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アドルフに告ぐ2 手塚治虫文庫全集

権力者の出生の秘密……。
ということで、なんか、私の中では、この「アドルフに告ぐ」と「カムイ伝」のストーリーがごっちゃになってたりします。
時代も作者も、全く違うのに。だから、たぶん、どっちかの記憶が間違っている。

そして、結局、時代とともにそんな秘密どうでもよくなってしまっちゃうみたいなところも、似てる気がする。「カムイ伝」は、違ったかな?

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火星博士 一千年后の世界 手塚治虫文庫全集

初期、手塚 治虫。

かわいい絵柄をして、「火星博士」にしても、「一千年后の世界」にしても、わかりあえない者どおしは、しっかりとわかりあえない。それが、双方の誤解ではなく、片方はもう一方に好意を持っていたとしても。
そこが、手塚の奥の深さだなぁ。

リイコさん、ひどいわぁ。

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ブラック・ジャック3 手塚治虫文庫全集

金にならない手術はしないといいながら、傷口を見ればミイラでも手術をせずにいられない。
そして、プライドが高くて、人が出来ることを自分が出来ないということを絶対に認められない。

実は、ブラック・ジャックの魅力は、そんな、人間的なゆがみのある彼が、それでも、いい人でありつづけるところではないかと感じます。

憎めない人だよねぇ、こうして見ると。もっと、クールな人だと思っていたけど、そんなことないという。

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地底国の怪人 魔法屋敷 手塚治虫文庫全集

「地底国の怪人」と「魔法屋敷」の初期作品2編を収録。

「魔法屋敷」の方ですが、科学の人たちに、笑ってしまうほど優しさがなくて、怖いです。
わたしは、ちょっとぐらい魔法がある世界の方が好きですけどねぇ。

昔の作品でも、これぐらいコマが大きいと読みやすいです。ほぼ、1ページ3コマから4コマです。なんで、初期のアトムは、あんなに小さいんだろう。

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ブラック・ジャック2 手塚治虫文庫全集

シャムの双子の話「ふたりのジャン」とか、堕胎の話「その子を殺すな!」とかは、子どもの頃に読んだトラウマレベルの作品で、未だにしっかりと記憶に焼き付いています。
小学校中学年から中学校時代ですよねぇ。

でも、あれぐらいの年齢でふれておいて、ちょっとは物を考えるようになったんだと思います。だから、出会えてて良かったんです、きっと。