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ということで、ゲームがすべて終わりました。
後は、ゲームと関係のないお話なので、まあ興味のある方だけお読みください。
涙、涙の物語。

終了後、スタッフミーティングを持って、毎回、反省をしています。
その後、スタッフで食べに行ったりするわけです。

わたしは、滋賀県から参加している関係上、あんまり食事まで参加できていなかったのですね。ということで、今回は、参加させて頂きました。

食べに行ったのは、ベテランスタッフ2人とわたしだったのですが、いろいろと、とっても楽しいお話を聞かせて頂いて、あーーーっという間に時間が過ぎてしまいました。

えーと、どれぐらい、あーーーっという間に時間が過ぎたかというと、

「ほな帰ります」

と駅に向かったときには、もう、次の日になっていました。

1人は、大阪在住の方なので、ご自宅に。
残り2人で、地下鉄乗って、梅田で降りて、JRに乗り換えて。
大阪の駅で見てみると、なんと、「電車が高槻までしか行かない」と書いてあるではないですか。

あと2本で終電。そして、終電近くのJRって、高槻までしか行かないんですねぇ。
はじめて知ったこの事実。

ここにいるのは、京都府まで帰る人と滋賀県まで帰る人です。
とっさに思ったのは、

「カプセルホテルにでも泊まって、朝、大阪から帰ろうか?」

というプラン。
で、泊まるお金はあったかなと、ポーチをまさぐる……。
ポーチ……。

「ポーチがない!!」

地下鉄でわすれたのか、どうしたのか、全財産の入ったポーチがありません。
全財産どころか、身分証明書から、免許証から、子どもからもらった手紙まで、何もかもが入っております。

どこでなくした?さっき、夕食を食べていた店か?
ということで、大阪在住のスタッフに電話をかけてもらって1、さっきのお店まで行ってもらって確認してもらいます。

お店で、お会計をするときに、ポーチを持っていた記憶はあるので、多分、お店には忘れていない。
でも、一縷の望みを賭けての電話です。
電話された方は、やれやれ、やっと1日終わった。休もうと思われているときにムチ打つような電話だったと思います。
申し訳なかったです。
すぐに、お店の方に走ってくださいました。

とりあえず、鉄道警察に飛び込んだりしますが、終電が来て、これに乗らないと帰れないということで、話もそこそこで、高槻行きの電車に飛び乗りました。

その間、一緒に帰るスタッフの方は、携帯を使って、お家や情報サービスなどいろいろなところにかけてくださって、地下鉄の忘れ物係に連絡しようとしてくださっています。
携帯すらなくって、役立たずなわたし。
あのときは、本当に、心強かったです。

結局、

「今日は、京都の家に泊まっていくか?」

とまで言っていただいて、深夜にお家に電話をかけていただき、その用意までしていただきました。
本当に、スタッフの方だけではなくて、ご家族の方にまで、ご迷惑をおかけしてしまいました。

結局、タクシーで京都のお家によって、その時に、タクシー代をお借りして、滋賀県の家まで無事に帰り着くことが出来ました。

次の日。
午前中にどうしても抜けられない仕事があって、昼から交番に届けに行かなあかんなぁと食事をしていると、「蛍池」という駅から、ポーチを預かっているという電話が。

やっと、ホッ。

午後からの仕事がおわってから、取りに行きました。

でも、行ってみると、蛍池の駅って、自分たちが乗っていた地下鉄とは全然ちがう路線です。
まあ、地下鉄の中に忘れられていたポーチを誰かが持って行ったか、もしくは、意図的にスキをねらってポーチを盗まれたかですね。

中身の方は、なんとか現金以外のものは無事でした。
現金は、実は、ちょうどマンションの毎月の部屋代を払い込みに行こうと思っていたところだったので、けっこう入ってました。
それは、全部、パー。
地下鉄から、阪急の蛍池の駅で見つかるまでの間に、現金だけは抜き取られていたようです。

その時、わたしは思いました。

「しまった。もっと派手に使っておくのだった……。こんなことなら、リグノも、アングーラも、我慢せずに買っておくんだった……」

いや、マジで。

かかわっていただいたスタッフの方には、ほんとうに充分以上のことをしていただきました。
メチャクチャ、ご迷惑をおかけしてしまいました。
申し訳なかったです。そして、ありがとうございました。

まあ、現金は痛手ではありますが、ちょっと高い授業料かなということで、しかたないですね。

わたしは、これ以降、お金があって、欲しいものがあるときは買うをけっこう実行しています(ダメ人間)。
「森の影ゲーム」も、「ピッチカー」も、買ったぞーー。

みなさんも、ご注意ください。

最後の最後に、こんな最後になってしまったのですが、わたしは、今回のことで、「ゆうもあ」のスタッフが、とても温かい人たちの集まりであることがあらためてわかりました。
もちろん、今までも知っていましたが、それ以上にということです。
だから、「これから」を一緒に、がんばっていこう。

  1. ポーチのなかに携帯電話も入っているということで、とりあえずわたしは、お手上げじょうたいです。 []

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ねことねずみの大レース

すごい懐かしい顔を見ました。
えーと、はじめて「うつぼゲーム会」に行ったときに、一緒に遊んだ子です。たしか、幼稚園ぐらいの子だったと思います。
その後、何回か、「うつぼゲーム会」で見かけてはいたのですが、なかなか、一緒に遊ぶ機会がなかったんてせすねぇ。
いつも、お母さんと2人で来て、楽しんでくれています。

ということで、この子と遊びました。
しかし、この子は、おっちゃんのこと覚えていてくれるのでしょうか?
人見知りは全然しない人なんですが、その分、人の見分けがついているかどうか、不安だ。

この子は、定番ゲーム好きです。
ということで、最初に遊んだゲームは、新しい定番ゲーム「ねことねずみの大レース」です。

このゲーム、はじめてやると、けっこう全部のネズミを逃がそうとして、全部ネコに捕まって全滅というパターンが多いです。
でも、午前中から何回もやっていたようで、けっこう計画的にネズミを振り分けていて、感心しました。

ちゃんと、1点のチーズの部屋にも自分のネズミをすべりこましています。
なかなか、わたしと、お母さんと、この子で遊んでいたのですが、大人とやっても、遜色ないぐらいのいい勝負でした。
かえって、大人の方が欲かいて、捕まったりしていました。
この子が、1番だったかな?

穴掘りモグラ

そして、これも定番の「穴掘りモグラ」。
これは、めちゃくちゃ強いです。この子。

なぜか、このゲームも、説明書が入っていません。
遊ぶ人数によって、たしかコマの数が、違っているはず。

「えーと、3人だったら、何個ずつだっけ?」

迷っていたら、

「○個だよ。((そして、わたしはまた忘れているという…))」

すごい。人数とコマ数をの関係をしっかりと覚えているようです。
好きこそもののなんとやら、ですね。

穴掘りモグラ

/ Ravensburger


はげたかの餌食

「はげたかの餌食」が定番かどうかは、微妙なところかな?
たしか、この子がはじめて「うつぼゲーム会」に来たときに、はじめて遊んだゲームが「はげたかの餌食」なんです。
で、この子の1番のお気に入りは、今でも「はげたかの餌食」のようです。

で、3人でプレー。
3人の「はげたかの餌食」は、けっこう地味です。
あんまり、バッティングおこらないですから。
お母さんは、もう、この子と、何回も何回も遊んでいるので、多分、子どもの手筋が見えていると思います。
わたしは、子どもと、多分、全然ちがう考え方で出しているんですね。

でも、それでもおもしろかったし、勝てなくても大満足だったようです。

悔しいのさえ楽しいゲーム。

ハゲタカの餌食

/ Ravensburger


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カルカソンヌ

ご家族からはなれて、わたしが何をしていたかというと「カルカソンヌ」でした。
この前、わたしを負かした幼稚園の子が、挑戦状を叩きつけてきたわけですね。

今回は、自分の「カルカソンヌ」を持って行かなかったので、「うつぼゲーム会」にある基本セットの「カルカソンヌ」で遊びました。

慣れちゃうと、このゲーム、このぐらいの子どもでも楽しめるんでねぇ。
単純にタイルがならんで、町が出来ていく様子というのは、楽しいものがあります。

「カルカソンヌ2」は、若干ですが、このタイルとタイルの模様がちゃんとつながってないところがあります。例えば、山とかの木の模様に方向があって、色は合ってるし、タイルおけるんだけど、よく見ればタイルの模様はつながってないところがあるんです。
ゲーム的にはおもしろいのですが、そういうデザイン的な部分にこだわると、<b>「カルカソンヌ」</b>の方が、いいなぁと思います。

単純に、リアルなカルカソンヌ地方の写真を見たときに、本当にあんな感じで城塞に囲まれている町で、ゲームの町と実際の町が同じすぎてビックリしたということもあります。
本当に、「カルカソンヌ」って、ゲームの通りの町ですよ(笑)
1回、行ってみたくなった。

あと、子どもと遊ぶときは、「2」よりもこっちの方がオススメかも。何故かというと、「2」で「川」にすぐに回収できるコマをおいてチマチマ点数を稼ぐよりも、やっぱり大きなお城(街ですが)をつくって、一気に点数がはいる方が、子どもにとってはわかりやすいし、楽しいと思うのですね。
「街」のかわりに「2」では「山」があるのですが、あれも大きくするというよりは、金山入っていれば、やっぱりすぐ確定という方が得な気がしますし。

えーと、前回は、見事にこの幼稚園の子と2年生の子の連合軍に負けているわけですが、負けた原因は、もちろん、1人対2人で戦ったからです。
向こうは、2人で協力して大きな町を作っているのに、そこに全然、からんでいけなかったということがあります。
あと、商品を全然とれなかったということもありますが、これは、今回は「追加セット」を使ってないので関係なし。

今回は、2人で遊びます((「カルカソンヌ」は、2人で遊んでも楽しいよいゲームです。恋人と一緒にどうですか?「わんこのページ」でも、評価◎です。))ので、まあ、わたしの方は若干ハンデが必要かもしれません。

まあ、相手に気付かれないような足かせを自分にかけるわけですな。
そして、わたしのかけた足かせは、「草原」には配下をおかない。
どうや。

まあ、いきなり、「どうや」とすごまれても困るわけですが(笑)
えーと、これ、大人相手なら、けっこうなハンデになると思いますが、子ども相手には、あんまりハンデにならないかもしれません。
だって、子どもも、あんまり「草原」にはコマおきませんから。
これで、やっと、互角の勝負になったぐらいです。

それ以上のハンデは、つけないのかって?
だって、負けたら、イヤじゃないですか。実力伯仲ぐらいが、おもしろいんですよ。

そして、遊んでみると、本当に伯仲しているわたしと幼稚園児であったという。
もちろん、勝ったんですよ。

えーと、20点差ぐらいで……。
あぶない。あぶない。あいかわらず、あなどれない「うつぼゲーム会」の子どもたちでした。

カルカソンヌ

/ Hans im Gluck


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マンマミーア

ゲームに慣れておられないご家族に、いくつかゲームをインストしました。
まずは、りんの周りの子どもたちには、けっこう定番の「マンマミーア」です。

これも、記憶ゲームといえば記憶ゲームですが、正確な記憶よりも勢いの方が大事なゲームなので、わたしでも楽しめます(笑)
他に似たカードゲームってあんまりないなあと思っていましたが「リミット」は、記憶より勢いが大事なところとかは、けっこう似ているかもしれません。

あんまり似たゲームがないゲームというのは、独創的でとってもおもしろいのですが、最初の説明がやっかいだという問題がありますね。

このゲームは、そんな中でも、比較的簡単だとは思うのですが。
それでも、

「けっこう難しいなぁ」

と言われてしまいました。
うーむ。

難しいポイントとしては、全員が同じお鍋でピザを作っていくということがあると思います。
人が入れた材料のことも考えて自分のレシピを放り込んでいかなければなりません。
そして、そのピザが出来たかどうか確認するのが、ラウンドの1番最後じゃないですか。だから、ラウンドが終わるまでは、どんなゲームかが見えてこないわけです。

それから、もう1つは、レピシカードの特殊なレシピですね。
「?」の入っているのと、「J」が入ってるのと、「15+」の3枚ぐらいしかないんですが、これも、結果的にどうなったというのがわからないと、けっこう説明しにくいです。
特に、「?」は、その時出ている最も少ない材料カードですから、実際にピザが完成したかどうかを確かめる場面にならないと、説明しづらい。

まあ、1ラウンドしちゃうと、簡単なルールなんですけどねぇ。

とりあえず1回、カード半分ぐらいに減らして、1ラウンドピザを完成させるところまでやってみるというのが、1番わかりやすいのかなぁ。

「15+」とかは、最初のレシピとして手にあったりすると、けっこう使えなくて困ったりします。この場合は、こだわらずに、新しいレシピを引いてきた方がいいのですが、こういうゲームの感覚も、インストした方がいいのかな?
でも、それを見つけていくのも醍醐味かなぁ。けど、それで、すごい差がつくとおもしろくなくなっちゃうかなぁ。
そのあたりの匙加減は、すごく難しいですね。

1ラウンド終了すると、ちょっと楽しさがわかってきます。
2、3ラウンド終了して、1回ゲーム終わる頃には、勘のいい人は、もうすぐ終わりそうなときには、手札を考えて補充した方がいいというのもわかってきます。
そういうことがいろいろあるので、けっこう考えることが多いゲームかもしれません。

ラウンドの最初は、残った材料を全部使えるので、ラウンド終了時の手札にはレシピカードが入るようにしておいた方がいいと考える人もいますし、とりあえず、放り込んだレシピを完成させるために、ラウンド終了時の手札には1枚でも多く材料カードを入れておくという考え方もあります。
こういうふうに、いろいろな思惑、考え方が交錯します。正解は、ありません。
だから、けっこう、何回遊んでも楽しいです。

さて、このゲームは、「ザップゼラップ」と同じご家族と遊んだのですが、その時とは逆に、お父さんなど男勢が得意なようでした。
記憶ができちゃうと、ついつい、正確さにこだわりすぎて、時期をいっしちゃうところがあるみたいですね。

最後には、

「ちょっとおもしろいかも」

と言ってもらいました。

マンマミーヤ

/ Abacus


帽子取りゲーム

「これは、懐かしいゲームやなぁ」

と言われた「帽子取りゲーム」です。
そうか、懐かしいのか(笑)
今でも、「いわき ぱふ」等に行くと、売っています。

チームに分かれてするドロケイ((泥棒と刑事のゲームです。わたしたちの地域ではこう呼びます。チームを決めるときは、「いろはにこんぺいとうちり『ぬすっと』るおわかよ『たんてい』と言ってチームわけします」))の様なゲームてず。

わたしは、今回はじめてなのですが、簡単そうなのでプレーしてみました。
各プレーヤーは、自分の色のコマを取ります。コマは、トンガリ帽子みたいな形をしています。同じ色の帽子は6つあります。

自分の手番になれば、サイコロをふって出た数だけ帽子のコマ1つを動かします。
通過したマスや、止まったマスに他の色の帽子がいた場合は、その上に自分の帽子をかぶせて、捕虜にすることが出来ます。
捕虜は、自分の陣地までもどれば、取ることが出来ます。でも、自分の陣地にもどる前に、ほかの色のコマに捕まってしまうと、取られてしまいます。

捕虜の中に自分の色のコマがいた場合は、復活できます。

そうやって、どんどんコマの取り合いをしていって、マスに残ったコマが1色になったら、ゲーム終了です。

マスには、灰色の捕まらない安全地帯マスというのもあって、それを上手に使うのも大切です。

このゲーム、けっこう、コマの多い最初のうちは、みんな派手に動いて楽しいのですが、そのうちみんな気付きます。

「これ、自分の陣地から離れたら捕まる」

そうすると、ゲームがなかなか進まなくなってしまいます。

勝利条件は、マスのコマが1色になったとき、

  • たくさん捕虜を捕まえていたプレーヤーが勝利
  • 最後まで、マスに残っていた色が勝利

の2種類があって、今回は、わかりやすいだろうということで、後者の方でやっていたのですが、この勝利条件、オススメではありませんでした。

最後に2色残ってしまうと、お互いに牽制して近づいていかないんですね。だから、ダラダラと終わらない。
せめて、たくさん捕虜がいた方がなら、自分の捕虜の数を数えて、負けてる方は果敢にせめていったりすると思います。

ということで、最初の方は、単純で結構おもしろかったのですが、最後の方は、ちょっとだれてしまいました。
結局、最後2人残って、勝負がつかないままに終わってしまいました。

うーむ。ちょっと、惜しいかんじのゲームです。
勝利条件を前者の方にしたり、自分の陣地にはもどれないルールで遊んだりすれば、最後まで楽しめるかなと思います。
また、やってみよう。

ノイ

このご家族と最後に遊んだゲームは、うつぼゲーム会でも定番になりつつある「ノイ」でした。
この前、わたしは、合歓の里というところに職場の旅行で行ってきたのですが、なんと、ホテルの売店にはこの「ノイ」が売っていました。ほら、よくあるパズルとかの横に。
意外なところにあいてあるなぁ(笑)
でも、確かに、泊まりがけの旅行のお供にはいいかもしれませんね。

はじめは、「足し算」ということで、ちょっと子ども出来るかなぁという感じだったのですが、やってみるとけっこう簡単でした。

ただ、はじめてやるので、カードの補給を忘れてしまって、それが原因で爆発しておられる人が多かったです。

カードの補給は、本当は、はじめての時とかは、もうちょっと緩やかでもよいと思います。
今回は、他のご家族の経験者の子も一緒に入っていて、その子が、

「正しいルールで!」

ということを求めたので、こうなりました。
うーむ。このあたりも、ちょっと難しい問題ですね。
はじめてのプレーヤーとか、はじめてする子どもは、そのあたりちょっとハンデでもよかったかもしれません。

これは、諸説あって、ベテランスタッフによると、こういう場合は、きびしくカードの取り忘れをチェックして、はやしたてるとおっしゃる方もおられます。
確かに、きつく勝負されるとショックうけちゃうんですが、

「やーいやーい。引くの忘れたから負けちゃった」

という感じで、言われたら、それがカードを引くことを意識することにつながるかなと思います。
テクニック的には、上級ですねぇ。子どもを様子を見ていきながら、このテクニックも使っていきたいです。

いろいろゲームを紹介させていただいたなかでも、このゲームが1番気に入って頂けたようで、わたしがこの後、席を外させて頂いた後も、何回も、遊んでおられる様子でした。

ノイ ICA001

/ イカロス(2007/02/08)


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今回も、はじめてのご家族が何組か。
はじめてのご家族、それから、とっても小さい子をお連れのご家族は、ご家族で遊ばれることが多いです。
慣れてくると、子ども同士や、ご家族同士も知り合いになってきて、いろいろな輪のなかに入って行かれるのですが、それには、ちょっと時間がかかります。

そういうご家族に、みんなで楽しめるゲームを紹介するのも、スタッフの役目です。
インストをしたり、一緒に混ざって遊んだりします。
「うつぼゲーム会」になれてきて楽しいんでいる子どもは、そういうご家族の中にも、遠慮なく入ってきてくれます。そういう子がいるから、ご家族も、

「あぁ、家族そろって遊んでなくても、子ども同士でも遊べるんだなぁ」

と思ってくださることもあるようです。

リトルゲーム・ジュニア・ポーカー

今回、小さい子も一緒に遊べるようにということで、初お目見えしたのは、「リトルゲーム・ジュニア・ポーカー」です。
「そっとおやすみ」と同じくハバ社のリトルゲームシリーズの最新作です。
なんと、「ポーカー」の簡易版です。

このゲーム、原題は「ジュニアポーカー」なのですが、訳題はただの「ポーカー」です。
ほんとうだと、「そっとおやすみ」と同じ様に「ポーカー」と書いておけばよいのですが、そうするとトランプでするポーカーと見分けがつかなくなりますので、このサイトでは、「リトルゲーム・ジュニア・ポーカー」とシリーズ名もつけて紹介しておきます。

さて、「リトルゲーム・ジュニア・ポーカー」ですが、普通のポーカーとどこが違って、とう簡単になっているんでしょう?
ちょっと見てみます。

まず、カードの種類です。普通のポーカーは、もちろん52枚のトランプを使って遊びます((たまにジョーカーを入れて53枚で遊んでいることもあります))。でも、<b>「リトルゲーム・ジュニア・ポーカー」</b>は、なんと4種類しかカードがありません。トランプでいえば、スペードとか、ハートとか、ダイヤとか、クラブとか、スートの違いはあるけれど数字の違いがないような感じです。

手札は、両方とも同じように5枚で遊びます。
ということは、カードの種類が4魔手類ですから、5枚配れば、必ずどれかのカードがワンペアになっています(笑)
もちろん、数字が絡むストレートや、ストレートフラッシュ、ロイヤルストレートフラッシュなんて役はありません。

ワンペア
ツーペア
スリーカード
フルハウス
フォーカード
ファイブカード

役はこれだけ、下へ行くほど強い役です。
遊び方は、段階を踏んでいろいろあるのですが、今回は、3歳ぐらいのとっても小さい子とお母さんと遊ぶということで、1番簡単なルールで遊びました。

1番簡単なルールは、上に書いた「役」すら使いません。
プレーヤーは、ひたすら同じカードを何枚集めるかだけを競い合います。

5枚配られたカードを見て、自分の手番に1回だけ好きな枚数チェンジ出来ます。
この1回だけというところあたりが、日本でわたしたちが遊んでいるポーカーとはちょっと違うところです((手札の役がそろって誰かが「ストップ」というまで何回でもグルグルまわる遊び方が多いのではないでしょうか?))。今まで、わたしがあそんでいたこのゲームは、お子ちゃまポーカーですか?
この1回だけというのは、多分、海外の正式なポーカーが手札で役を作っていくことよりも、チップのやり取りの方にゲームのおもしろさをおいているからだと思います。
だから、できるだけチップのやり取りの部分が多いようになっているわけですね。わたしがする日本のポーカーは、チップ使ってやることは少ないので、自然とルールが「51」((「トランプゲーム」で、自分の手札をポーカーのロイヤルストレートフラッシュの役にそろえるゲームです。手札の交換は1枚か総入れ換えしかできないなど、ちょっと「ポーカー」とは違う感じのゲームです))みたいに変わって来ちゃうのだと思います。
そしてこの「リトルゲーム・ジュニア・ポーカー」も、その正式なポーカー流れを引いているわけですね。
「リトルゲーム・ジュニア・ポーカー」でも、上級ルールは、チップ(のかわりの「食べ物カード」)を賭けていくルールになっています。
でも、今回は、1番そろった手札だった人が、1枚「食べ物カード」をもらえるというルールで遊びました。

これは、3歳くらいでも簡単です。
なんせ、手札を見て、そろっていないカードを捨てて山札から取るだけですから。
3枚ぐらいは、けっこう簡単にそろいます。
ちょっと単純すぎるかなぁという感じもしますが、最初は、こんな感じでもいいのだと思います。

そろったカードの数が同じ場合は、カードの模様によって強さを比べます。
この強さ比べの時に、自然に、「ツーペア」とか、「フルハウス」のような考え方を入れていって次第に「役」のあるポーカーにステップアップしていくことも可能です。

なかなか、小さい子用のゲームとしては、よく考えてあるゲームでした。
ただ、プレーに使うカードと、チップとして使う「食べ物カード」と、カードの強さを参照するカードの3種類あるのですが、全部いっしょのデザインなんですね。
せめて、混ぜて遊ばないカードは、バックの色とかかえてくれるといいのになぁと思います。

これは、「そっとおやすみ」のおねむちゃんカードにもいえることですけどね。

ハンカチ落とし

最近、お気に入りの「ハンカチ落とし」です。
アミーゴの新作のなかでは、わたしが買ったのは1番最後だったのですが、実はこれが1番遊べるゲームかなと今では考えています。
まあ、もっと小さい子には、「いろがごちゃませ」とかも、かなりオススメですが。

でも、ルール間違えまくっているこのゲームです。
今回のゲーム会で、やっとこさ、しっかりとしたルールでインストすることができるようになりました。

まず、前回の「ゆうもあゲーム会・京都」では、終了条件をしっかりしないまま遊んでいました。
記憶ゲームですから、カードを全部なくなるまでやっていたら、苦しい苦しい(笑)。

今回は、そのあたりをしっかりインストして、スタートです。

「おっ、めくられたカードにたどり着きました。それでは、表になっているカードを全部もらってください」

なくなったカードの分、4枚めくってと。

「これ、6枚そろえたら、勝ちなくですよね。けっこう簡単にそろいませんか?」

とお母さん。

「いやいや、でも、新しいのを一気に4枚も覚えなあかんからなぁ、けっこ大変やで」

とフォローしてくれるお父さん。
通りかかった、ベテランスタッフがそれを見て、

「ルール違っているよ」

あれ?
どうやら、もらえるのはたどり着いたカード1枚だけのようです。
そして、だから、常に変わるのはカード1枚だけ。でも、そのカードが示す次のカードは前回とは変わってくるので、少しずつパターンがかわっていくわけです。

ちょうど、お昼ご飯なので、一旦ゲームはそこまで。
お昼から、ちゃんとしたルールで、再戦しました。

このゲーム、何回もやって、どんなカードの種類があるのか覚えれば覚えるほど、難しくなっていく種類のゲームです。
以前遊んだ記憶と、今、遊んだ記憶がゴッチャになります。

あいかわらず、この手の集中力は、まったくないわたし。
前の人が、次の人のスタート位置を決めることができるので、子どもと一緒に遊んでいるときや、極端に実力が違うときは、わかりやすい場所からスタートしてあげるということで、ある程度の難易度も変えられそうな感じです。
ただ長考型のゲームなので、制限時間をもうけるとか、4人ぐらいの少人数で遊んだ方がいいかなぁと思いました。
今回は、5人で遊んだのですが、ちょっと待ち時間がながかったかな。待ち時間の間も、しっかり見ておかなければならないゲームなんですけどね。

そういえばこの日、「ザーガランド」という記憶ゲームも遊んだなぁと今思い出しました。
あれも、ゲームが進むにつけて、わけがわからなくなっていました。
お母さんが、ダントツトップで、勝利されています。
けっこう、記憶系のゲーム、お母さんや、女の子が勝つ率が多いような気がします。

楽しいんだけども、記憶系のゲームって、1日に2つも、3つもやるもんではないかもしれませんねぇ。

と言いつつ、「プレイスペース広島」さんで、「にわとりのしっぽ」を秘かに購入したわたしでありました。