朝松健一覧

日本における邪神の分布

秘神界-歴史編-

日本人によるクトゥルー神話集です。

クトゥルーのイメージからは、若干離れてしまう感じはありますが、肌には合うなぁと。
まあ、同じことをくりかえすのがクトゥルー神話ですが、あんまり同じことをくりかえしていてもなぁ……という気が最近していたので、よかったです。

関西弁を喋るクトゥルーとか、凄いわ。

特に好きなのは、西遊記のクトゥルー版みたいな立原透耶の「苦思楽西遊傳」。沙悟浄の苦悩が、カッコイイです。
続き読みたい。

秘神界―歴史編

朝松 健 / 東京創元社(2002/09)



「妖神グルメ」は、すごいということですね

秘神界-現代編-

歴史編に比べると、おもしろさとしてはイマイチかも。
同じような話が続く……というと、クトゥルー神話ってそういうものなので、こっちの方が正統派という気もしますが。

日本系だからか、ホラーとエッチって、結びつきやすい気がします。洋物は、けっこうにおわせつつ抑え気味に書いているけど、日本だとそこあんまり抑えて書かない傾向にある感じです。

よかったなと思ったのは、友野 詳の萌え萌えインスマスとグール(笑)趣味がでていますね。

あと、荒俣 宏の「道」も、あの人らしいウンチクがあって好きです。

そして、あとがきの作者の人の言葉を読んで感じるのは、菊地 秀行の「妖神グルメ」の偉大さです。

秘神界―現代編 (創元推理文庫)

朝松 健 / 東京創元社(2002/09)



ナチスと魔術

邪神帝国 新装版 クトゥルー・ミュトス・ファイルズ3

日本のクトゥルーものって、ちょっと変わった傾向があると思いますが、朝松 健は、正統派な感じですね。ものすごく真面目。

最初に、ヒトラーの生まれ変わりという日本人が出てくる物語があって、あと、ナチス・ドイツとオカルトという感じで歴史ものが続きます。わたしは、いつこれが現代にもどって大展開をするかと期待していたのですが、そういうのはなかった。
そして、多分、そういうのがないのが正統派(笑)


ハチュウ人類

崑央の女王 新装版 クトゥルー・ミュトス・ファイルズ4

割と地味めで正統派な「邪神王国」とは打って変わって、ノンストップアクションな感じのお話でした。
日本のクトゥルーって、このイメージが強いです。これは、菊地 秀行のスーパーピーローたちの影響は大かな。

でも、歴史と現在、そして、クトゥルー神話を絡めるというのは前作同様に、上手いです。

あと、ゲッターロボが絡めば、最高に美味しい……と思うのは、わたしだけかも。