柳沼行一覧

ぼくたちは、宇宙とかいて「そら」と読む

ふたつのスピカ1

気になってはいたのですが、NHKのドラマでやっていて、ちょっといい感じだったので購入。
まあ、ドラマは見続けるなんてことは、不可能なのですが。1

ドラマを見てたときの印象は、岩本 隆雄の「星虫」を思い出していました。でも原作は、絵の印象は、フワフワで、テレビドラマほどギスギスした感じではないです。
そして、それなのに、ピンとした張り詰めたものがあって、いい感じです。

うん、多分、NHKのドラマは、なにもかもを詰め込みすぎだな。

人の成長の物語って、真面目に語るには、それなりのそれにふさわしいスピードがあるのだと思います。このお話は、この原作のスピードが、ちょうどいい感じです。

  1. マメじゃないので。 []

すばる星々

ふたつのスピカ2

ほのぼのした絵柄や、シュールな展開に騙されがちですが、実は、けっこうハードな話です。
それぞれに事情があるけれど、それを知っていくスピードというのは、ゆっくりなもので、もしかしたら、知らないままで別れていってしまうかもしれません。


見上げてごらん

ふたつのスピカ3

ゆっくり、それぞれのキャラクターの立ち位置が、はっきりしていきます。
これぐらいのスピードが、このマンガにはちょうどいい。だから、マリカの秘密も、もうしばらくわからないままなんじゃないかなぁと思います。

でも、ゆっくりだけど、確実に変化していっていると感じられるところが、とてもいいです。


星をつかめ

ふたつのスピカ4

4巻目は、いろいろな過去が、少し見えてくるお話が多かったです。
過去は、今を形作っている物なので、見えなくても、確実にそこに存在する。

ライオンさんは、なんで、迷っているんだろう…。


宇宙へ

ふたつのスピカ5

ライオンさんの初恋のお話がかかれます。
少し、マリカちゃんのことが、わかる感じ。

このマリカとあのマリカは、同じ記憶を持っているんでしょうか?


コスモス

ふたつのスピカ6

府中野の調子がわるかったのは、心配だけだったのかな?なんか、もうちょっと、深読みをしておりました。

次巻あたりで、マリカの秘密がわかりそうですね。


星くずのダンス

ふたつのスピカ7

お父さん世代の人間関係も。
微妙に、重なっていたり、重なっていなかったり。

まぁ、これだけ、同じ夢をもった人が同じ場所にいるのかというと、そのあたりにフィクションも感じるけど、同じ夢を持っているからこそ、集まってきているともいえる。

この距離感が、うまい。


またたく星たち

ふたつのスピカ8

この物語らしく、とてもゆっくりなのですが、何かが動き出そうとしているのを感じる巻ですね。

ところで、女子は3人しか残っていないんじゃなかったっけ?
なのに、なにあのラブレター。だれから?教員か(笑)

女子の職員っていたっけ?

割と、女性の登場人物って少ないよな。と、案外、硬派な物語だったりする。


宇宙への切符

ふたつのスピカ9

ゆっくりだけど大きく動いているなぁ。そんな感じ。
ふっちいが情熱的で、ちょっとビックリした。割と、人の世話ばかりしているな、この人。

最後の秋のセリフ、いいなぁ。これまでの物語の重さを背負って出ているので、説得力があります。


ずっと輝き続けてる

ふたつのスピカ10

過去と未来が繋がっていく1冊です。

なんか、終了に向けて動き出した感じですねぇ。最後の「転」か、「結」の始まり。

柳沼 行は、このお話の中で、いろんなことを全部かききってしまおうとしているみたいです。そして、お話として、それは、けっこう正しい気がします。
その上で、広がっていくものもあるのだと思います。