2014年12月下旬一覧

2014年 12月下旬 湖畔のゲーム会 その1 洞窟の国、農園

カヴェルナ

カヴェルナ
年の瀬の12月29日(月)。
2014年最後の湖畔のゲーム会が、ゲームハウスで行われました。
メンバーは、いつもの3人です。

実は、年末は、毎年けっこうゲーム購入ラッシュな時期です。ゲームマーケットが終わって、その年のエッセンの話題作が日本に入ってくるのがこの時期なのだと思います。
あと、各社、クリスマス商戦ということもあってか、このところ話題作の日本語版のラッシュでした。

ということで、今回は、新作祭です。

まずは、ウヴェ・ローゼンベルクの1番の話題作。「アグリコラ」の正当な後継ゲームである「カヴェルナ」です。

デカい!!箱が!
「アグリコラ」も、大概、いっぱい詰まっているゲームでしたが、「カヴェルナ」はそれ以上です。だいたいにして、箱が置く棚が困るぐらいに分厚いです。
そこにぎっしり、コマやボードなんかが入っています。

他の方のブログなんかでも紹介されていますが、ものが多くて、けっこうタイル抜きとかも大変です。

大概のゲームは、購入後に、タイルを抜いたりコマを小袋に小分けしたりした後、ルールを読みながら、ちょっとコマをやタイルを1人で並べてみるということをするのですが、並べるだけでも大概の時間がかかりました。

やりながら思いました。

「だれか、これを止める人がいなかったのか??」

これは「アルルの丘」を購入して、それを並べているときにも思いました。

「ウヴェ様、やりたい放題!!」

「カヴェルナ」は、並べ後、ルールを見ながらでこねぇさんにインストしたら、アクション・スペースの説明で、だいぶ切れられました(笑)

「も~、見たらわかるんと違うん!!」

「まあでも、わたしも違いがあるかどうかわからないので、1つずつ……」

まあ、1回目はテストプレイというか手探りなので、仕方ないです。
それでも、大きなプレイミスがなかったのは、やっぱり、「アグリコラ」という偉大なゲームが前提になっているからですね。

前回2人プレイのときは、初心者モードということで、部屋少ないバージョンでやりました。
まあそういう体験があって、今回は2回目ということで、インストも、だいぶコンパクトに……。なるはず……。

えーと、個人ボードをもって、アクションスペースのためのボードをならべて、資源置き場をつくって、それにさらに部屋置き場のためのボードを4枚。その4枚のボードの上に、50種類ぐらいの部屋タイルを並べます……本当に、ウヴェ様、やりたい放題だな(笑)
まあ、その準備だけでも、時間的にも、スペース的にも、コンパクトとはいえなかったりしますが……。

気を取り直して。
ドワーフになって、武装して探索したり、畑を耕したり、牧場を作ったり、洞窟を掘って坑道を作ったり、坑床を掘ったりして、得点を稼ぎます。

まずは、大切な収穫の説明。最初の2ラウンドは、収穫がありません。でも、それ以後は、ほぼ毎ラウンド終了ごとに収穫があります。
収穫は、アグリコラと同じ用に、麦・野菜の収穫があって、家族への食糧供給があって、それから、動物の繁殖があります。でも、犬は繁殖しません。
もちろん、家族に食糧供給ができないプレーヤーにはマイナス3点の物乞いカードが待っていますし、産まれたばかりの赤ちゃんドワーフは、食料1つで充分です。
収穫があるアクションスペースの下には、収穫を表すチップが置いてあります。各ラウンドが終わったら、このチップをひっくり返します。このうち3枚は、「?」がかいてあって、これらがめくられてると、「今回は収穫フェイズがまったくなし」とか、「人数分の食料を払って収穫はなし」とか、ちょっとしたイベントが起こります。

「まあ、でも『?』がどろこにあるかわからないんだから、飯の用意はしとかないといけないということだよな…」

まぁ、「収穫フェイズなし」ならば、ラッキーな感じです。
食事は、「アグリコラ」と違って、「かまど」とかなくても、いつでも動物でも麦でも野菜でも食料に変換して食べることが出来ます。その基本的な変換率は、個人ボードの下の方にサマリーがかかれています。
なんと、お金やルビーを払うことでも、食料を得ることができますので、ドワーフたちは実は農夫たちよりも文化的な生活をおくっているのかも。

アクションスペースの説明。でこねぇさんの言うとおり、まあ大体、見たら理解できる感じです。ちょっと、エラッタがあるので、そこは訂正。でも、それも言葉は間違っていますが絵を見たら正しいので、絵に従うようにという話をします。
アグリコラと違って、子どもを増やすアクションスペースは、いつも、必ず同じラウンドに出てきます。いつものように、子どもを増やすためには部屋が必要。今回は、部屋の種類がいろいろあるますが、子どもを増やすのに必要な部屋は、リビングと呼ばれるオレンジ色の部屋です。そして、後半は、このアクションスペースは裏返って、リビングを作ると子どもを増やすが一緒に出来るようになるよという説明。

あと、「アグリコラ」にはない、武装というアクションと探索というスペースがあるので、それの説明。武装は、でこねぇさん大好きなので、主にでこねぇさんが説明(笑)
武装したドワーフだけが、探索に行くことが出来ます。武装できるスペースは、3人戦だと1つだけだったかな。鉱石を払えば、8レベルまでなら払った鉱石の数と同じレベルの武装が出来ます。
探索のアクションスペースには、探索が出来る回数もかいてあって、探索2なら、アクションをするドワーフのレベルまでの探索を2回して効果を得ることが出来ます。例えば、「犬を得る」と「牛を得る」とか。ただし、基本的に1回の探索では、同じ効果を複数回選ぶことが出来ません。
レベルが上がると、できることはだんだん凄くなってきます。たしか、安く部屋を作ったりということもできたと思います。探索4とかに、高レベルの武装ドワーフが入ると、けっこう手番をギュッと圧縮できそうです。
それぞれのレベルでの探索の効果については、個人用にサマリーにかかれています。
ただし、武装ドワーフを使うには制限があって、ワーカーの配置をするときには、レベルの低いものから順番に配置しなければなりません。
もし、武装していないドワーフがいたら、そのドワーフを先に配置してから、レベルの低い順に配置していくことになります。

強いアクションができるワーカーほど、後に出さないといけないというこの制限は、うまく出来ています。
ただし、ルビーを払うと、この順番を無視していきなり武装ドワーフを仕事に出すことが出来ます。

「このゲームねぇ、ルビー大事です」

「ルビー大事、どこかのサイトで読んだような気がする……」

このルビーは、「カヴェルナ」の世界では、けっこう万能のワイルドカード的な資源で、いつでも支払うことで、他の資源やシングルタイルに変換することが出来ます。

個人スペースの説明。洞窟の中と外に分かれているよということ。
洞窟のなかは、掘っていかないといけない。掘った後、新しい部屋を置いたり、鉱床を整備したり。最初に掘ったときに置いたタイルによって、後で部屋になるか、鉱床になるかが変わってくるので、タイル配置の計画は大事です。タイルは、最初にあるエントランスホールから繋がるように置いていきます。
外は、森を開拓して、畑とか、草原とかにします。草原には、あとから柵を置くことが出来ます。また、おなじみの厩もあります。こちらも、タイルを置いていくときは、エントランスから繋がるように置いていきますが、畑は隣あっていなくても大丈夫です。また、森に直接厩を建てることもできます。
どちらのスペースにも、そこにタイルを置けば、ボーナスとして食料やブタが貰えるスペースがあります。

動物の飼い方は、「アグリコラ」とちょっと違うところもあるので、注意が必要です。
まず、犬は家畜でないので、スペースがなくても、何匹でも飼うことが出来ます。
1種類の家畜を柵に1タイル2匹、草原の厩で1匹、エントランスルームには1匹、飼うことが出来ます。また、柵の中に厩があれば、普通の柵の2倍の数まで飼うことが出来ます。これは、「アグリコラ」と同じく基本です。
さらに、動物ごとに飼える場所が追加であります。「ヒツジ」は、犬がいれば、犬の数+1匹まで草原で飼うことが出来ます。「ブタ」は、森に建てられた厩でも1匹飼うことが出来ます。また、「ロバ」は、洞窟の中の1つの鉱床で1匹飼うことが出来ます。

次は、部屋。
まあこれが、「アグリコラ」でいうところの進歩だったり、職業だったりします。
だいたい50種類ぐらい(笑)全部が、ボードにはじめから並んでいて、全部、選択可能。このゲーム1番のウヴェ様やりたい放題ポイント(笑)
まあでもこちらは、「アグリコラ」のカードとは違って、公開情報なので、確認というか共通理解はしやすいです。
でこねぇさんと、2人でテストプレイしたときは、はじめてだったので、部屋の数を抑えてのビギナー用部屋だけ(それでも、30部屋ぐらい並んでいたと思いますが)を使ってプレーしました。

「部屋の種類が多いプロ仕様と少ないビギナー仕様がありますが?」

「では、多い方で」

はい。
まぁ、大事なのは、特別な部屋としてリビングがあるということ。「部屋をつくる」というアクションと「リビングをつくる」というアクションがあって、「部屋をつくる」で「リビングをつくる」ことはできますが、「リビングをつくる」で「部屋をつくる」ことはできません。

部屋は、大体ボードごとに似たような効果のものが整理されてならんでいるのですが、大きく分けれると3つぐらいに分けられます。
1つは、オレンジ色の「リビング」です。「リビング」は、基本的に、人が住む部屋です。この部屋をつくらないと、子どもを増やすことが出来ません。
2つ目は、緑色の「継続効果部屋」です。これを持っていれば、なにかをなにかに変換できたり、何かを作るときに割安になったりします。例えば、家畜や、麦、野菜は、なにもなくても食料に変換できますが、より変換効率をアップしてくれたり、武装したドワーフの武装をすべて外してくれる部屋というのもあります。
3つ目は、黄色の「ボーナス部屋」です。これは、なにかをお金に変換したり、ゲーム終了時の自分の盤面や状況によって、得点になります。例えば、武装しているドワーフ1人につき3点になる部屋などがあります。
この「ボーナス部屋」の組み合わせで大きく得点を狙っていくというところは、「グラスロード」とよく似た感じでしょうか。
ちなみに、同じくウヴェ・ローゼンベルグの「アルルの丘」も、いろいろな効果のある建物を建てていくゲームです。
「フタリコラ」、「グラスロード」、「カヴェルナ」、「アルルの丘」と建物でコンボを考えていく感じは、よく似ています。

ただ、「カヴェルナ」は、得点要素はいっぱいあります。
ワーカー、動物、野菜、ルビー、お金が、1つ1点。
小麦が2つで1点。
自分のボードに置いた、部屋、牧場、鉱床などのそのものの得点。
ボーナス部屋の得点。
何も置いていない自分のボードのスペース1つにつき-1点。
いない動物の種類ごとに-2点。
物乞いカードが1枚-3点。

「アグリコラ」の様にバランス良く農場経営をしていくこともできますが、動物、野菜、ルビーなどの得点に上限がありませんので、ひたすら動物を増やすことに特化した作戦をとることもできそうです。複数の「ボーナス部屋」を集めて、それに最適化した農場をつくっていく作戦も強そうです。

最後に、「アグリコラ」とはちょっと違う部分を繰り返しになるところあるけれど確認。
麦、野菜をまくときは、1種類2つまでしかまけません。
犬は、繁殖しません。
動物、小麦、野菜の得点に上限はありません。
畑と畑ははなれていてもOK。

多分、インストで40分ぐらい。「アグリコラ」経験者じゃなければ、1時間ぐらいかかるかな。

さて、このゲームですが、4人戦だと武装2人、非武装2人の戦いになるだろう、3人が武装コースに向かったり、3人が非武装コースに向かったりすると、少数の作戦の方をとった1人の方が勝つだろう…的なことが、ルールブックにかかれています。
おそらく、ワーカープレイスメントなので、被る作戦を取る人が多い方が不利になるようにバランス調整されているようです。

この前、2人でテストプレイしたときは、ぜひ「カヴェルナ」にしかない武装を味わってみたいということで、2人とも武装ルートでした。多分、より極端に武装に特化したでこねぇさんが勝利していたと思います。
2人なら、どう分かれても1対1て、バランスがとれています。
じゃあ、3人なら??

1人になった方が強いような気がする……。まあ、このあたりは、3人用のアクションが追加されますので、そのあたり、どう転んでも大丈夫のように調整されているようにも思いますが、それでも、独自路線を行った方が得な気がします。

でこねぇさんはきっと、武装でいきたいはず。派手好きだから(笑)和邇乃児さんも、きっと、武装するんじゃないかなぁ。最初は、試してみたいから。
そうすると、わたしは、今回はアグリコラ的な動きで、どれぐらいやれるか試してみよう。

という感じで、様子見。
でこねぇさん、和邇乃児さんは、案の定、武装でいく感じです。

そうこうことで、わたしは、割と「アグリコラ」的な動きで、「子どもを増やす」アクションスペースに向けて、リビングを増設して下準備。「アグリコラ」と違って、いつ、このアクションが出てくるのかが見えているので、タイミングが計りやすいです。
順調に、人を増やしていきます。

食料は、基本の変換にたよるだけでは、厳しそうです。中盤の毎ラウンド収穫になる前に、なにか建物を建てて食料を確保できる体制を取る必要があると思います。
まあそれでも、かまどがなくても調理できるので「アグリコラ」ほどキツキツではありません。
今回は、わたしは、「ビアルーム」を建てました。小麦2つが3金と食料4に変換できます。
でこねぇさんは、「調理場」という「野菜」と「小麦」1セットを食料5に変換する部屋をつくっています。
これは、前回、お互いに逆を建てていて、

「いいな~」

と思っていたのを、今回、建ててみた感じです。
これで、大小麦畑を経営して食料を確保しますが、「野菜」をでこねぇさんに押さえられて取れない。
よく考えたら、これ、お金で購入するという手もあったのですねぇ。つい、「アグリコラ」にないことは忘れがちです。

お金と共に、もう1こ忘れがちなのは、ルビー。
これが、1こで2食料になります。そして、万能の資源です。普段、累積スペースに5食料とか貯まっていたら取りに行くのですが、ルビーが4つだけと、たいしたことないかなぁ……とか感じてしまいます。でも、よく考えたら、これ8食料です。4人分の食料。
しかも、後半の武装組には、重要。取らせてはいけない。
これを取れたのは、大きかったです。
まぁ、これも慣れてきたら、なかなかあり得ないラッキーでしたが。

あと、あったのは、

「あっ、模倣アクション忘れてた~」

という悲鳴も。これは、食料を2つ消費しますが、もうすでにワーカーがいるアクションをコピーできるというものです。
これを使えば、「探索4」とか、強力なアクションをコピーできたはず。
後半レベルが上がって強くなってからの武装ドワーフは、この探索の取り合いになっておりました。

でこねぇさんは、全員を武装させて、「武器倉庫」、「携帯食料倉庫」に行くつもりの様です。「武器倉庫」は、武装ドワーフ1人につき3点に、「携帯食料倉庫」は、ゲーム終了時に自分の全ドワーフが武装していたら8点になる部屋です。
でこねぇさんは、人数出しているので、両方取れるとヤバい感じの得点になりそうな感じです。

でも、「武器倉庫」は、やばいと思った和邇乃児さんがカット。このあたりも、2人の武装作戦が被ってくれて良い感じです。

わたしは、非武装なので、全員非武装なら8点の「祈祷部屋」を建てます。そして、使い道がない鉱石を山のように持っていますので、「鉱石倉庫」を建てました。これで、使い道がない鉱石も2つ1点。

あと、目指していたのは、「談話ルーム」。つくったときは、インスタントでとなりにあるリビング1つにつき1食料産み出し、ゲーム終了時には、となりのリビング1つにつき4点になる素敵な部屋。最高で16点。これで、素点0点の簡易リビングを置いても大丈夫。多分、12点ぐらいになっていたはず。

犬もけっこういました。

最終得点。
1位りん、82点。2位和邇乃児さん、65点。3位でこねぇさん、59点でした。

うーん、終了までインストこみで5時間ぐらいかかりました。
まぁ、今回は、探索の時にいちいちみんなで行動を確認しながらやっておりました。これ、慣れてきたら、選んでいる間に次の人の手番をしてもいいよとルールブックにはかかれています。
次回からは、インストもなくなって3時間ぐらいで遊べるのではないかと思います。

勝利点を取る方法がいっぱいあるので、いろいろ試してみたくなりますねぇ。

ランダムな要素は、ラウンドのアクションの出方ぐらいです。
組合わせがとても多いので、最適解がでるとは思いませんが、いつもすべての部屋などが使えますので、「これが強いプレイ」と感じるプレイがあれば、あまり展開は変わらなくなってしまうかもしれません。
これは、そのプレイが本当に強いのかどうかではなくて、プレーヤーが固定していると、プレイも固定してしまう可能性があるということです。
それを考えると、膨大な組み合わせから1部を取り出して、「今回ない効果に基づいた作戦は絶対に取れないんだ!!」という、「アグリコラ」とか「ドミニオン」の作り方というのは、ものすごいなぁと思います。1
でも、それは固定した「自分が強いと信じている作戦」しか取らないプレーヤー側の問題でもあります。
この「カヴェルナ」、「アルルの丘」と、最近のやりたい放題ウヴェ様ゲームは、そんなプレーヤーに、

「あんな方法も、こんな方法も、試してみな。ランダムなくても、なんぼでもチャレンジできるゲームを作ったから」

という挑戦状なのかもしれません。
わたしは、「カヴェルナ」って、「アグリコラ」よりもストレスが少なくて、そこは良いなぁと思っています。
「アグリコラ」のようなロングテールになるかどうかは……。これからのプレイ環境にもよるからなぁ……。

  1. まあ、だから「ときどき、しばしば、クソゲーになる」とか言われるわけですが。 []

2014年 12月下旬 湖畔のゲーム会 その2 戦の国、統治

春秋戦国

春秋戦国
「カヴェルナ」に5時間。
さて、次は、軽いヤツか??

「なに言ってるんですか、今日は、新しいゲームを遊ぶ日ですよ」

ということで、「春秋戦国」でした。

ライナー・クニツィアのゲームだと思っていましたが、違いました。
秦の始皇帝時代の中国を舞台にしたゲームです。
けっこう複雑な動きをするゲームで、ルール聞いただけでは、ぼやっとしていてあんまり作戦を考えられなかったり、今、手元にゲームそのものがなくて見直せなかったりするので、けっこういい加減な記憶で書いております。

手番では、自分の手札をプレイしてアクションをするか、手札を個人ボードに差し込むかのどちらかをします。

手札のプレイは、基本的にゲームを動かすアクションで。個人ボードへの差し込みには、能力アップさせる感じです。
手札をプレイする場合は、カードによって出来るアクションが決まっています。さらに、プレイするカードは、アクションによって、前に置かれているカードよりも大きいカード出さなければならないとか、小さいカードを出さなければならないとか、制限があって、出そうと思っていても、周りの動き次第では出せなくなってしまいます。
とても大きな数字をもっていて、

「さすがにコレは、大丈夫だろう」

と思っていると、それより大きな数字をだされて、グヌヌッとなってしまいます。
しかも、最初に配られたカードが……。

「これ、大きい数字がいるアクションは小さな数字で、小さな数字のいるアクションは大きな数字が書いてあるんですか?」

「そんなことないよ」

そんなんばっかりなのですが……。
まぁ、ゲーム的には、前半、個人ボードに差し込んで能力をアップしておいて、後半、アクションをしてアップした能力値を使って効率よくアクションしていく感じなのかなぁ……。

ということで、ちょっとしゃがみ感はありますが、個人ボードに差し込んでいきます。

全体ボードは、5つ位の地域に分かれています。得点は、そこに宮殿を建てたり、万里の長城を作ったりすることで得ていきます。基本、早く建てればたてるほど、安かったり、得点が高かったり。それから、エリアマジョリティ的な要素もあります。

個人ボードの方も、全体ボードと対応する5つ位の地域にわかれていて、それぞれの地域で自分が動かせる労働者とか影響力的なものを表しています。
だから、全体ボードの「一の地域」でなにかをしようと思ったら、まずは個人ボードの「一の地域」に労働者を動かしたりしなければなりません。
カードを差し込むことで、労働者が移動しやすくなったり、補充の時にボーナスで増えたりします。

あと、たしか、ラウンド終了後とのボーナスもあって、これもけっこう大きいボーナスが貰えます。
このボーナスを貰うための条件が、その回でボーナスをもらわなければ、次に持ち越せたりして、それぞれのプレーヤーがなにで得点を狙っているのかという駆け引きがあったりします。

なんせ、見ないといけないところが多いゲームでした。

わたしは、最初に上げた能力が、気づけばけっこう後半にしか使わない能力で、なかなかうまく噛み合わなかったです。
この個人ボードに差し込むカードの順番と、プレイするときのカードの大小があわなくて、つらかったです。
得点要素のアクション、全部2人に先をこされた感じでした。

1位、和邇乃児さん180点。2位、でこねぇさん、144点。3位、りん127点。

うーん、1回では、わからないゲームですねぇ。


2014年 12月下旬 湖畔のゲーム会 その3 水の国、無駄

グラスロード

グラスロード
大型のゲーム2つということで、けっこうよい時間です。
ラストは、ほどとぼの重さのゲームということで、「グラスロード」です。
前回、最初は、1枚ずつカードをふせるというルールをとばすというルール間違えあったので、そこを訂正してスタートです。カードをふせないのは、2人戦のときだけでした。

このゲーム、カードのバッティングのルールから、「魔法にかかったみたい」に似ているといわれることもあります。ただ、「魔法にかかったみたい」は、バッティングとトリックテイキングを合わせたようなゲームなのですが、「グラスロード」には、トリックティキング的な要素はありません。
わたしは、「グラスロード」は、最終的にどのタイルで得点を取るのかを考えて方針を立ていくところや、めくられたタイルによって作戦を変更していく感じが、どっちかというと「宝石の煌き」に似ているなぁと思っています。

「宝石の煌き」の場合は最初に並んだカードを睨んで、今回は、レベル3のカードを集められそうだとか、貴族カードでいけそうとか、レベル2のカードを複数取れそうとか、なんとなく考えて宝石を取っていきます。
もちろん、レベル1、レベル2のカードというのは、けっこう、入れ替わりが激しいので、作戦はそのたびに臨機応変に変わっていくのですが。

「グラスロード」の場合も、最初に並んだ建物タイルを睨んで、どうしたら得点が取れるのかなぁと考えます。
まずは、得点ボーナス系のタイル。得点ボーナス系のタイルは、上手くいけば、大きな得点が期待できます。ただコストは高級資材であるガラスとレンガを使うものがほとんどです。せっかく建てたのに条件があわずに充分な得点を得られないと損になってしまいます。
どれぐらいが充分な得点かというと、4点以上は欲しいなぁと思います。ということで、4点以上になりやすそうなタイルがないかを探します。
今回、今回は、池が繋がっていれば得点という「水門」という建物が得点ボーナスのところにあります。最初に自分のボードにある池は2枚。毎回、池の地形を置く系の職人カードをプレイし続ければ……。
ただしこれをすると、建物に使える地形や、作戦の幅が少なくなってしまいます。

でも、インスタント系にさらに、池の地形を増やせる建物タイルがあります。うーん、これはやってみるかぁ。

変換系のタイルや、インスタント系のタイルでも、高得点なものは素点が4点あります。これらがオープンになっているのなら、それを建てて展開できるかどうかも大事です。
前回の湖畔のゲーム会で1位だったでこねぇさんの得点は、ほとんどこの素点が高いタイルの得点でした。けっこう、バカにできない得点です。

ただし、この4点という基準は、序盤から中盤に向けての建物を建てるときの基準です。終盤、特にラストの建築ピリオドは、その建物タイルを購入することで得られる得点だけではなくて、タイル購入のコストも考えなければなりません。高級資材であるガラス、レンガは、残しておいても1つ1点になります。4点になる建物でも、高級資材を3枚も使って購入して、その後、高級資材を補給できないのであれば、1点の価値しかないことになります。それならば、高級資材を使用しない2点の建物を増やしていた方が得になる場合もありえます。

あと、今回のゲーム会のあとに遊んでいて、変換系の建物タイルで気づいたことがあります。
いつも、せっかく購入しても、なかなか上手く使えないなぁとながめていました。

変換系の建物は、大きく分けると3種類にわけられます。
1つ目は、「資源」を「資源」に変換するものです。基本的に、1つの「資源」を消費して2つの「資源」を供給するか、2つの「資源」を消費して3~4つの「資源」を供給します。
2つ目は、「地形」を「資源」に変換するものです。地形(およびなんらかの「資源」)を自分のボードから取り除くことで、「資源」を供給します。
3つ目は、建物列を消費して「資源」を供給するものです。

このうちの1つ目の「資源」→「資源」変換についてなのですが、これも2種類合って、複数の資源を利用するものと、単品の資源だけを利用する物があります。
で、特に単品の資源だけを利用する変換系の建物タイルは、入力する資源と出力する資源が一方通行になっています。

わかりやすいのは、「木材」と「レンガ」です。「木材」は、入力系の資源で、絶対に他の資源から変換されることはありません。また、「レンガ」は出力系の資源で、絶対に他の資源に変換されることはありません。

もうちょっと詳しく見てみると、

「木材」→「炭」→「水」→「粘土」→「食事」→「珪砂」→「レンガ」

の順に並んでいて、左から右には変換しますが、右から左へは変換しません。

まあ、これは、変換系の建物が、いつでも何回でも使用可能なので、もし、そうなっていなかったら無限ループに陥ってしまいますからねぇ。1

ちなみに、この発見をドヤ顔ででこねぇさんに話したところ、

「そんなん知ってた!!」

と言われました。
え~、知ってたら教えてくれてもいいのに~。

もう少し詳しく見ていくと、基本、変換することで数は2倍に増えていくのですが、「珪砂」→「レンガ」の変換だけは、高級資材への変換ということで、1/3に減ります。
また、「レンガ」に変換することが出来るのは、「珪砂」だけになっています。

また、「珪砂」も、若干特別な資材と位置づけられているようで、「炭」、「粘土」からは、直接「珪砂」に変換できないようになっています。

変換系の建物は、基本的に変換後の「資源」が増えていきますので、変換系建物を経由して出力される資源は、けっこう潤沢になります。
こういう変換系建物を複数、それも、効果がつながるように(例えば「木から水に」と「水から珪石に」の両方を)建てると、最初に入力する「資源」にだけ切らさないように気をつければ、変換先の2種類の「資源」の心配をあまりしなくてよくなり、資源リングを制御しやすくなります。
だから、もし変換系にこういう、2段階以上の変換ができる組み合わせがあったら、それを狙っていく作戦もいいかもしれません。
入力される資源が同じ変換系の建物を2つもつ方法もありますが、その場合は、けっこう、その入力するための資源が枯渇してしまって、うまくまわらない感じがします。

ゲームは、4建設ピリオドあります。
建物タイルによって得点が入りますので、出来る限り建物は建設したいです。どのラウンドにも、必ず「建設」できる職人カードを選んで入れておく必要があります。

前半の1ピリオドと2ピリオドは、手札の中に建築できるカードの比率がすくないことが考えられます。普通は、資源を集めてから建物にいく流れだと思いますが、自分がスタートプレーヤーだったりしいたら、積極的にコストの軽い建物をいきなり建設するのもありだと思います。そうして、相手とバッティングすれば、貴重な「建築」できる職人カードを無駄に使わせることができます。まぁ、これは、自分もせっかくプレイしたカードなのに、職人の能力の半分しか使えていないので若干損でもあります。確実に、相手が、「建設」できそうな建物がないところを見計らってやらないといけないと思いますが。逆に、後に「建築」用のカードを残しておいて、自分が建築できない状況で出されてしまうと目も当てられません。

後半の3ピリオド、4ピリオド目は、けっこう建築ラックシュになるはずです。ほぼ、「建築」ができる職人カードは、半分の能力しか使えないと考えてよいでしょう。被ることを前提に、どの職人で資源を出して、どの職人で「建築」をしていくのかを組み立てなければなりません。

また、コストが必要な職員カードを手札にする場合は、その資源を0にしないように考えておかないと、せっかく、人のカードにフォローしたのに使えないなんてこともあり得ます。ここでも、変換系があれば……。

まあ、そんなことを考えても、相手の出方次第、タイルの出方次第なのですが、それでも、けっこう読みあいも熱いゲームなんじゃないかと思います。

今回は、和邇乃児さんは、初期に、建物列を2枚捨てたらレンガが手に入るという「屋根板製造所」という建物を使っておられました。あれも、けっこ強そうです。ある程度ギャンブルでもあるのですが、自分のタイル列は人から邪魔されないので、チャンスがあれば作っておくのは充分ありだと思いす。特に、この手のタイル列を変換するカードがある場合は、毎回選んでも出してもいいぐらいだと思いました。

さて、予定通り、池だらけの町になったのですが、建築の方はでこねぇさんにいつも1歩先をいかれる感じです。
この人、自分のカードプレイの手番で、自分で考えて伏せたカードをオープンにしているのに、それから、

「うーん、じゃあ何建てよう……」

とか考えておられます。
えー、「建築」のカード出してるくせに、今から考えるの~。それ、被って出したカードと違って、自分で選んで出したカードやで~。
そして、わたしが準備して購入できる状態にしていたカードを、長考の上に取っていきます。

「はじめっから、それ選んでたんちゃうの?」

とか、

「それ以外、買えるものないやん?」

というときでも、長考してますなぁ。
ヤバい上家です。そして、とうとう当初目標のカードが……。

「ねぇねぇ、これ取りたいよねぇ。これ、とったら怒る?」

「ぼくは怒らへんけども、今日、寝ている間に、おねぇさんの身に恐ろしいことが起こるかもしれん」

……取られてしまいました。
そ、そのカードが、楽しみだったのに~。
わたし、池ばっかりの地形にしていたので、あのカード取れたら8点のカードやったのに~。

そして、上の写真のような個人ボードが出来上がったのでした。

まあ、そこから巻き返しをはかりましたが、出遅れを取り返せませんでした。

1位でこねぇさん、24点。2位りん、19.5点。3位和邇乃児さん、17点。

「うーん、苦手だ」

と和邇乃児さん。
資源の増減の仕方が独特の動きをするので、ちょっと見通しにくいのと、タイルのめくり運が大きいのが、ちょっと気になるようでした。

地味なんだけれど、考えどころがいっぱいあって、わたしは、けっこう好きなんですけどねぇ。たしかにシンプルさはないかな。でも、割と規定の時間でサクッと終わる感じもあってそこもよいと思います。
さらに、上級のルールとして、5ラウンドやるという方法もあるようです。まだ、試したことはないですが、印象としては、そんなに変わらない感じがします。

ということで、2014年の最後のゲーム会は、終了したのでした。

  1. 調べたところ、実際に、最初の版では4枚ぐらいの変換系建物で無限ループがあったみたいです。日本語版では、その建物タイルは入っていない様です。 []