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十三路盤囲碁

以前から、囲碁を教えて欲しいという子は何人かいました。

でも、クラブの場所にある碁盤は、十九路盤のみなんですねぇ。
クラブの時間が45分。
まあ、たしか1試合に1時間ぐらいはかかったよなぁ。
ということで、うちの碁盤は、連珠以外に使い道がありません。

連珠は、でも遊ばれているところを見たことがないような気がする……。
あれ?わたしが、

「五目並べすると囲碁は弱くなるよ~」

みたいなことを言ったかな?
言いそうなセリフだが、言うまでもなく遊んでない気がします。

で、おもちゃ屋さんなどで探していたのが、九路盤と十三路盤のリバーシブルな碁盤です。
まあ、囲碁のおもしろさを知るならば、十三路盤ぐらいの広さは必要だと思いますし、ちょっと、時間の空いたときにするには、九路盤がいいなぁという感じですね。
なんか、以前、「ヒカルの碁」をテレビでやっていたときは、けっこう、おもちゃ屋さんで見かけたような気がするのですが……。

なんか、わたしの文章は、気がするばっかりだな。
もうちょっと、しっかりとまわりを見つめて生きていきたいものです。

で、トイザらスとかに探しに行ったのですが、見事にほど碁盤がなくなっていました。
いや、ちゃんと、スタンダードな十九路盤とかはあるのですが、九路盤、十三路盤というのは、全然、見かけない。
流行、恐るべし。

仕方がないので、ポケッタブルのところを探すと十三路盤があったので、それを購入しました。

うーむ。大阪の方の話では、

「普通に売ってるよ。九路盤、十三路盤のリバーシブルも」

ということでしたので、やっぱり、地方は、流行に翻弄されやすいようです。

で、今回、この十三路盤が、デビューしました。
まあ、ただ単に、1番最初に来た子が、

「囲碁、教えて!」

って言ってきただけなんですけどね。

実は、奥の深い囲碁なのですが、将棋なんかと比べると、メチャクチャにルールは少ないです。
わたしは、「ルールは5つ」って教わりました。

  1. 2人で、交互に黒と白の石を打っていく。
  2. まわりを囲まれたら(息ができなくなったらと言ってます)、その石は取り除かれる。
  3. 息ができないところには、打てない。
  4. 永遠に続く手は、連続して打てない。
  5. 陣取りゲームで、勝敗は、陣地の大きい方が勝つ。

だから、教えるときも、まずは、この5つ……というか、4番目の「コウ」のルールをのぞいた4つのルールだけを教えます。

あと、真ん中の陣地を取るよりも、端っこの陣地を取る方が、お得ということぐらいを教えて、もう、ゲームスタートします。

「コウ」の説明は、ゲーム中にその形ができてから説明したらいいですし、目が2つあれば生き残れるということなどは、まあ、やってみないと実感がつかめない……。というか、そんな説明を延々と聞いてると、いやになっちゃうんですね。

「弱い方が、黒石を持ちます」

ということで、わたしは、白石。
黒は、星に五目置き石してのスタートです。

最初は、陣地を取るよりも、相手の石を取ることにどうしても目がいってしまいます。
まあ、相手の石を取るのは、まあ、うまくいって相手の陣地に食い込んで生きれば、すごく意味があるのですが、どこが自分の陣地で、どこが生きているのかわからない今の状況では、なかなかに、難しいですね。
しかも、目が碁盤全体にいってないので、囲もうとすると逆にいつの間にか、自分が囲まれたりします。
このあたりの容赦なしかげんは、けっこう、わたしは鬼です(笑)

えーと、わたしに囲碁を教えてくれた人も言ってました。

「囲碁のハンデって、置き石でするから、それ以外は全力で打たないと失礼なんだよ」

ちょっと、取りに行くつもりなのに、自分の石が取られたので、中盤戦は、陣地の方に目がいきます。

囲んだところが陣地になるということで、連珠みたいにつなげて1石、1石ずつおいていきます。
こういうところは、多分、教えどころ。

「石、1つずつ連続でおいていったら、なかなか、自分の陣地囲いきれへんやろう?」

うんうん。とうなずいています。

「1つとばしでおいても、つながってんねんで」

と、わたしの方は、1つとばしにおいてみる。

「例えば、相手がこういう風においてくるやん」

白石の間に黒石をおいてみます。その黒石を追い出す形に白石をおいて……、

「な、こうやったら、つながったやろ」

まあ、他にも、桂馬に石をおいたりというのもあるのですが、それは、またの機会に。

どんどんやっていって、当然のようにわたしが勝ちます。はじめてだしね。
でも、黒石の地も、ちゃんと残ったので、なかなかの健闘ではないでしょうか。

「ボクにも、教えて!」

1試合、インストいれて30分ぐらい。ちょうどいいぐらいかな。
2人教えるには、ちょっと、難しいけれど。

でも、2人に教えて、同じぐらいの実力の2人で対戦しだすと、きっと楽しいと思います。

その間、他の子たちは、「ブロックス」×2と、「将棋」。

前回遊んだ、「マンカラ」と「スピード」は、定着していないなぁ。
残念。

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スピード

「オール・ボール・コール・ゲーム(おはじき)」も動き出したので、わたしは、少々違うゲームの紹介を。

といっても、きのう書いた通り、ゲームあんまり用意してなかったんですねぇ。

「そっとおやすみ」とか、「6ニムト」とか、「デュスターバルトの狼人間」なんかは、いっつも、ポーチのなかに入っていて遊べるんですが、うーむ、囲碁・将棋クラブですからねぇ……。「6ニムト」は、まあ、それほど悪くないか……。

どっちかというと、2人対戦ができるようなゲームがいいなぁということで、あんまりまわったことのない「スピード」を用意してみました。

さすがに、トランプの「スピード」は知っているようで、説明はすんなりと入ります。

このゲームは、1回遊んだことのある人と、はじめてのプレイの人とでは、けっこう差がついてしまうので、わたしは、インストだけして、子ども同士で対戦しました。
……。いや、けっして、子どもに負けたら悔しいからとかそういう理由ではないぞ(笑)

手札3枚持って、自分の山から1枚場に表にして、ゲームスタートです。

場の1番上のカードと「色」、「数」、「形」のどれかが同じカードが手札にあれば、その上に手札からカードをどんどん出していくことができます。
手番なんて考え方はなくて、もう、どんどん出せるなら、早い者勝ちにカードを出していきます。

これ、おもしろいのは、1つの属性に気をとられると、他の属性が不思議と目に入らなくなっちゃうんですね。

例えば、わたしの場合は、「色」という要素が1番目につきます。で、「色」が同じカードがないと、ついつい、

「出せない…」

とか思ってしまうわけですよ。
でも、よく見ると、「数」が同じだったり、「形」が同じだったりして、けっこう出せるカードは、たくさんあります。

今回は、2人のプレーヤーに、それぞれギャラリーがついていて、プレーヤーの手札を見て、

「ああだ!こうだ!」

と、アドバイス(笑)

これが、不思議なほど、おかめはちもくで、傍で見ていると、

「なんで、こいつこのカード出さないんだ?」

というのが、よく見えるんですよ(笑)
多分、これは、プレイヤーによって、得意な目につく要素が違っているからです。

「なんで、こんなん、わからへんねん!」

もう、ボロクソ言ってますが、このゲーム、見るとやるとでは、大違い(笑)

あと、こういう、後ろからのアドバイスをどうするかも、結構、性格出て楽しかったです。

もう、アドバイスをされたまま、考えないで出すタイプ(笑)

「くそっ、うるさい!だまってろ!わからんようになる!」

とあくまで、自分の考えにこだわるタイプ(笑)わたしは、断然、後者ですねぇ。

1ゲーム終了。
トランプの「スピード」と同じく、けっこう簡単に短時間で終わります。
まあ、それほど差もなく、終わった感じです。

「こんどは、オレがいくわ!」

さっき、ポロクソにアドバイスをしていた子です。ご指名は、負けた方の子。
このあたり、

「こいつにやったら、勝てるわ」

という見下した態度がありありです(笑)

まあ、おっちゃんから一言注意があってもいいのですが、プレイしてみりゃ、わかるわ……。

プレイ開始。
そう、このゲームは、見るとやるとでは、大違い。

そして、1回プレーをした子と、はじめてのプレーの子では、大きな差がでるのです。

見事に、相手を見下して、挑戦した方が負けました。

「えーっ、案外、難しいな……」

ゲームって、すごいですね。
大人が介入して、お説教をしなくても、自分で自分の間違えを訂正していけるのですから。
まあ、ここで、勝って、相手をさらにバカにしていたら、一言あったでしょうけどね。

そして、そのゲームがおもしろいならば、負けても何回でもプレーして、勝負というのは、勝ったり負けたりして、楽しむものだということを学習していけるのだと思います。

「スピード」は、意外なほど受けました。
他のゲーム会や、子どもたちと遊んだ様子では、それほどではなかったのに、なんで、この「囲碁・将棋クラブ」だけでは、こんなに受けるんだろう……。

わりと、変わったゲームのうける環境です。
多分、囲碁・将棋にひかれてくる子たちなので、過程や、偶然を楽しむというよりも、勝負の白黒がしっかりつくゲームの方が、好みなのかもしれません。

まあ、定番なゲームが、2つほど出来たようです。

今度は、忘れずにゲームを用意するな。
ということで、第5回の「囲碁・将棋クラブ」は、終了しました。

えっ、どこが、「囲碁・将棋クラブ」かって?
いや、ここには書いてないだけで、ちゃんと、将棋も端っこの方でしてたんですよ……。

「次回は、囲碁、教えてや!」

って言葉もありました。
うむ。
次回は、囲碁。覚えておこう。

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オール・ボール・コール・ゲーム(おはじき)

3か月ぶりに、小学校4~6年生の子どもたちを集めての「囲碁・将棋クラブ」が、行われました。
もう、わたしは、なくなってしまっていたのかと思っていたよ……。

えーと、普段は、ギプフ・シリーズや、「ラミィキューブ」なんかを会場に持って行くのですが、今回は、あまりにも久しぶりすぎて、しかも、あるのに気づいたのが急だったので、持って行くのを忘れてしまいました。

まあ、置きっぱなしの「ブロックス」が2セットと「インバース」、「アバロン」なんかもあって、あとカードゲームがいくつか……。

カードゲームは、あんまり「囲碁・将棋クラブ」向きではないかなぁ……どんな基準だ?

で、まあ、これでは、人数をさばけない。ということで、紙コップとおはじきを使って、急遽、「オール・ボール・コール・ゲーム」を遊びました。

実は、これは、最近2人対戦で、小学校2年生の子とよく遊んでいます。
あんなかっこいいコンポーネントは用意できないので、紙コップを自分の前に4つ、相手の前に4つ、それから、安全地帯をやっぱり紙コップで2つ。
各紙コップのなかに、おはじきを3つずついれて遊んでいます。

これ、2人ですると、すごく簡単に勝負がつくのと、ルールがすごく単純なので、1回やったら覚えられます。
そして、考えどころもすごく考えやすいので、子どもたちにとっても、おもしろいようです。

はじめは、2年生の子どもたち相手に、わたし、けっこうずっと負け知らずだったのですが、何回もやっているうちに(家でも、お家の人相手にしてる子もいるらしい)、3回に1回ぐらいのわりあいで、わたしに勝てるようになってきた子もいます。

今回は、年齢の高い4~6年生の子ともたちですし、たくさんの人数をさばかなければならないということもあり、いきなり、4人対戦です。

正式ルールと同じように、1つの紙コップには、おはじきを5つずつ入れて、スタートです。

最初は、子どもたちの基本は、安全地帯できっちり止って、手数を確保するということです。
とにかく、きっちり、安全地帯で止まって、連続手番を取ろうとします。

でも、終盤で、友だちのおはじきが少なくなってくると、自分のおはじきを相手のコップに送る「攻撃」の意味が見えてきます。

……はじめてやったときは、まあ、えてして、そう気づいたときには、自分の陣地には相手を攻撃するだけのおはじきが残ってなかったりするのですが……。
今回は、わたしが、自分の1番端のコップに、おはじきをためまくってますから(笑)

「うわー。もうすぐ、上がるぞ」

という声を聞けば、

「ドッカーン」

という感じで、攻撃です。
ときどき、おはじきをため込みすぎて、自分の紙コップまで、攻撃がもどってきたりもしますが(笑)

それを見ると、他の子たちも、ちょっきりだけではなくて、自分のとなりのプレーヤーにとどくだけのおはじきを持つということが、それなりに大切だということが見えてきます。

なかなか、勘が良くて、ビックリしました。

1人上がると、そのプレーヤーが使っていた紙コップと安全地帯1つを取り除いて、続けていきます。
このあたりは、やっぱり、製品版で遊んでみて、感動して欲しいところですね。

なんと、わたしは、3位あがりであったという。

なかなか楽しいということで、

「ぼくも、やりたい…」

という子が、多くて、3人ずつ2チーム作って遊びました。

1回遊んだら、もう、すぐに子どもでもインストができるというのも、このゲームのすごいところです。

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インシュ

「ゼヘツ」の次は、当然、前回評判の良かった「デュボン」あたりが……と思うのが普通だと思います。

でも、こんなワガママなことを言う人がいたわけです。

「このゲーム、やったことないから、どっちか、やってみたいな~」

たいがい、子どもたちは、こう言うと、

「えっ!」

と驚きます。
なんで、持ち主なのに、遊んだことないんだ?

これは、なかなか、健全な反応といえるでしょう。
みんな、大人になって、健全じゃなくなっていくんですよ。

えーと、もう、誰がワガママ言ったかは、わかりますね。
で、出してきたゲームが、「インバース」と「インシュ」でした。

たしか、第2回目の囲碁・将棋クラブでアンケートを採ったときには、まだ、このゲームは、購入してなかったはずです。
そして、「インバース」と「インシュ」は、一緒に購入して、購入してから、ゲームをデザインした人が、一緒だということに気がつきました。

「インバース」と「インシュ」とどちらも期待して買ったゲームなので、遊んでみたかったんですね。
ほら、アブストラクトゲームは、遊べる場所も、けっこう限られていますから。

子どもは、「どっちか」からしか選ぶ余地がない(笑)
ということで、派手そうに見えたためか、「インシュ」を選択していました。

ルールを見ながらのルール説明。

「えーと、まずは、このリングを交互に好きな場所においていきます」

「えー、どこおくの~」
とか、当然な声が聞こえてきますが、

「1回やればわかるだろう。多分」

とか言いながら、とりあえず初期配置。
これ、「デュボン」の時と同じパターンですね。

ボードは、「ギプフ」のボードにけっこう似ています。
三角形の頂点にリングをおいていく感じです。
リングは、各5つずつ。白と黒の全部で10このリングが、ボードに配置されます。

リングが、全部は位置されたら、本格的なゲームスタートです。

「手番のプレーヤーは、リングの中に自分の色のコマをおいて、リングを移動させます」

リングは、そのリングのおかれているところからのびる線上ならどこにでも、移動することが出来ます。
ただし、リングの上を飛び越しては移動できません。

コマがおいてある場所は、飛び越えて移動することが出来ます。
ただし、コマを飛び越えたら、コマのすぐ後ろに着地しなければなりません。

「おもしろいのはここで、リングに飛び越されたコマは、全部、裏返ってしまいます」

「あぁ。オセロみたいなもんだな」

たしかに、オセロという声は、よく聞きますが、「インシュ」は、そんなに甘いものではありません(?)

「で、色々、コマをおいていって、ひっくり返して、自分の色を5つ連続で並べられたら」

「わかった。5つ並べたら、勝ちやねんな」

おしい。簡易ルールだとそうなっています。

「並べられたら、この並んだ5つのコマと、自分のリングを1つ取ります。
取った、リングは、ここのリング置き場においておきます。」

ボードには、お互いに3つずつのリング置き場が印刷されています。

「わかった。3つリングをとった方が勝ちやねんな」

それは、まったく、その通り。とっても勘がいいです。
と、ここまで、説明した時点で、わたしが既に、リングを1つ獲得してしまうというのは、ちょっと卑怯ですか?

あと、練習ということで、続けて遊んでみると、3対1で、勝ちました。

「じゃあ、本番」

「ゼヘツ」のときは、2回目にあっさりと負けたので、全力勝負。「ゼヘツ」のときも、実は、全力勝負をしていた気もしますが……。

えーと、オセロよりも甘くないところは、飛び越えたコマは、自分のコマだろうと、相手のコマだろうと、容赦なしに、裏向きになるところです。
だから、自分のコマを飛び越えると、相手が有利になってしまいます。

「えー、黒(自分の色)になるのと違うの?」

と、最初は、子どもはとまどったようです。

わたし的には、こっちの方が「ゼヘツ」より読みやすいと思いました。
ということで、2戦目も、なんとか勝ちました。

遊んだ子どもは、「ゼヘツ」の方が、いいかなぁという意見でした。
うむ。得意、苦手があるのかもしれません。

ということで、第4回の囲碁・将棋クラブは、終了です。
続きは、9月か、10月に。

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ゼヘツ

「これ教えて」

あぶれた子が、持ってきたのは、「ゼヘツ」でした。
前回、やった子とは違う子です。

どうも、前回、教えて欲しかったのだが、前回は他のゲームをしていたので、出来なかった模様。

「これは、ちょっと変わってるからなぁ。前回は、これが、ウケてたよ」

ということで、「デュボン」をオススメしますが、まあ、とりあえず初志貫徹ということで、「ゼヘツ」を遊びました。

1回目は、ひたすら彼が、わたしのとなりにマーブルを置いてくれました。
多分、次の自分の手番で取ろうと仕掛けてきてるんでしょうね。
でも、次の手番の人は、取れる隣り合わせのマーブルがあれば、絶対に取らなければなりません。
ということで、彼の手番が来るまでに、わたしが取ってしまうわけです。

これは、何回か、説明したのですが、はじめ、全然、理解できなかったみたいです。
えーと、スゴイ状態になりました。
マーブルを取ると、リングを減らす手順はありません。ということで、いきなり、序盤から、マーブルばっかり取っていたので、マーブルを置くリングが足りない(笑)

もちろん、あっという間に、白いマーブルを3こ集めで勝利しました。

「どや、やっぱり、ちょっと難しかったやろう」

暗に、別のゲームにさそっております。
彼は、うーんとひとつ考えて、

「でも、難しいけど、おもしろいわ。ちょっと、やってみたいいことあるし、もう1回」

と、意外な展開。
まあ、そんなに言うならということで、もう一戦。

今度は、隣に置いてはいけないということは、しっかり理解した模様。
お互いに、牽制しながら、マーブルを置いて、リングを取っていくと、どんどん、ボードが小さくなっていきます。

ギプフ・シリーズを遊んでいて、とっても、優れているなぁと思うところは、なんというか、千日手みたいな硬直状態にならないで、どんどん、ゲームが終局に向かって収束していくところです。

「ギプフ」では、あんまり感じないけど、時間制限がある「タムスク」、スタックが積み上がっていって身動きが出来なくなる「デュボン」、そして、このボードがどんどん小さくなっていく「ゼヘツ」と、絶対にゲームが終わるシステムなんですよね。

「ブロックス」も、必ずゲームが終わるシステムですが、これは、置いたブロックが絶対に動かないし、ブロックの数も、制限されています。

ギプフ・シリーズは、コマがどんどん動いていって、囲碁とか将棋に近いと思うのですが。将棋では千日手というのがありますし、囲碁ではコウがあるわけです。1

「アバロン」も、2人ともが接触を嫌うと、終わらなくなったりする可能性があると思います。2

でも、ギプフ・シリーズは、必ずゲームが、それなりの時間で終わるというところが、すごいし、好きなところです。3

ということで、話をもどしまして。

どんどん、ボードが小さくなっていくと、そのうち、必ずどちらかが、どれかのマーブルのとなりに置かなければならないようになります。

まあ、多分、ベテランは、そうなる前になにか手を打っておくはずですが、もちろん、わたしたちに、そんな余裕はありません(爆)

「うーむ。どこに置いても、取られてしまう」

……しかも、連続で。マーブル、よりすぎ。

と、困ったのは、わたしでした。

「やった。2こゲット」

うぅ。
しかも、リングを中央から切り離して、さらに1つゲットする彼。
さっきの彼とは、別人のようだ……。

というか、取ってるマーブル、全部、灰色なんですが……。

あと1つ、灰色のマーブルを取られたら負けといういきなりピンチ。

でも、どこにおいても、相手にマーブルを取らせてしまうという布陣は変わらないままです。

ということで、2回戦目は、わたしが負けてしまいました。
子どもは、すぐに、上達するので、ビックリです。

いや、わたしが上達しなさすぎなのは、おいといて。

  1. よく考えると、囲碁は打った石は動きませんね。でも、まあ、取ったり取られたりということはあるわけです。 []
  2. そのために、そうならないマーブルの初期配置が考えられているという話をきいたことがあるような気がします。 []
  3. 長考したら別ですが。あぁ、「タムスク」は、そうしてさえ終わってしまいますね。 []