小松和彦一覧

異界も魔界も、生きているもののために

日本魔界案内 とびきりの「聖地・異界」を巡る

この手の本(と書くと語弊があるかもしれませんが)で、私が白眉だと思うのは、馬場あき子「鬼の研究」です。

まつろわぬ者たちが、征服され、やがて鬼におとされたり、神に祭られたるする。

それは、結局、全部、生きている人間のためのものなんだなぁとつくづく思います。

いいわけでも、なんでも、理由をつけて心安らかになりたいのは、生きている人間で、信仰や、そういったものも、生きている人間のためにあります。

それだけ、生きるということが、ストレスに満ちたことなのかもしれません。


東の魔界

東京魔界案内 見つけよう、「隠された魅力」を

「帝都物語」は、とってもおもしろくて好きですが、やっぱり「東京」というと、とっても遠いイメージです。


アジール

神隠しと日本人

たしかに、「神隠し」という名前のアジールがあれば、生きていくのは少しは楽そうです。
でも、本当は、「アジール」そのものが優しいわけではなく、「アジール」を認めて受け入れる此岸そのものが、優しいのですね。

だから、「神隠し」を認める世界を作るには、やっぱり、こっちの世界そのものの考え方、受け入れ方を変えていかないといけなくなります。

ところで、わたしは宮崎アニメは「千と千尋の神かくし」と「トトロ」は、見ていません。
なぜか、名作と呼ばれるものだけ見ていないという。
どういう巡り合わせだろう?


記憶装置としての霊

神になった人びと

はじめに書いてある、霊というのは、記憶のことだというお話は、なんというかものすごく腑に落ちました。
こんなに、明確に霊についてかたった理論をわたしは、知らない。

ということで、ねぇさんにしゃべったら、あんまり理解をしめしてくれなかった。

歴史上の人物たちが、どうやって神としてまつらわれていったかという話は、この理論に比べれば、たいしたことないと思った。


絵巻を見るのは、楽しい

百鬼夜行絵巻の謎

えーと、多分、学術的に、ものすごく大きな発見があるんですよ。それについて書かれた、とっても真面目な本です。

でも、わたしは、妖怪の絵いっぱいの楽しい本としてしか認識していません(笑)
専門じゃないもので……。

でも、いろんな妖怪の絵を見るのは、ちょっと好きです。
カラーいっぱいで、楽しい気分(?)に、なってきます。

妖怪好きには、たまらない?