永野護一覧

懐かしい…

ファイブスター物語2 2005 EDITION

マニアではないので(能力的に)、どこが変わっているかというのは、確認できません。
まあ、巻末のおまけとかが、大幅に入っているのは、さすがにわかりますが。

この2巻、3巻と続く「第2話」というのは、本当によくできたお話だなぁと思います。
その分、2巻目は、若干盛り上がりに欠ける……と以前は思っていたのですが、そうでもないですねぇ。
けっこう戦争の状態とかは、派手だ。
昔は、その辺に、目がいってなかったんですねぇ。


いろいろな事が同時進行して…

ファイブスター物語12

魔導大戦。そして、トラフィックスということで、なかなか、派手な展開になっております。

そんななかでも、ヤーポのイヤリングの話や、ヨーンとエストの話、クリスティンとダイ・グの話は、グッと胸にくるものがあります。

ただし、胸にグッとくることが、正しいことではなくてもしかして危険なことなのかもしれないというのは、この作者もわかってやっています。
このあたりの感覚が、基本的に正しいことで、グッとこさせたいと思っている富野由悠季と相容れないところなんだろうなぁと思います。
そのあたりは、ワスチャや、サリオン、デコースを見ているとよくわかります。

復帰したクリスティンの美しさ。その一途さは、でも、最後のセリフに集約されるような危うさを持っています。

ところで、MHのバランスコントローラーっていうのは、ものすごい高性能なはずなくですよねぇ。
それで、転べるちゃあって……。天才??


物語の断片

F.S.S. DESIGNS1 EASTER;A.K.D.

物語の断片をチョコチョコと与えるという永野護のやり方に、どうやら弱いらしい。
それでも、トイ・プレスの本は、さすがに買ってないんですけどね。

単純に、キャラクターや、MHの絵を見ているだけでも好きです。

ヤクト・ミラージュや、シュペルターは、本当に美しいと思います。
とくに、バスター砲のついたヤクト・ミラージュは……。ガレージキットを見たとき、感動で泣きそうになりました。


世界のすべてをデザインする

F.S.S. DESIGNS1 EASTER;A.K.D.

設定資料がおもしろいというのは、どうよという気もするのですが……。

服や、キャラクター、ロボットたちだけではなくて、歴史、物語、すべてをひっくるめてのデザイン。そのこだわりのなかに、「ファイブスター物語」というあるので、やっぱり、この本は面白いのです。


永野の歴史でもある

F.S.S. DESIGNS2 ADDLER:JUNO

絵の描き方そのものも、時代とともに変化している。
ハード的な面でも、とても動きの大きな時代だったと思います。

物語のうねりだけでなくて、そういう、現実の歴史も感じさせてくれる1冊ですね。

でも、竹宮 惠子のこだわりを見たときも思ったけれど、絵描きがこだわっているほど、読者は、発色とかあんまり気にしていない……。


ヒロイン

F.S.S. DESIGNS3 KALAMITY GODDERS:BOTH

表紙を飾るクリスティンがきれいできれいで、不憫で不憫で。わたしのなかでは、「ファイブスター物語」のヒロインは、クリスです。

しかし、文法的におかしな文章とか、「源氏物語」の弁慶ってなによとか、テキストについてツッコミどころはあるのですが、絵だけでなくて、これだけの設定を考えて自分で人に伝わるように書く能力というのは、やっぱり凄いと思います。

これを読むと、コミックをまた読み返したくなって「ファイブスター物語」12巻をまた、読み返したりしていました。
この設定集がないと、物語を完全に楽しめたり理解できないというのは、ちょっと問題だとは思うのだけど、「ファイブスター物語」自体、やっぱり、ものすごい魅力的なお話です。


再起動

ファイブスター物語 リブート1 LACHESIS

ちょうど、「ファイブスター物語」を読み返したくなってきた頃なので、まあ、タイムリー。

しかし、オリジナル版の「ファイブスター物語」は、表紙のクオリティが高いので、こっちは、廉価版、劣化版ぽく感じてしまうのは、しかたないところです。

でも、物語は、やっぱりおもしろい。
さすがに、リブートしたからといって、わたしが最初に見た時の衝撃を感じられるわけではないのですが、良くできた話だなぁと思います。

そして、コミックの作りとしたら、こっちのエピローグで切る方が正しいよなあと思います。

わたしは、あんまり連載中のマンガを掲載誌で読む方ではないので、期待しているのは、大幅な書き直しがあった、戦争まわりのお話ですね。
しかし、連載当時のままだからといって、ミスまでそのままにする必要はあるのか?

そして、続きがでたとき、2系統のコミックスを出していくのか?
この辺りは、不安でもあります。


眠れる森の魔女

ファイブスター物語 リブート2 CLOTHO

コーラス3世死す。
そして、ジュノーンが……。

記憶によると、前半の1番の盛り上がり……とか思って読んだのですが、それほどでもないですね。
というか、ものすごく抑えてかいてあるので、びっくりした。

ジセュノーン自体も、ものすごくあっさりしたロボットだ。
初見の時って、ものすごいイメージ先行で読んでたみたいです。これが、多分、永野 護のいう「いきおい」なんだろうなぁ。

旧版の3巻目の表紙が傑作でした。それで、テンションがあがっていたというのも、あるかも。


交通網

ファイブスター物語 リブート3 TRAFFICS

トラフィックス1です。

最初読んだ時は、メチャクチャ入り組んでいる……とか思っていたのですが、人間関係や、物語が見えている状態で読むとそうでもない。どうしてそこで、そのエピソードが入ってくるのかが、けっこう良くわかる感じで、今回、ビックリ。
何にビックリかといえば、お話が、けっこう、しっかりした起承転結をもっていることにビックリしました。そんなに、破天荒じゃないやん…みたいな。

全体が見えている人間からしたら、ものすごくしっかりと組み上げられている話だったんだ……。でも、前が見えずに読んでいたときは、本当に、どうなるんだろうとドキドキしていたのを思い出します。
そのドキドキ感は、再読では少なくなります。
まあ、「新しい発見がある」というのは、こういうことだというお手本みたいな本です。

多分、この物語がなかったら、語られるのをゆるされなかった物語っていうのが、けっこうある気がします。
どうなんだろう?


世界の秘密

ファイブスター物語 リブート4 ATROPOS1

ヤクト・ミラージュが起動した以外、大きなことの起こらないつなぎの巻かな……。

アマテラス死にかけとか、すえぞう登場とか、ヘル・タワーのフタが開くとかは、大きくないのかという話はありますが…。

ということで、重要な情報は、盛りだくさんです。
そして、結構、贅沢な物語の運び方をしています。