手塚治虫一覧

小さなジャングル大帝

タイガーランド The best 2 stories by Osamu Tezuka

島に動物たちのユートピアを作るお話です。
なんか、スケールの小さな「ジャングル大帝」みたいな話だと思いました。

2つ中・短編が入っていますが、両方とも、自然破壊がテーマです。

でも、開発された場所などを楽しんでいる今のわたしたちにとっては、メッセージがストレートすぎて、微妙な感じです。


こわいことを考えてしまった…

手塚治虫恐怖短編集1 妄想の恐怖編

一定レベルのおもしろさはあるけれど、一定以上を越えていくのは少ないですよねぇ。古典ということか。

「ガラスの脳」とかは、けっこう好きですが、「ボンバ!」のオチとかは、どうかと思ってしまう。大人向けにもしきれていないし、子どもが読んでおもしろいと思わんだろう……。
そういう時代だったのかなぁ。時代の限界というのは、やっぱりあるのだと思います。


こわいか?

手塚治虫恐怖短編集2 悪魔の迷宮編

「恐怖短編集」なのですが、あんまりこわくないというか……。
まあ、手塚 治虫が選んだわけではないと思うので、この本の編者の思っている「恐怖」と、わたしの感じる「恐怖」とでは、かなりかけはなれているんだろうなぁと感じました。

このオチ、どうよ。まとまらんかったんかい。

という作品が、しょっぱなから……。

手塚 治虫が、恐怖を思ってかいたのなら、失敗している気がします。


死にたがりやのロボット

PLUTO7

次巻が、最終刊だそうです。

かなり、お話が見えてきたようです。わからないところも残っていますが、なんとなく。
プルートゥの姿も、出てきました。

そして、おそらく、アトムによって幕が閉じられるのだと思います。
それは、ものすごく物語として正しい気がします。


くさってる

手塚治虫恐怖短編集3 消滅の世界編

そのまんま、世界が消滅するお話が何編か。

まあ、今回は、ショート・ショートとしては、悪くないオチの話が多いです。今となっては、ネタがわれている感じもありますが。
やっぱり、「恐怖」は、ないけれど。


妖怪の言い分

どろろ梵2

百鬼丸が考えているほど、妖怪側の事情も単純ではないみたいです。
なによりも、どろろが妖怪になってしまった経緯がわからんことにはなぁ……。

単純に考えると、妖怪そのものは、百鬼丸の親父の欲望が、作り出したようなもんだしな。


アトムが怖い…

手塚治虫恐怖短編集4 科学の暴虐編

なにが怖いって、表紙の、ちょっといっちゃってる目のアトムが、1番怖いです。

今までの作品集に比べたら、これは、1番まともな感じです。まあ多少、ネタはわれているところはあるのですが……。古典なので、ネタはわれているのではなくて、この人が、このネタをはじめたというのもあるのかもしれません。


どろろ別格

手塚治虫恐怖短編集5 妖しの怪談編

こうやって、並べて読んでみても、「どろろ」のおもしろさというのは、別格。
本当に、なんで途中で終わっちゃったんだろうと思います。


このほしに いきている ものたちの うた

PLUTO8

「PLUTO」完結です。
手塚 治虫の「ロボットだって、生きている!!」という声が聞こえてきそうなラストでした。

もともと、ロボットの三原則は、人間がロボットを規制するためのものでしたが、それが、やがて彼らの人間性を証明するものになっていく。
それは、アシモフも見た夢なのだと思います。


悲しい恋の物語

手塚治虫悲恋短編集

悲恋のお話は好きです。異類婚のお話とか。

そして、ここでも、自分と手塚 治虫の……というか、この短編集を編集した人間との感覚の違いを思い知らされるのであった。

小川 洋子の解説は、ちゃんと作品読んで書いている。真面目な人だ。