原田雅史一覧

変身する恐怖

インスマウスの影 忌まわしきクトゥルフ神話

たぶん、コレ、小説読む前からネタとして知っていたんだと思います。有名だしね。
子ども時代に、映画とかで、コレそのものでなくても、似たようなものを見ていておかしくないとおもうんです。

で、コレの原作を読んだ時に、その知ってることを、デジャブみたいに感じて、よけいに怖かった思い出があります。

そして、マンガで読んで、この話のオチと「アウトサイダー」のオチが同じことにはじめて気づきました。
あぁ、そういう話だったのか。

原田 雅史,
ハワード・フィリップス・ラヴクラフト,Howard Phillips Lovecraft
PHP研究所
発売日:2010-09-01
 

 


最高の恐怖は?

ダンウィッチの怪 クトゥルフの血族

副題の「血族」って、なんだよ~って感じですが。

しかし、ヨグ・ソトースの落とし子よりも、ゴースト・バスターズの面々のほうが、怖いです。
うーん、人間に勝る恐怖はないのかも。

宮崎 陽介,原田 雅史,
ハワード・フィリップス・ラヴクラフト,Howard Phillips Lovecraft
PHP研究所
発売日:2011-03-19
 


神話前夜、詰め合わせパック

ダゴン クトゥルフ恐怖神話の源泉

クトゥルー神話として明確に形になる前のラヴクラフトの神話っぽい話の詰め合わせマンガ。

まあ、ラヴクラフトには、「夢の国」という便利なものがあるから、全作品をごっちゃ煮にしても大丈夫かな。

お互いに、矛盾したりしているところも、人間には理解し切れていない部分ということで、大丈夫だし。

このゆるさが魅力でもあるのだと思います。

シャーロック・ホームズまで飲み込んでしまう、深さが好きです。

そして、実はこの時期のラヴクラフトの作品って、雰囲気がいいですよねぇ。

しかし、今気づいたけど、PHPって、宗教団体だったよなぁ。いいのか、こんなの出してて(笑)


オバケは向こう側

チャールズ・ウォードの奇怪な事件 クトゥルフ恐怖譚

こう、恐怖はあるのだけれど、決してしっかりとは見えないというところが、ホラーなんだろうなぁと。
そのあたり、ダーレスには難しいのかも。

まあでも、そこが雰囲気を出しているところだけれど、そこがもどかしくなんともつまらなく感じる部分でもあります。
だから実は、ダーレスも好きです。


宇宙怪獣がやってきた!!

闇にささやく者 クトゥルフ神話の宇宙怪物

いいなぁ。この副題。
クトゥルー神話自体が、宇宙怪物の話じゃないかという気もしますが。

この話って、後で、ユゴスよりの者と仲良くなるっていうフィリッツ・ライバーの「アーカムそして星の世界へ」を読んで、そんな解釈もあるのかと、ひっくり返った思い出があります。
脳だけでも、宇宙旅行したいという……。人間の知るという欲望は果てしない。

そして、その人同士の相容れなさ、理解できなさこそがホラーかも。


夢の世界

未知なるカダスを夢に求めて クトゥルフ神話の幻夢境

ラヴクラフトのファンタジー長編。そして、神話とファンタジー系の作品をつなげる架け橋でもあるけっこう重要作品。
絵柄が無駄に、ジブリ系というか、宮崎 駿系。そして、非道いことに、目立つところにはマンガを誰がかいたかわからないという……。どうやら、奥付を見るといつもの人たちがかいているみたいですが、絵柄が全然違うやんという。とはいえ、この絵柄とストーリーはとてもよくあっていて、いっそのこと、駿が、これかけばいいのにとか思っている自分がいるという。そんなに、資質的に遠い感じではないと思います。駿とクトゥルー神話。

なんか、屍食鬼とお友だち(そして、けっこういい奴)とか、原作読んだときも、なんじゃそれと思ったところもあるのですが、まあ、そのあたりも好きです。
そして、これだけ世界を広げておいて、最後のオチ。いや、はじめから確かにそういっていたけれど……。

いろんな意味で、楽しいお話です。

原田 雅史,宮崎 陽介,朱鷺田 祐介,
ハワード・フィリップス・ラヴクラフト,Howard Phillips Lovecraft
PHP研究所
発売日 : 2012-09-13