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クク

楽しい「京都ドイツゲームサークル」も、そろそろ終了の時間です。
今回は、途中から参加でしたが、やりたいと思っていた「スコットランドヤード」と「カタン」を2つもやれて、なかなか、充実した時間が過ごせました。

そして、最後の定番ゲームとなってきている「クク」です。

最近、2回ほど勝ち知らずだったのですが、今回は、ちょっとだけ勝てたような記憶があります。
でも、「Ⅹ」のカードをもって勝負したのに、負けたような記憶もあります。

チップは、いいなぁ。いろいろ使えるし。買いたいなぁ。
今、わたしは、サークル以外でククをするときは、碁石とかを使っています。
ああいうチップは、どこに売っているんでしょうか?
ボードゲーム屋さんでは、見かけたことないです。

いくらぐらいするのか、どこに売っているのか、知っていたら教えてください。

今日は、短いですね。
たまには、こんな日もあります。
お休みなさいませ。

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カタンの開拓者たち

「カプコンカタン」とどこが違うの?ということで、カタンを教えてもらいました。
1番大きなちがいは、チップの置き方にあるようです。それによって、バランスがちょっとかわってくるということでした。
今回、遊んだのは「トライソフト」版です。

以前、ネットゲームではやったことがあるのですが、生カタンは初めてです。
これで、わたしも、ドイツゲーム一人前ですか?(あと、「操り人形」と「プエルトリコ」が残っているという噂も)

えーと。
カタンも、ルール説明しようとすると途方に暮れるゲームです。
やってみると、それほど難しいルールではないのですが、「トライソフト」のあの説明だけでカタンをやりはじめた人たちというのは、本当にすごいと思います。
ルール説明は、カプコンの方がはるかにわかりやすいです。

カタン島という島に道路や町を立てて発展させていくゲームです。
自分の開拓地や道路を発展させて10点とったら勝ちです。

点数の取り方は、「開拓地」が1つあれば1点。開拓地をグレードアップさせた「都市」があれば2点。これが基本の点数といっていいかな。
それから、道を1番長くのばした人には、「最長交易路」として2点、1番たくさん戦った人(騎士カードを使った人)には、「最大騎士力」として2点もらえます。これは、その時点で1番の人に与えられる称号と点数なので、トップが入れかわると、取り合いになります。
あと、「発展カード」という特殊なカードの中に「勝利ポイントカード」という1点のカードがあります。
これらの合計が、10点になった時点で、その人の勝利でゲームが終了します。

都市や、道を開発したり、便利な「発展カード」を手に入れるためには、資源が必要です。
資源は、自分の「開拓地」や、「都市」のおかれている地形から産出します。土地には、「丘」、「牧草地」、「耕作地」、「山」、「森林」などがあり、それぞれ、「粘土」、「羊毛」、「穀物」、「鉱石」、「木材」が産出されます。
それぞれの地形には、2~12まで(だだし7はなし)の数字のかかれたチップがのっていて、サイコロ2つの出目の合計によって、番号の地形から資源が産出されます。

「開拓地」や「道」を作ったり、「都市」にグレードアップしたり、「発展カード」を購入したりということには、すべて、決まっただけの資源が必要です。
その資源を支払うとによって、それぞれの行動をすることができます。

サイコロの目の合計が7だった場合は、盗賊ゴマというコマを動かします。この盗賊ゴマがのっている地形からは、資源が産出されません。
自分の支配下にある地形に盗賊ゴマがおかれた場合は、再び7の目をサイコロで振るか、「発展カード」の騎士カードを使って移動させるしかありません。

さて、資源は、自分の「開拓地」や、「都市」のおかれている地形からしか産出しません。
そうすると、自分では賄えない資源が出てくるわけです。
ここに、この「カタン」のおもしろさである「交渉」が出てきます。

「交渉」は、他のプレーヤーの持っている資源カードと自分の持っている資源カードを交換することです。
これは、1枚同士の交換でも、1枚と複数枚の交換でも、複数枚同士の交換でも、なんでもありです。
お互いが、なっとく同意さえすれば、どんな交渉でも成立します。
プレーヤーは、この交渉を上手に使って、自分に必要な資源を手に入れていくことになります。

でも、トップを走っていたりすると、相手も警戒して、なかなか交渉に応じてくれません。
そこを口八丁……いえいえ、誠実な態度で信頼を得て、お互いにとっておいしい交渉をしていくことなるのです。

で、実際のゲームです。
初期配置というのが、あります。2つの「開拓地」を、最初に無条件でボードの上におけるのです。
これが、けっこう難しいのです。

「6」とか、「8」とかのチップのおいてある地形のところに「開拓地」をおくと、その資源はサイコロ2つの目の合計といしてとても出やすいことなります。
たくさん資源を持つと、交渉などもやりやすくなります。

でも、こういった地形は、「盗賊ゴマ」をおかれやすいという問題があります。なんせ、目立ちますから。

もちろん、他のプレーヤーも、同じ様に考えています。自分がおきたい場所が、順番がまわってきたときに空いているとは限りません。
ここから、もうゲームの駆け引きはスタートしているという感じです。

わたしは、「鉱石」と「木材」が出やすい地形を取りました。

スタートしたときは、好調な滑り出しだったんですよ。

「うわ。そんな優しい交渉するかー」

と、ネットで遊んでいたときにも言われた記憶のあるようなセリフを聞きながら、まぁ、余裕をもった滑り出し。
わたしの交渉の基本は、自分のほしいものをなんとしてもゲットするです。相手の方が得してるとか、そういうことは、あんまり考えません。カモですか?

でも、最初に走ると叩かれるんですねぇ。
盗賊ゴマがわたしの地形にすぐ来るようになって、資源が枯渇しがちになってしまいました。
「7」ってけっこうな確率ででるはずなのに、どうして自分の地形に盗賊ゴマがのっているときだけは来ないんでしょう?

そして、いっつも「羊毛」で困るんですよねぇ。これは、序盤に「道」をのばしたり、「開拓地」を作ることに必死なので、「羊毛」の地形に魅力を感じないという問題がありますね。

でも、今回のゲーム展開を見ていると、「発展カード」を引くというのも、かなり大切だなぁと思いました。

順位的には、いつの間にやら転落して最下位になっておりました。

今度は、「羊」で攻めてみよう。

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ティ・タイムが終わって、次にやりたいゲームのリクエストタイム。

「りんさん、やりたいゲームがあって、持ってこられたんですよね」

と親切にバラックさんが振ってくれます。

そう、この日の京都のわたしの秘かな目的は、「エポックの遊んでいないゲームを遊ぼう」でした。
だから、「ニューエントデッカー」をしてみたいなぁと持っていったのしでした。
それを知っておられるので、わざわざテーブルを立てやすいように振ってくださったんですねぇ。

「そうそう、『ニューエントデッカー』ですよね……」

向こうを見ると、「スコットランドヤード」のテーブルが(笑)

「スコットランドヤード」も、持っているけどやったことないゲームです。
「ニューエントデッカー」は、子どもと遊ぶの難しそうだなぁと思っているのですが、「スコットランドヤード」は、「ぱふ」とかに売っていたこともあって、子どもたちとも遊べそうです。

ヘ(^^ヘ)))。。。フラフラ……

バラックさんのせっかくの配慮を無視ですか?
こめんなさい。でも、「ニューエントデッカー」のテーブルは、別にちゃんと立っていました。
次回も、もう1回持っていこう。

スコットランドヤード

 

「スコットランドヤード」は、今のドイツゲームの流れの1番元になったようなゲームです。
日本でも、発売されています。以前は、わたしは、トイザらスとかでも見た記憶があります。でも、最近は、「ぱふ」などで販売されています。
続編に「N.Y.チェイス」というニューヨークを舞台にしたゲームもあります。

怪盗X1人と刑事5人の鬼ごっこのようなゲームです。

ゲームボードには、ロンドン市街の地図が描かれています。その地図の上を怪盗Xと刑事が、「バス」、「タクシー」、「地下鉄」などを使って移動していきます。

マスがそれぞれ、「バス」や、「タクシー」、「地下鉄」の駅になっています。そして、そこから、路線がのびていて、「バス」のチケットを使えばバスの路線を、「タクシー」のチケットを使えばタクシーの路線を、「地下鉄」のチケットを使えば地下鉄の路線を移動していくことが出来ます。

「タクシー」は、小回りが利きますが遠くに一気に進むことが出来なくて、「地下鉄」は、遠いところに一気にいけますが、複雑な町のなかに入っていくことが出来ません。「バス」は、「タクシー」と「地下鉄」の中間ぐらいの性能を持っています。

怪盗Xは、刑事とおなじマスに入ると捕まってしまいます。だから、逃げなければなりません。
刑事は、24時間(24ターン)以内に怪盗Xとおなじマスに止まって、逮捕しなければなりません。
つまり、怪盗1人対刑事チーム5人という感じでゲームは展開していきます。
1対4ですので、簡単に捕まりそうな感じでしょう。でも、このゲーム、刑事のいる場所は、ボード上のマスにコマをおいて示すのですが、怪盗Xのいる場所は、秘密なのです。だから、勘と推理を働かせて、刑事は捜査にいどまなければなりません。

怪盗Xの足取りがまったくつかめないのならば、それは、勘だけのゲームです。
でも、怪盗Xは、自分が移動した移動手段を刑事たちに公開しなければなりません。そして、3ターン目、8ターン目、13ターン目、18ターン目、24ターン目の5回、自分のいる場所を刑事たちに公開しなければならないのです。

刑事のチケットの数は、決まっています。使い切ってしまうとその移動手段が使えなくなるので、注意が必要です。
怪盗Xは、刑事の使ったチケットをすべて使うことが出来るということで、ほぼ、チケットに困るということはありません。

あと、怪盗Xには、「ダブル・ムーブ・カード」と「ブラック・チケット」という特殊なチケットがあります。
「ダブル・ムーブ・カード」を利用すると2回連続で移動できて、「ブラック・チケット」を利用すると、どの交通手段を利用したかわかりません。さらに、「ブラックチケット」を利用すると、怪盗Xにか利用できない移動手段、「船」を利用することが出来ます。「船」は、もちろんテムズの川沿いにしか移動できないのですが、かなり一気に距離を稼ぐことの出来る移動手段です。

今回は、わたしたちが刑事チーム、バラックさんが怪盗Xの役割で遊びました。

最初。
3ターン目に怪盗Xが姿を現すまでは、刑事たちは怪盗Xの居場所を推理するほどの情報はありません。
適当に動きます。

初期配置で、なぜかわたしだけ西の方に配置されてしまいました。そのあたりをウロウロ。
でも、多分、怪盗Xが姿を現す3ターン目には、「タクシー」も、「鉄道」も、「バス」もすべて通っているポイントにいた方がいいんだろうなぁということは、何となくわかります。

3ターン目。怪盗Xが、北東のテムズ川周辺に登場。ブラックチケットで、姿をくらまします。

問題は、テムズ川を船で移動したか、それとも、他の移動手段をとったかということです。
テムズ川を移動したとすれば、わたしの近くに来ているはずですし、他の移動手段をとったとしたら、他の刑事たちのいる北東のあたりに潜んでいるはず。

とりあえず、場所が近いということで、わたしは西のテムズ川周辺に移動。みんなは、怪盗が姿を現した船着き場のあたりを捜査します。

みんなの推理によると、多分、犯人は刑事の裏をかいて、船に乗ってないんじゃないかということです。でもでも、はたして?

8ターン目、意外なところから怪盗Xが現れます。
なんと、西の方。この前のブラック・チケットは、どうやら船で移動していた様子です。そして、まんまとわたしの脇を抜けて、刑事のほとんどいない安全地帯に逃げていたのです。

「やっ、やられた!」

こんな感じで、けっこう、ハラハラドキドキで、ゲームが進んでいきます。
多分、怪盗Xは、もっとドキドキしていたり、1人で悦に入っていたりするかと思うと、ちょっとうらやましいですねぇ。

わたしは、途中で「地下鉄」のチケットをすべて使い果たしてしまって、後半、犯人のいる場所まで足が届かないという間抜けな事態になってしまいました。
チケットをどう使っていくかという管理も、刑事側はかなり大切です。

けっきょく、かなり包囲網を縮めつつも、刑事のチケットを確認して、わたしたちが移動できないところに逃げ切った怪盗Xが勝ちました。

楽しいゲームでしたが、なかなか、一瞬も気が抜けないようなゲームでした。緊張感が、よかったです。
子どもとするには、若干シビアすぎるところがあるのかなぁと感じました。
↑ やっぱり犯人は、捕まってほしいし。怪盗Xの役をすれば、別の感想になるかもしれません。

続編の「N.Y.チェイス」は、そのあたりがかなり刑事よりに変更されているそうなので、また、試してみたいです。
例えば、怪盗Xにも、チケットの制限がついたり、刑事のチケットを個人持ちでなく刑事同士で融通することが出来るようになっています。

あ、あとこのゲーム、犯人用のオシャレアイテム(?)として、バイザーなんてのがついています。
動揺しているところや、目線で犯人のいる地図上の位置が知られないようにかぶるのだそうです。
チープで、間抜けな感じで、いい味出しております。

ほ、本気か?

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うれしいことに、ティ・タイムには間に合ったようで、「6ニムト!」のあとにティ・タイム。
ちょっとしたお菓子もバラックさんが用意してくださっていました。

わたしは、子どもたちと会話。
ちょうど持っていた「ヒカルの碁」のシールのたわいもない話をしました。

たしか、ヒカルと塔矢アキラと塔矢名人と差為のシールがありました。

「わたしは、進藤ヒカルが好きなん」

「ぼく、塔矢アキラが好き。強いから」

やっぱり、主人公とそのライバル強し。

「強いんやったら、塔矢の父ちゃんでも、いいやんか。差為も強いぞ」

「差為は好き」

「塔矢の父ちゃんは?」

「いやーー」

「もう、おじいちゃんやんかー」

やっぱり、年寄りは人気がないのか?
でも、おじいちゃんというほどの年ではないと思います。

「おっちゃんは、倉田さんが好きやなー」

「えー、変な人やのに」

怒られてしまいました。

「見てみ、塔矢アキラとか、2枚あるやろ。こういう、何枚も入ってあるシールは、価値が低い。
 きっと、倉田さんとか、桑原名人とかのカードは、レアカードに違いない」

桑原名人はともかく、倉田さんは違うと思います。
このおっちゃん、何を子どもに力説しているんでしょう(笑)

とまぁ、ここに、書く必要がないぐらいたわいのない会話でした。
「ヒカルの碁」の連載も終わってしまったことですし(泣)

でも、ティタイム楽しかったですよ。
「うつぼゲーム会」でもあるといいなぁ。場所的にも、人数的にもちょっと無理かな?
あ、でも、「うつぼ」の場合は、外でお昼食べるときが、ティタイムみたいになっていますね。

あ、今回、ボードゲームの話題がない。
えーと、い囲碁とか……。

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今回は、おくれて参加の「京都ドイツゲームサークル」です。
おくれた理由は、滋賀県で普及活動をしていたから(笑)
そうです。4月の「京都ドイツゲームサークル」は、「ころぽっくるの家」のゲーム会と同じ日にあったのでした。

普通なら、先に予定の入っていた「京都」の方に行くのですが、「ころぽっくる」の方には、若干責任があるということで、そちらを優先させていただきました。
ちょっと、残念。
この日は、ゲーム会中にティータイムが儲けられるはじめての日ということで、それもちょっと楽しみにしておりました。でも、間に合うのかな?

会場についたのは、夕方頃でした。

6ニムト

会場に入ると、もちろうすでにあちこちでゲームが始まっています。
そして、子どもの歓声。こ、子ども?

なんとこの日は、「京都ドイツゲームサークル」に、子どもが初参加したした日でもありました。

「おっちゃーん」

ということで、子どもたちは、「うつぼゲーム会」にも参加しているゲームファミリーの子たちでした。

今までは、お父さんだけで参加されていたのですが、今回は、なんとお母さん、そして子ども2人を連れての参加でした。

子どもがいると単純にうれしい。
ということで、よってに来てくれた子をだっこして、ちょうど始まったばかりの「6ニムト」をプレーします。

「6ニムト」は、ドイツゲームの基本みたいなゲームです。
とっても、取っつきやすいゲームで、しかも2人~10人まで遊べちゃうという優れものです。

で、今回は、なんと最大人数の10人での「6ニムト」です。

「6ニムト」は、全員一斉にカードを1枚ずつ出して、出されたカードを規則によって場に4列にならべ、それぞれの列の6枚目のカードを出した人が、その列のカードをもらわなければならないゲームです。カードには、牛の首の絵が描いてあって、その牛を出来るだけあつめないようにします。

これを10人でするとどうなるかというと、もの凄いスピードで、場のカードが増えていくのです。
ひどい場合は、たった1回のカードオープンで、同じ列が2回も満タンになってしまうことすらおこります。
はっきりいって、どんなベテランプレーヤーも、作戦なんて立たないんじゃないかというのが、10人でする「6ニムト」なのです。

作戦なんて立たないんだったら、おもしろさ半減とか思われるかもしれません。でも、このゲームのすごいところは、それでもやっぱり作戦を考えたくなるところというか、やっぱり作戦を考えてしまうところ。そして、それがうまくいっても、はずれて牛が大量に自分のところにやってきても、思わず笑ってしまう不思議な魅力のあるゲームです。

例えば、もうすぐ6枚になる列があります。1番大きな数の列です。

50、51、55、58、60

てな感じです。

自分の手持ちのカードは、大きな数字のカードばっかりで、どう考えても、この列の続きにおかなければなりません。

61と70と104

3枚のうち、どれを出す?

「61」を出すと、これは明らかに自分が6枚目を踏んでしまいます。「70」もヤバいかも。でも、もしかしたら、「104」なら誰かが6枚目をおいてくれた後、安全におけるんじゃないか?
ということで、「104」を出します。
案の定、作戦通り誰かが「75」なんて出して

「よしセーフや」

と喜んでいたら、

75、77、80、101、103、104

とあっという間にならんで、2回目の6枚目なんてことがおこるわけです。
そうすると、あの「101」とか、「103」というのは、きっとわたしと同じ様なことを考えて、考えて出したんだろうなーとか、なんでみんな、ここばっかりおくねん!とか、そういうところが楽しいわけです。
展開、派手派手です。

このゲームは、カード10枚ですから、10回カードを出せば1回戦終了です。そして、何回戦かして、得点の合計で順位を決めていきます。

わたしは、2枚ぐらい候補のカードを決めて、膝の上の子にどっちがいいか選んでもらってました。
だって、明らかにあぶないカード以外は、何出しても同じだもん。

「こっち」

「おー、おっちゃんも、こっちやと思っててん」

この作戦なかなかよかったようで、1回戦、2回戦、牛の数1桁に押さえました。

そして、3回戦目。そろそろ、膝の上にいるのも、カードも選ぶのにも飽きちゃって、子どもが向こうに行ってしまいました。
さて、ここからが、本当のわたしの実力の見せ所。

その途端、牛が鬼みたにいにわたしのところに集中してきました。

はっ。これが、わたしの本当の実力?もしかして、彼女は幸運の女神様だった?

手放した幸運は戻ってこない……というか、泣きっ面にハチの言葉通り不幸は続き、あっという間に転落してしまったという……。

「女神カンバーーック」

と叫んでも、やっぱり女神も、幸運も帰ってこなかったという。
実は、最後の2、3枚選んでもらわな勝てへんのやろか?

よ、弱。