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魔界水滸伝14

クトゥルーしゃべるんかい。まあ、そうしないと栗本 薫としては、長編ドラマとしては動かしにくかったんだろうなぁと思います。
まあ、人間的なクトゥルーかぁ。後に続かなかった理由って、この辺にあったのかなぁ。

多一郎さん以外は、今のところ活躍していない。というか、まだ動かしにくそう。
これでやっと、でも、雄介の方も、風太の方も、参戦という感じになって、派手派手になっていったら楽しいのかも。
と思いつつ、それはそれで、ちょっと違うものになっていく気もします。

どうなるんだろう。

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魔界水滸伝13

ほぼ、多一郎さん主人公といってもいい1冊です。
でも、加賀に涼のことを話している多一郎は、本当に涙を誘います。まあ、わたしが異類婚好きというのもあるとは思いますが、それでも、良いよねぇ。

それがお話としてどう昇華されていくのかは、まだ見えないのですが。

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魔界水滸伝12

第2部スタート。
といっても、現状確認的な感じですかねぇ。

多一郎が、おとなしそうな男の子を見るたびに、

「涼に似ている」

とか思っているのが、なかなか、可哀想です。
この人が、1番、人間らしいかも。

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魔界水滸伝11

魔界水滸伝、第1部完結。
多分、わたしが読んだのは、角川文庫版でここまで。あと外伝の「白銀の神話」を読んで、その後、止まっています。今回は、その次に進めそうです。

まあ、あの水滸伝の星の名前を読み上げていくシーンというのは、ものすごい印象的だったのでおぼえていたのですが、それがどうやって出てきたのかとかをすっかり忘れていて、この巻読むまで、そんなシーン、本当にあったのか、夢だったんじゃないかとちょっと思っていました。
そして、唐突に出てきて、やっぱりビックリした。

加賀が、役行者に、

「あれは、あなたが」

と聞いていますが、そういうのがなかったら、まあ、突然すぎだわなぁ。
これを、堂々とかけるというところが、栗本 薫の凄さだなぁと思います。普通、こんなんかけないよ。
多分、かけちゃうのは、栗本 薫と平井 和正ぐらいです。

さて、あいている名前3つは、だれでしょう。
1人は、雄介の子ども。1人は、涼の正体。いや、涼は敵にまわるのかなぁ。そして、あと1人が思いつかない。

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元禄無頼 下之巻

なんか、男だけで完結していてもいいのに、そこにお藤みたいな女の子を入れてくるところが、まあ、栗本 薫の色気があるところなのかなぁと思ったりします。あと、最後になんか歴史に絡めていくところも、物語というものに対する色気があるんだろうな。

しかし、男はみんながみんな、破滅に向かって一直線という感じですねぇ。やり過ぎ感ありますが、これは、そんなどうしたって風に書かないわけにはいかった物語なのだろうなと思います。切実に。