平井和正,読書ウルフランド,エッセイ,ルナテック,平井 和正,狼のレクイエム,狼の世界

狼の世界 ウルフランド

平井 和正のエッセイというか読者との交流(?)を書いた「ウルフランド」です。

読みながらというか、アレクサに読んでもらっているのを聞きながら思ったのは、まあ、こんなことしてたら小説書けん様になるわでした。

特に、「狼のレクイエム」の第2部の改訂版。こんなもの、作者がお話を想像しただけでも、続きかけなくなるのは当たり前だと、今のわたしの年だとわかります。
それをご丁寧にカタチにしてしまっているという。
以前、読んだときには、爆笑して、そして、「コレもいいじゃないか」とか思っていましたが……。
「ハッピーエンドは物語の死」で、ここで殺しちゃったら、「狼のレクイエム」の第3部っていうのは、あんな風にいつまでたってもかかれない状態で放置され続けたのだと思います。
死だものをもう1回産み直すんだから、そら難産になりますわな。

でも、やらずにはいられない。それが、平井 和正。真面目で半分狂気の人だったのだなぁと。

杉浦次郎,読書ニセモノの錬金術師,マンガ,メイドインアビス,宇宙編,杉浦 次郎

ニセモノの錬金術師 第一部 ラフ版まとめ 中編 宇宙編

なかなか、いろんな闇があって、そこをストレートでなく表現しているところが、おもしろいです。
多分、「メイドインアビス」とかと同じ箱に入っている感じのおもしろさ。

あしべゆうほ,池田悦子,読書あしべ ゆうほ,悪魔の花嫁,池田 悦子,秋田書店

悪魔の花嫁16

昔は、水戸黄門みたいなパターンのお話って嫌いでした。「Xファイル」みたいに、前に行くフリをして全然進まない話も、なんだかなぁと思っていました。
でも、コレを読みながら前に進まない物語のおもしろさというのも、確かにあるのかもしれないとか思っています。

まあ、年取って、変化が嫌いになってきているというのもあるかもしれません。

七月鏡一,平井和正,早瀬マサト,石ノ森章太郎,読書サイボーグ009,チャンピオンREDコミックス,七月 鏡一,平井 和正,早瀬 マサト,石ノ森 章太郎,石森プロ,秋田書店,8マン,8マンVSサイボーグ009

8マンVSサイボーグ009 下

002の加速装置の話は入れて欲しかった。ミッシングリングつながるのに。まあ、テンポは悪くなるか。

まあ、大団円で、大団円という事は、物語は終了。そういう思想が、平井 和正にはあったなぁとか思いながら読んでました。
たしかに、「ハッピーエンドは、物語の死」でもある。

でも、死んだからこそ残るものもあるのかもとも思います。