菊地秀行一覧

復讐は終わって

魔界行 淫獄編 バイオニック・ソルジャー・シリーズ3

とりあえずこれで完結。
南雲の復讐行は、終わり。謎は残ってという感じです。

若干、消化不良な気もしますが。
南雲自身は、まあ、義龍と戦う理由はあんまりないような気がするからなぁ。

菊地ヒーローって、職業的に戦っているか、向こうからやってくる火の粉を払うパターンが多いので、このヒーローは、けっこうめずらしいパターンなのかも。


パパは、強くて、偉かった

魔童子 魔界行異伝

魔界行の瓜生 義龍の高校時代の物語。
まあ、もともと、すごい悪者ではないんだよな、この人。何考えているかは、わからないけれど。

しかし、衝撃の事実は、この人、生まれたときから死んでたわけではなかったんですね。もともと、そういうひとなんだと思っていましたが、異質なものから、さらに異質なものに変化させられていたようです。
この人の話だけでも、けっこうおもしろいかも。結論を出すところまで、菊地 秀行は書く気ないんだろうけれど……。

しかし、この人は、お母さんももちろん異質なんですよ。だから、本当は、お父ちゃんが1番すごいと思います。けっこう、嫁さんのこと本当に好きみたいだし。


なんのために、どこへ行く?

バンパイアハンターD4

4巻目は、「死街譚」。
これは、読んでないよなぁ。

と、今調べてみたら、どうやら、「D」は、8巻ぐらいまで読んでるみたいでした。

うーん、最初の2作と「夢なりし”D”」ぐらいしか、覚えていない……。
次が、その「夢なりし”D”」のはずなので、けっこう期待しています。

 

 


いい雰囲気だ

血闘士

菊池 秀行が考えるハードボイルド。
多分、これって、大塚 英志とみなもと 太郎がしゃべっていた

「いい雰囲気だ」

って、やつと同じですよねぇ。きっと。

時代の雰囲気なんだろうなぁと思いました。

ただ、この「血闘士」という題名だけが、いけてない感じが……。菊地 秀行のセンスじゃない気がするんだが……。
題名は、後付けかな?


傑作!!

魔人学園

実は、菊池 秀行のマンガ化作品のうちで、細馬 信一とやってた「魔界学園」が一番好きなのです。
まあ、別格で「ダークサイド・ブルース」があるのですが。

これ、連載時、転校生かっこいいとか思って、読んでました。
もう、転校生という設定からして、痺れます。

そして、剣と魔法の学園ものなんですよ。この発想が、ものすごく好きです。

で、その兄弟的な小説がコレです。「魔界学園」ではなくて、「魔人学園」。もしかすると、この小説を原案にしてマンガができたのかな。
前半は、割とマンガと同じですが、後半はだいぶ違う。
主人公が見る人によっていろいろな姿に見えるという前半部は、マンガもがんばっていたけど、小説の方がわかりやすいです。

後半、結局、謎は謎のままのいつもの菊池秀行なのですが、この「報酬」。
もう、ロマンチックというかなんというか、くさいかもしれないけど、かっこいいわ。


スカッといこうぜ

魔闘学園

帝高校……ということで、「魔人学園」の続編を期待していたのですが、まったく違う世界の帝高校でした。
ということで、最初は、テンションが落ち気味だったのですが、読んでいるうちに元気が出てきた。
この元気の出方は、島本 和彦のマンガを読んだときと同じ元気のでかたです。スカッという感じ。

でも、最後は甘酸っぱいわ。


魔界都市のに吹く風

魔界都市ブルース1 妖花の章 マン・サーチャー・シリーズ1

人情ものが半分、ハードボイルドが半分、あやかしが半分(…1より大きいじゃん)という、菊地 秀行お得意のお話です。
妙に日本的で、好きです。この人が「かっこいい」と思う感性というは、まあ、やりすぎな感じもあるのですが、しっくりくるのです。

このなかでは、「さらば歌姫」が好きです。

しかし、わたしは、菊地ファンのくせに、魔界都市ブルースのシリーズというか、秋せつらの出てくるお話は、今回が初めてという信じられない人間です。
多分、菊地 秀行のなかでは、これか「バンパイアハンターD」が1番人気のシリーズかな。

まあ、かなり前の作品ということで、古さはあるのかもしれないのですが、むしろ、今の世相に近づいているところも多いよなぁと思います。


「テロリスト」も良いねぇ

魔界都市ブルース2 哀歌の章 マン・サーチャー・シリーズ2

かっこいい!!
まだ、1巻のときは、「キザ」という感じも残っていたのですが、かっこいいわぁ。

これ多分、人だけだと「キザ」なんだけど、街全体がかっこいい感じなんだよなぁ。

と思ったのが、「夜歩く」です。

そして、その後すぐの話しが、「Aという名の依頼人」。
凄い落差。
そして、楽しく、でも、ホラーだよねぇ。

せつら自身の性格は、まだ良くわからない感じではあるのですが、とぼけた感じというのは、そういうことなのかもしれないなぁと思います。


ぼくとわたし

双貌鬼 魔界都市ブルース

二重人格もの。
どうしようもならないもう1人の自分の暴走ということでは、ちょっと「妖魔シリーズ」の1作目に似ているかも。

でも、こっちは2つの人格というのが、主人公、女性側両方にあって、クローズアップされています。

短編よりも派手な展開なのですが、雰囲気は、短編の方がよいかなぁ。

それから、何年かたって、多重人格のブームがあったり、エルザが世界を凍らせるなんてことがあったりと。

時代を先取りした小説です。

コレより先に、「魔王伝」を読んどくべきだったのようです。文庫、出版の順番がメチャクチャやなぁ。


邪神入門

邪神金融道 クトゥルー・ミュトス・ファイルズ

菊地 秀行のクトゥルーもの。
海外のクトゥルーもののアンソロジーなんかを読んでいると、みんな同じに思えてくるのですが、日本はどんどん変形していって、そこが面白いと思います。まあ、クトゥルーである必要があるのかというものもありますが。

もう、海外のアンソロジーは、青心社の「クトゥルー」だけでいいかなぁと思っていますが、「クトゥルー・ミュトス・ファイルズ」は、日本の作品ということで読んでみようと思ったのです。なによりも、ずっと読みたかった「クトゥルー・オペラ」がシリーズに入って下りますから。

まあ、日本のクトゥルーは、変化球が多いです。
「妖神グルメ」が、そういう変なクトゥルーの先鞭をつけた感じがありますが、実は、けっこう、この人のお話って、クトゥルー入門に悪くない気がします。
これ1冊読むだけで、大分、クトゥルーのことがわかります。

まあ、オチは大胆かつアホすぎて、凄いです。
多分、怒る人は怒るんじゃないかなぁ。

わたしは、大笑いしておりました。