安能務一覧

期待したほど、変じゃない

三国演義1

「封神演義」の安能さんということで、けっこう宝貝がとびかう妖怪大戦争みたいな「クワン」みたいな三国志を期待していたのですが、けっこう普通。

うーん、これこそ正しい「演義」という感じなのかなぁ。
人の思いのこまかいところは、安能版らしく、ちょっと皮肉な感じですが、ストーリーの運びは、めちゃくちゃオーソドックスです。

でも、それなりに読みやすいところが、メディアファクトリーからでているマンガ版の「三国志」とちょっと違うところ。

見せ方しだいということですねぇ。


みんなドライです

三国演義2

行動は、すごいオーソドックスなのですが、印象がちょっと普通と違うところは、登場人物が、メチャクチャ、ドライなところですねぇ。
これは、現代人ぽいといってもいいかも。

まあ、昔の人が純真だったなんてことはないかもしれないので、本当は、こんなものだったのかも。


孔明の若さ

三国演義2

赤壁あたりということで、孔明が、大活躍。
けっこう、賢いのをひけらかす若さみたいなのもかいてあって、そういう解釈のしかたもあるなぁと笑ってしまいました。

安能三国志は、あくまで、武将たちの三国志なんだなぁと思います。


関羽死す

三国演義3

関羽は、誰が書いても、どうしても、こういうキャラになって、なかなか難しいですねぇ。
あまりにも、元が強烈過ぎるのでしょうか?

三国志の英雄数あれど、神様になっちゃったのは、この人だけ??
そのあたりのアクの強さのせいでしょうか。


終盤戦

三国演義5

劉備も退場して、いよいよ終盤戦です。

で、劉備死んだあとに、孔明の大活躍がはじまるのね。このあたりは、やっていることはけっこう「演義」の原作通りなのだと思います。そして、今まで以上に、孔明、あやしい力が増してきたな。
でも、この書き方だと、急におもしろさがダウンしたという印象はうけませんねぇ。逆にいうと、ここまで派手な展開にしないと、おもしろくないところにきているともいえるのかも……。

しかし、ストーリーは、原作通りでも、解釈はあくまで安能流なところが、すごい。


三国統一まで

三国演義6

うーん、孔明が死んだ後の三国志って、今まで、全然、真面目に読んだことがなかったのですね、わたしは。
それは、吉川 英治の三国志から読み出したせいかもしれません。
だって、あれ、

「あとはつまんない」

って、書いてありますからねぇ。

でも、その後に、けっこう有名な話があるのですね。

阿斗が、

「ここは楽しいので、蜀のことなんて思い出しません」

と言ったのは、こんなに後の話だったんですねぇ。

しかし、このへんの知識って、兄貴から仕入れたものだと思うから、あの人は、私よりも真面目に、その後のことも読んでいたということですね。
昔は、マメな人だったのね……(遠い目)

あと、姜維が、こんなにも報われずにがんばったことも、ほとんど知らなかったです。

ここまで、興味を持って読めたということで、この本の意義は大きかったと思います。


爆笑封神演義みたいなやつ

「封神演義」完全ガイドブック

えーと、あんまりウンチクとかはなくて、昔光栄が出していた「爆笑三国志」とかそんなシリーズみたいな感じの本です。
「爆笑封神演義」って、そのままのもあったかな?

まあ、全1巻ですから、あんまり読者が忘れているような些細なことまでは載ってないですし、おもしろいかというとあんまりおもしろくないかも……。

安能さんが答えているQ&Aは、それなりに新しい知識があっておもしろいんですけどね。