったのか?
「明星」とかにも、載っているぐらいですからねぇ。すごいです。

藤子・F・不二雄,読書ドラえもん,小学館,藤子・F・不二雄,藤子・F・不二雄大全集

ドラえもん12 藤子・F・不二雄大全集

12巻。
多分、この本1冊単行本3~4冊分になると思うので、これで単行本で30冊から40冊ぐらいの分量。

でも、これだけのお話があって、パターンも限られているのですが、飽きがこない。すごい。
パターンは、そんなにないと思うけど、同じ話も、決してないんです。人間技と思えない。

藤子・F・不二雄,読書てぶくろてっちゃん,マンガ,子ども,小学館,藤子・F・不二雄,藤子・F・不二雄大全集

てぶくろてっちゃん1 藤子・F・不二雄大全集

わたしが生まれる前の作品です。

これ、すごいいいです。
子ども時代にこのマンガしってたら、てぶくろをするだけで、いくらでも空想の世界で遊べたような気がします。
そして、多分、今の子も、そう感じると思います。

大人の目で見ると、てぶくろの由来とか、いったいどういう仕組みだとか、シュールで、子どもだましに思えるかもしれないですが、子どもって、こういう世界に生きてるよな~と思います。

理屈はいらないのです。でも、スタイルは必要で、それが、現実から空想にジャンプする手助けになる。

やっぱり、藤子・F・不二雄は、天才です。